芸能

『パラサイト』だけじゃない! アジア映画はこんなに面白い

Netflix映画『流転の地球』独占配信中

 今年のアカデミー賞では、韓国映画の『パラサイト 半地下の家族』がアジア映画としては初となる作品賞を受賞。世界中でもアジア映画への注目も高まっている。そこで、中国、香港、台湾において話題となっている映画を紹介しよう。

◆【中国】SFから文化大革命まで

「中国は1960年代後半から1970年代に起きた、社会運動『文化大革命』(文革)による変化が大きい」と、中国人映画ジャーナリスト徐昊辰(ジョ・コウシン)さんは言う。

「文革時は映画の上映は制限され、人々の生活は政府に締め付けられていました。その時代をたくましく生きた人たちの物語は共感を得られ、文革を扱った映画は現在でも人気が高い」(徐さん・以下同)

 また、文革後にデビューしたチャン・イーモウ監督(68才)やチェン・カイコー監督(67才)の存在も、いまの中国映画を語る上では欠かせないという。

「彼らは第五世代と呼ばれ、自由な発想で映画を作るようになり、海外でも高い評価を受けています」

 2000年代に入ってからは、急速な経済発展により、億単位の製作費がかけられるように。2019年はSF大作映画が製作され、興行収入約600億円の大ヒット。ハリウッド並みの迫力ある作品にも注目が集まっている。

・中国初の本格SF映画

『流転の地球』
「中国が53億円かけて製作したSF超大作。名もなきヒーローたちの壮絶な戦いに中国中が熱狂し、興行収入も600億円突破しました」(徐さん・以下同)

関連記事

トピックス

モンゴル滞在を終えて帰国された雅子さま(撮影/JMPA)
雅子さま、戦後80年の“かつてないほどの公務の連続”で体調は極限に近い状態か 夏の3度の静養に愛子さまが同行、スケジュールは美智子さまへの配慮も 
女性セブン
場所前には苦悩も明かしていた新横綱・大の里
新横綱・大の里、場所前に明かしていた苦悩と覚悟 苦手の名古屋場所は「唯一無二の横綱」への起点場所となるか
週刊ポスト
LINEヤフー現役社員の木村絵里子さん
LINEヤフー現役社員がグラビア挑戦で美しいカラダを披露「上司や同僚も応援してくれています」
NEWSポストセブン
医療的ケア児の娘を殺害した母親の公判が行われた(左はイメージ/Getty、右は福岡地裁/時事通信)
24時間介護が必要な「医療的ケア児の娘」を殺害…無理心中を計った母親の“心の線”を切った「夫の何気ない言葉」【判決・執行猶予付き懲役3年】
NEWSポストセブン
運転席に座る広末涼子容疑者
《事故後初の肉声》広末涼子、「ご心配をおかけしました」騒動を音声配信で謝罪 主婦業に励む近況伝える
NEWSポストセブン
近況について語った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)
渡邊渚さんが綴る自身の「健康状態」の変化 PTSD発症から2年が経ち「生きることを選択できるようになってきた」
NEWSポストセブン
昨年12月23日、福島県喜多方市の山間部にある民家にクマが出現した(写真はイメージです)
《またもクレーム殺到》「クマを殺すな」「クマがいる土地に人間が住んでるんだ!」ヒグマ駆除後に北海道の役場に電話相次ぐ…猟友会は「ヒグマの肉食化が進んでいる」と警鐘
NEWSポストセブン
レッドカーペットを彩った真美子さんのピアス(時事通信)
《価格は6万9300円》真美子さんがレッドカーペットで披露した“個性的なピアス”はLAデザイナーのハンドメイド品! セレクトショップ店員が驚きの声「どこで見つけてくれたのか…」【大谷翔平と手繋ぎ登壇】
NEWSポストセブン
鶴保庸介氏の失言は和歌山選挙区の自民党候補・二階伸康氏にも逆風か
「二階一族を全滅させる戦い」との声も…鶴保庸介氏「運がいいことに能登で地震」発言も攻撃材料になる和歌山選挙区「一族郎党、根こそぎ潰す」戦国時代のような様相に
NEWSポストセブン
竹内朋香さん(左)と山下市郎容疑者(左写真は飲食店紹介サイトより。現在は削除済み)
《浜松ガールズバー殺人》被害者・竹内朋香さん(27)の夫の慟哭「妻はとばっちりを受けただけ」「常連の客に自分の家族が殺されるなんて思うかよ」
週刊ポスト
真美子さん着用のピアスを製作したジュエリー工房の経営者が語った「驚きと喜び」
《真美子さん着用で話題》“個性的なピアス”を手がけたLAデザイナーの共同経営者が語った“驚きと興奮”「子どもの頃からドジャースファンで…」【大谷翔平と手繋ぎでレッドカーペット】
NEWSポストセブン
サークル活動に精を出す悠仁さま(2025年4月、茨城県つくば市。撮影/JMPA)
《普通の大学生として過ごす等身大の姿》悠仁さまが筑波大キャンパス生活で選んだ“人気ブランドのシューズ”ロゴ入りでも気にせず着用
週刊ポスト