『全員集合』には毎回、当時の売れっ子アイドルや演歌歌手などが数組登場し、時には三船敏郎や若山富三郎、菅原文太といった大物俳優や有名スポーツ選手がゲスト出演することもあった。
ゲストとして『全員集合』に何度も出演した小林幸子が振り返る。
「歌を歌ったりドリフの方々とコントをやったり。『聖歌隊』のコーナーでも何度も歌いました。エ~ンヤ~コ~ラヤットの振りはいまでも体で覚えています。
『全員集合』は放送の数日前に台本の読み合わせがあって、いかりやさんが話しだすと、みんなピシッと静かになる。まるで学校の先生の話を真面目に聞いているような感じでした」
1974年3月、荒井が脱退し、代わってドリフの“ボーヤ”(付き人)だった志村がメンバーに昇格。それを機に、『全員集合』は新しい時代に入っていく。
※週刊ポスト2020年4月17日号