ファンが聞いてみたかったユーモアな質問に笑顔で答える姿は、充実している今をうかがわせた。
最後は「多くの人々が、僕の演技で勇気を感じたとか、幸せになったとか言ってくれて、それが自分にとってのスケートのモチベーション、最後までやり通す意味になっていると思います。皆さんの期待に応えようとすることがやっぱり楽しいです」と締めた。
3月に今シーズン最大の目標だった世界選手権が、新型コロナウイルスの猛威により中止になり、全スケーターが不完全燃焼のままシーズンが終わってしまった。辛酸も舐めた冬だったが、羽生の視線はさらなる高みを見据えている。
「ジャンプなど技術もすごく大事だけれど、僕はもっと芸術面をよりアーティスティックに磨いて成長していきたいです。それに4回転半を頑張りたいなとも思っています」
プーさんの力で、前人未踏のクワッドアクセルを成功させてほしい。