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2020.04.14 16:00  NEWSポストセブン

2010年M-1決勝、スリムクラブを泣かせた笑い飯の一言

 しばらくすると、2本目をやり終えたコンビ・笑い飯の哲夫がやってきて、真栄田にこう言った。

「自分らの勝ちや」

 笑い飯は、9年連続で決勝進出を果たした「ミスターM-1」とでも呼ぶべき存在で、優勝候補の筆頭だった。真栄田が感慨深げに振り返る。

「そのひと言で、また、泣いてしまいました。ただ、『審査員は好みがあるから、もしかしたら、おれらが優勝してしまうかもしれん。そのときは1万円で許してな』って。そしたら、もう、涙が止まらなくなって。内間と目が合って、かっこいいなって」

 最終決戦の審査は、各審査員がおもしろいと思った組に1票ずつ入れることになっていた。その結果は、スリムクラブ2票、笑い飯5票で、笑い飯が戴冠した。それでも真栄田は、充実感でいっぱいだった。

「勝ち負けなんて、どうでもよくなってましたから。哲夫さんも珍しく泣いてて。そうしたら、内間が後ろで『1万円、1万円』ってブツブツ言ってるから、早いわ! って」

 M-1はこの年でいったん幕を閉じた。そして、2015年に復活する。出場資格制限も結成10年以内から15年以内に延び、スリムクラブは今も出場し続けている。しかし、2010年以降、上位3組の最終決戦の舞台からは遠ざかったままだ。真栄田が原因を分析する。

「知らず知らずのうちに、結果ばっかり求めるようになってしまったんでしょうね。なんかいい感じ、いい気持ちで、わあーっといけなくて……。頭でっかちになって、ネタが浮かんでも、ああでもないこうでもないしているうちに時間だけが経っていって、もう、予選が始まってるみたいな。だから、いつもぎりぎりのネタ。きっちりネタが完成して、自信を持って臨んだってことがないんですよね」

 そんな2人にとって、結成15年目となる今年は、大会規定によりM-1挑戦の最後の年となる。真栄田が言う。

「どれだけ楽しくできるかじゃないですか。この前も、公園で子どもたちが遊んでて、なぜかわかんないんですけど爆笑してたんですよ。そしたら、こっちも理由もなく笑っちゃって。そういうのって、なんか伝わるじゃないですか」

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