スポーツ

東京五輪目指す白鵬、「5月場所休止」は願ったり叶ったりか

東京五輪延期で引退プランも…(時事通信フォト)

 角界でも新型コロナ感染力士が出たが、相撲協会は「幕下以下」を理由に力士名を公表しない。

「個人情報だといって部屋名すら公表しない方針にした。ところが報道陣の質問に広報部は“横綱・大関の部屋ではない”と即答。3月場所後にタニマチを呼んでパーティをしたのは優勝した白鵬の宮城野部屋と、大関昇進を決めた朝乃山の高砂部屋だけ。わざわざ明言したのはパーティの参加者が動揺しないようにとの配慮だったようだ」(相撲担当記者)

 協会が神経質になる理由は、「5月場所をどうしても強行したいから」(同前)とみられている。力士感染を受けても、開催は既定路線だという。

 協会の姿勢には反発の声が上がる。執行部と距離を置く若手親方は「中止すべき」と言い切る。

「緊急事態宣言を受けて、部屋の中でも“密着自粛”としてぶつかり稽古などはNGになった。四股やテッポウばかりでは相撲勘が失われてしまう。そんな状態で本場所を迎えれば怪我人が続出する」

 その意見に同調しそうなのが、力士の頂点に立つ白鵬だという。

「家族の感染をとても心配しており、稽古どころか誰とも接触したくないと部屋にも顔を出さなくなった。自宅のトレーニングマシンで“稽古”に勤しんでいるそうです。

 もともと白鵬は東京五輪開会式の土俵入りを花道にするつもりだったが、延期で引退プランも先延ばし。年齢による衰えと怪我が恐い。程よく休みながら1年を過ごしたいところでしょう」(協会関係者)

関連記事

トピックス

役者でタレントの山口良一さん
《笑福亭笑瓶さんらいなくなりリポーターが2人に激減》30年以上続く長寿番組『噂の!東京マガジン』存続危機を乗り越えた“楽屋会議”「全員でBSに行きましょう」
NEWSポストセブン
11月16日にチャリティーイベントを開催した前田健太投手(Instagramより)
《いろんな裏切りもありました…》前田健太投手の妻・早穂夫人が明かした「交渉に同席」、氷室京介、B’z松本孝弘の妻との華麗なる交友関係
NEWSポストセブン
役者でタレントの山口良一さんが今も築地本願寺を訪れる理由とは…?(事務所提供)
《笑福亭笑瓶さんの月命日に今も必ず墓参り》俳優・山口良一(70)が2年半、毎月22日に築地本願寺で眠る亡き親友に手を合わせる理由
NEWSポストセブン
高市早苗氏が首相に就任してから1ヶ月が経過した(時事通信フォト)
高市早苗首相への“女性からの厳しい指摘”に「女性の敵は女性なのか」の議論勃発 日本社会に色濃く残る男尊女卑の風潮が“女性同士の攻撃”に拍車をかける現実
女性セブン
イギリス出身のインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)
《1日で1000人以上と関係を持った》金髪美女インフルエンサーが予告した過激ファンサービス… “唾液の入った大量の小瓶”を配るプランも【オーストラリアで抗議活動】
NEWSポストセブン
日本全国でこれまでにない勢いでクマの出没が増えている
《猟友会にも寄せられるクレーム》罠にかかった凶暴なクマの映像に「歯や爪が悪くなってかわいそう」と…クレームに悩む高齢ベテランハンターの“嘆き”とは
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)と稲川会の内堀和也会長
六代目山口組が住吉会最高幹部との盃を「突然中止」か…暴力団や警察関係者に緊張が走った竹内照明若頭の不可解な「2度の稲川会電撃訪問」
NEWSポストセブン
浅香光代さんと内縁の夫・世志凡太氏
《訃報》コメディアン・世志凡太さん逝去、音楽プロデューサーとして「フィンガー5」を世に送り出し…直近で明かしていた現在の生活「周囲は“浅香光代さんの夫”と認識しています」
NEWSポストセブン
警視庁赤坂署に入る大津陽一郎容疑者(共同通信)
《赤坂・ライブハウス刺傷で現役自衛官逮捕》「妻子を隠して被害女性と“不倫”」「別れたがトラブルない」“チャリ20キロ爆走男” 大津陽一郎容疑者の呆れた供述とあまりに高い計画性
NEWSポストセブン
無銭飲食を繰り返したとして逮捕された台湾出身のインフルエンサーペイ・チャン(34)(Instagramより)
《支払いの代わりに性的サービスを提案》米・美しすぎる台湾出身の“食い逃げ犯”、高級店で無銭飲食を繰り返す 「美食家インフルエンサー」の“手口”【1か月で5回の逮捕】
NEWSポストセブン
温泉モデルとして混浴温泉を推しているしずかちゃん(左はイメージ/Getty Images)
「自然の一部になれる」温泉モデル・しずかちゃんが“混浴温泉”を残すべく活動を続ける理由「最初はカップルや夫婦で行くことをオススメします」
NEWSポストセブン
シェントーン寺院を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月20日、撮影/横田紋子)
《ラオスご訪問で“お似合い”と絶賛の声》「すてきで何回もみちゃう」愛子さま、メンズライクなパンツスーツから一転 “定番色”ピンクの民族衣装をお召しに
NEWSポストセブン