ライフ

教育界のノーベル賞トップ10入り教師選、子供が読むべき3冊

グローバル・ティーチャー賞にも選出された教師が紹介するのは

 学校再開に向けて動き出した地域もあるが、予断を許さない状況に変わりはなく、都市部では休校が続いている。京都・立命館小学校の英語教員、正頭英和さんは、新型コロナウイルスコロナの影響でたくさんのことが奪われてしまったものの、唯一得たものがあると話す。

「それは“時間”です。その大事な時間を、読書を通してぜひ興味や関心を伸ばしてほしいと思います」(正頭さん)

 2019年に“教育界のノーベル賞”ことグローバル・ティーチャー賞にトップ10入りした正頭さんは、休校中のいま、児童に読書を促している。そこで正頭さんに、子供が読むべき本を紹介してもらった。

【プロフィール】
◆立命館小学校英語教員・ICT教育部長 正頭英和さん/2019年に教育界のノーベル賞『グローバル・ティーチャー賞』トップ10入り。

 
 日頃、子供たちに「出会いを大事にしよう」と話している正頭さん。ここで言う出会いとは、“人”“非日常”“本”の3つだ。

「出会いは人生を豊かにし、自分を成長させてくれます。本が好きな人は、本から世界を広めることができる。本が苦手なら、人と話せばいい。人と話すことが苦手なら旅行という非日常でもいい。

 新しい出会いは心の健康にもつながります。学校ならクラス替えや席替えでハラハラドキドキする緊張感や高揚感が得られますが、休校が長引いているいま、本は高揚感をもたらす大切なツールなのです」(正頭さん・以下同)

 正頭さんは、休校中のいまだからこそ、勉強する意味を問い掛ける『手紙屋~蛍雪編~』を、そして外出自粛でイライラした日には、母親目線で日常を描いた絵本『おかあさんはね』を読んで、心を見つめ直すことを提案する。

【正頭英和さんがおすすめする3冊】
『手紙屋~蛍雪編~』
ディスカヴァー・トゥエンティワン/喜多川泰
「“なぜ勉強するのか”を考えたい人におすすめ。高校生と手紙屋さんとのやりとりを読むうちに、勉強したい気持ちがわいてきて楽しくなるかも」

『おかあさんはね』
マイクロマガジン社/エイミー・クラウス・ローゼンタール(著)、トム・リヒテンヘルド(イラスト)
 子供は毎日が学び。親も親で試行錯誤の連続。「絵本ですが、思春期の小中学生こそぜひ読んでほしい。ほんの少し、イライラした気持ちが落ち着くかもしれませんよ」

関連記事

トピックス

裏金問題を受けて辞職した宮澤博行・衆院議員
【パパ活辞職】宮澤博行議員、夜の繁華街でキャバクラ嬢に破顔 今井絵理子議員が食べた後の骨をむさぼり食う芸も
NEWSポストセブン
海外向けビジネスでは契約書とにらめっこの日々だという
フジ元アナ・秋元優里氏、竹林騒動から6年を経て再婚 現在はビジネス推進局で海外担当、お相手は総合商社の幹部クラス
女性セブン
岸信夫元防衛相の長男・信千世氏(写真/共同通信社)
《世襲候補の“裏金相続”問題》岸信夫元防衛相の長男・信千世氏、二階俊博元幹事長の後継者 次期総選挙にも大きな影響
週刊ポスト
女優業のほか、YouTuberとしての活動にも精を出す川口春奈
女優業快調の川口春奈はYouTubeも大人気 「一人ラーメン」に続いて「サウナ動画」もヒット
週刊ポスト
二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ
《独立後相次ぐオファー》二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ 「終盤に出てくる重要な役」か
女性セブン
真剣交際していることがわかった斉藤ちはると姫野和樹(各写真は本人のインスタグラムより)
《匂わせインスタ連続投稿》テレ朝・斎藤ちはるアナ、“姫野和樹となら世間に知られてもいい”の真剣愛「彼のレクサス運転」「お揃いヴィトンのブレスレット」
NEWSポストセブン
デビュー50年の太田裕美、乳がん治療終了から5年目の試練 呂律が回らず歌うことが困難に、コンサート出演は見合わせて休養に専念
デビュー50年の太田裕美、乳がん治療終了から5年目の試練 呂律が回らず歌うことが困難に、コンサート出演は見合わせて休養に専念
女性セブン
今回のドラマは篠原涼子にとっても正念場だという(時事通信フォト)
【代表作が10年近く出ていない】篠原涼子、新ドラマ『イップス』の現場は和気藹々でも心中は…評価次第では今後のオファーに影響も
週刊ポスト
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
破局した大倉忠義と広瀬アリス
《スクープ》広瀬アリスと大倉忠義が破局!2年交際も「仕事が順調すぎて」すれ違い、アリスはすでに引っ越し
女性セブン
大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン