グラビア

写真家・竹中直人が振り返る 篠原涼子・奥菜恵・小島聖ら

およそ20年前の伝説の企画が甦る

 竹中直人が押すシャッター音に反応し、女優がますます艶めいていく──2002~2005年に計19回掲載した本誌・週刊ポストの人気グラビアシリーズだ。自身も演者だからこそ引き出すことができた、女優たちの表情には永遠の美しさがある。竹中が撮影を振り返る。

 * * *
 うわぁ~懐かしい……こんな企画があったなんて……それも20年も前なんて……今思い返しても渚に打ちよせる光る波のような、まるで映画を撮影してるようなロマンチックな時間でした……。「本番…よーいハイ」って静かに呟きながら撮影していたっけ。

 デジタルではなくまだフィルムの時代でしたからね…うわぁ~そんな…信じられない…フィルムの時代があったなんて…良かったなフィルムの時代…。その時代を生きられた事は本当に嬉しい。フィルムの匂いを感じられた事…。

 ぼくは映画も監督します。憧れの女優を撮影する事はまるで夢を見ている感覚です。この週刊ポストの撮影現場では写真撮影というより映画のワンシーンを撮影する感じで撮っていました。

 なんとも言えないゾクっとするような緊張感と柔らかな抱擁力を感じながらその女優の佇む場所、光、そこに吹く風、匂い、息づかい、そんなものを感じながらシャッターを押していました。そしてひとりひとりの女優さんに合わせて撮影場所や衣装を決めるのも心地よい作業でした。

 今回 再び登場してくださる皆さんとは久しくお会いしていないです…なんてこった…!「いつかまた会えるさ」なんてのんびりした事は言ってられない。人生は本当に短くあっと言う間…その中で出会える女優なんてわずかでしかない。ただのすれ違いで終わってしまうことなんてたくさんある。

関連記事

トピックス

10月22日、殺人未遂の疑いで東京都練馬区の国家公務員・大津陽一郎容疑者(43)が逮捕された(時事通信フォト/共同通信)
《赤坂ライブハウス刺傷》「2~3日帰らないときもあったみたいだけど…」家族思いの妻子もち自衛官がなぜ”待ち伏せ犯行”…、親族が語る容疑者の人物像とは
NEWSポストセブン
ミセス・若井(左、Xより)との“通い愛”を報じられたNiziUのNINA(右、Instagramより)
《ミセス若井と“通い愛”》「嫌なことや、聞きたくないことも入ってきた」NiziU・NINAが涙ながらに吐露した“苦悩”、前向きに披露した「きっかけになったギター演奏」
NEWSポストセブン
「ラオ・シルク・レジデンス」を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月21日、撮影/横田紋子)
「華やかさと品の良さが絶妙」愛子さま、淡いラベンダーのワンピにピンクのボレロでフェミニンなコーデ
NEWSポストセブン
クマ被害で亡くなった笹崎勝巳さん(左・撮影/山口比佐夫、右・AFP=時事)
《笹崎勝巳レフェリー追悼》プロレス仲間たちと家族で送った葬儀「奥さんやお子さんも気丈に対応されていました」、クマ襲撃の現場となった温泉施設は営業再開
NEWSポストセブン
役者でタレントの山口良一さん
《笑福亭笑瓶さんらいなくなりリポーターが2人に激減》30年以上続く長寿番組『噂の!東京マガジン』存続危機を乗り越えた“楽屋会議”「全員でBSに行きましょう」
NEWSポストセブン
11月16日にチャリティーイベントを開催した前田健太投手(Instagramより)
《いろんな裏切りもありました…》前田健太投手の妻・早穂夫人が明かした「交渉に同席」、氷室京介、B’z松本孝弘の妻との華麗なる交友関係
NEWSポストセブン
高市早苗氏が首相に就任してから1ヶ月が経過した(時事通信フォト)
高市早苗首相への“女性からの厳しい指摘”に「女性の敵は女性なのか」の議論勃発 日本社会に色濃く残る男尊女卑の風潮が“女性同士の攻撃”に拍車をかける現実
女性セブン
イギリス出身のインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)
《1日で1000人以上と関係を持った》金髪美女インフルエンサーが予告した過激ファンサービス… “唾液の入った大量の小瓶”を配るプランも【オーストラリアで抗議活動】
NEWSポストセブン
日本全国でこれまでにない勢いでクマの出没が増えている
《猟友会にも寄せられるクレーム》罠にかかった凶暴なクマの映像に「歯や爪が悪くなってかわいそう」と…クレームに悩む高齢ベテランハンターの“嘆き”とは
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)と稲川会の内堀和也会長
六代目山口組が住吉会最高幹部との盃を「突然中止」か…暴力団や警察関係者に緊張が走った竹内照明若頭の不可解な「2度の稲川会電撃訪問」
NEWSポストセブン
警視庁赤坂署に入る大津陽一郎容疑者(共同通信)
《赤坂・ライブハウス刺傷で現役自衛官逮捕》「妻子を隠して被害女性と“不倫”」「別れたがトラブルない」“チャリ20キロ爆走男” 大津陽一郎容疑者の呆れた供述とあまりに高い計画性
NEWSポストセブン
無銭飲食を繰り返したとして逮捕された台湾出身のインフルエンサーペイ・チャン(34)(Instagramより)
《支払いの代わりに性的サービスを提案》米・美しすぎる台湾出身の“食い逃げ犯”、高級店で無銭飲食を繰り返す 「美食家インフルエンサー」の“手口”【1か月で5回の逮捕】
NEWSポストセブン