スポーツ

広島・如水館高校 元プロ監督が“伝書鳩LINE”で厳重注意

対広陵戦での監督とコーチのLINEでのやり取り

 各都道府県の高野連が独自の地方大会開催を協議するなか、広島の強豪・如水館高校が揺れている。学校関係者が語る。

「昨年4月に元プロ野球選手の大久保学氏(55)が野球部の監督に就任したのですが、就任直後の県大会から、バックネット裏のコーチに審判や相手選手の特徴をスマホに送らせていたことが発覚。今年5月、監督とコーチに対して高野連から厳重注意を受けたのです」

 県の高野連は試合中のルールとして、「ベンチ内への携帯電話の持ち込み」を禁止している。

「携帯の持ち込みを許すと試合中に外部の情報がリアルタイムで入手できてしまい、フェアプレー精神に反するからです」(スポーツ紙記者)

 本誌は昨春の広島県大会で強豪・広陵を下した2回戦での、ベンチ外のコーチから監督に送られたLINEを入手した。

〈(相手投手は)右バッターの入りが変化球で、左バッターの入りがストレートが多いです〉
〈〇〇(相手校選手の実名)のスライダーに広陵があって来てます〉
〈球審は左バッターの外のストライクゾーン広い〉

 その他、守備シフト、9人の相手打者の特徴を事細かにベンチの監督に送信。如水館はこの県大会で準優勝に輝いた。

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