国内
2020.06.15 11:00 週刊ポスト
防衛大が軟禁状態で異常事態 脱走、不審火、自殺未遂、賭博
学生たちの間で疑心暗鬼が積み重なるなか、防衛大側の対応は納得のいくものではないという。
「5月末には突然、全1学年に対して、部屋長(各居室の上級生指導役)から『宛名はなしでいいから家族に向けた手紙を書け』と命令が下りたというのです。書き終えたところで一度、手紙は回収され、指導教官に渡すという説明がなされた。
その後、各自に戻された手紙に宛名を書くよう指示があり、封をしないまま提出させられた。この手紙が、実際に家族のもとに発送されたのです。事態の沈静化と統制を取るためなのかもしれないが、これは“検閲”ではないのか」(同前)
さらに、ここにきて学内で問題化しているのが、学生間での「賭博行為」だという。前出の現役学生が明かす。
「完全なる軟禁状態で授業もなかったので、ある大隊では『PX富豪』と呼ばれる賭けトランプが横行していたことが発覚したのです」
PXとは学内にある売店を指し、トランプの「大富豪」で負けた学生が売店でお菓子や煙草などを買ってくる仕組みから、「PX富豪」の呼び名がついたという。
「その遊びがどんどん大きな金額を賭けるものに。新入生が約50万円の負けを抱えてしまい、怖くなって指導教官に告白して発覚したといいます。トランプ以外に賭け麻雀もあり、すでに警務隊(自衛隊の部内の秩序維持にあたる部隊)が捜査に動いている」(同前)
“士官学校”たる防衛大にあるまじき乱れた内情というほかない。
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