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2020.06.30 11:00  週刊ポスト

「小池百合子」とは日本の女たちの「復讐」のアイコンか

◆だから小池は賭けに出る

 小池都知事の政治遍歴を見ると、細川護煕氏に誘われて日本新党から参議院選に立候補(1992年)した際、比例区2位の当選圏内に自分の名前を記載させている。その後、新進党、自由党、保守党を経て自民党に入党、小泉内閣で環境大臣として初入閣すると、2005年の郵政選挙(衆院選)では、自ら望んで「刺客」として東京10区に国替えし、自民党の有力議員を落選させた。2016年の東京都知事選立候補を含め、いずれも政治家として大きな賭けだが、勝率はつねに20%以上あったのではないだろうか。──希望の党では失速したが、失敗しても都知事の地位は傷つかないようにしていた。

 日本はいまだ「前近代的」な男社会だが、そんななかで強烈なリーダーシップを発揮する小池都知事はどのように見られているのだろうか。

 ここで参考になるのは、日本よりはるかに男尊女卑なインドの西ベンガル州で行なわれたクオータ制(議席割り当て)の社会実験だ。ランダムに選んだ村に「議会の3分の1は女性でなければならない」「議長は女性でなければならない」というルールを課し、これまでと変わらない男性議員ばかりの村と比較した。

 その結果はというと、残念なことに、女性が社会進出しても男性の偏見はまったく変化しなかった。しかし同時に、女性の議長を体験した村では、ひとびとは女が指導者として無能だとは思わなくなった。男性有権者は女性の演説をあいかわらず低く評価したが、以前よりもずっと女性候補に投票するようになったのだ。

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