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2020.06.30 11:00  週刊ポスト

「小池百合子」とは日本の女たちの「復讐」のアイコンか

 このことを強調したうえで議論を先に進めるならば、男女平等が当たり前の欧米でも、「男と女では競争に対する生得的なちがいがあるのではないか」との議論が起きている。

 子育て経験者なら誰もが同意するだろうが、男の子は集団で戦争ごっこを好み、女の子はペアで人形遊びを好む。なぜ子どもの頃からこうした性差が生じるのか。「そんなのはすべて男性中心主義の洗脳だ」という話を脇に置いておけば、もっとも説得力があるのは、「進化の過程でリスクへの異なる適応が発達した」との説だ。

 子どもを産み育てるには両親が揃っていたほうが有利だろうが、どちらか一方の選択なら母親になる。妊娠中は流産のおそれがあるし、乳児は母乳を与えられなければ生き延びられない。それを考えれば、女性がリスクを避けるように進化したと考えるのは筋が通っている。

 一方、男はどうかというと、人間社会はゴリラのようなかんぜんな一夫多妻ではないものの、ハーレムや大奥を持ち出すまでもなく、社会的な地位が高ければより多くの若くて魅力的な女を獲得できることは間違いない。だとしたら男は、リスクを負って“天下取り”を狙うよう進化したはずだ。

 獰猛な権力者に挑めば殺されるかもしれないが、だからといって、生涯「非モテ」のまま安全に暮らしていたのでは子孫を残すことができない。私たちはみな、過酷な競争に勝ち残った男たちの末裔なのだ。

 この理屈が正しいとすると、競争社会では必然的に、リスクを好む男が有利になり、リスクを避ける女は不利になる。政治家や官僚、企業のトップなど、社会を動かす「重要人物」の大半が男なのは進化論的に正当な理由があるのだ──。

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