今も活躍する人物を演じる工夫をしたという

 デビューを懸けた女の争いや、怨念にまみれた秘書・礼香こと田中みな実(33)の怪演、クセが強すぎるキャラクターたちに、耳に残る独特なせりふ回しなど、放送されるたびにTwitterでは『アユ』『M』などがトレンドワードにランクインした。

「全員、Mの世界観にどっぷり浸かった迫真の演技。迫真過ぎて、ポーカーフェイスを保つのがかなり厳しい。礼香さんとのシーンは普通に笑っちゃってますよ(笑い)」

 数ある名場面の中でも三浦がいちばん大変だったと振り返るのは「俺を信じろ!」とアユに向かって叫んだ“あのシーン”だ。

「大雨の中、崖の上でのシーンはやっぱり強烈でしたね。まだ冬で寒いし、雨が強すぎて目を開けるのもツラくて(笑い)。でもそれくらい強い気持ちがあるんだということがストレートに伝わったかな」

 当時の興奮を私たちに思い出させてくれたドラマも、残すところあと1話。平成の熱狂が行き着いたラストシーンを、令和の時代にしかと見つめたい。

【プロフィール】
三浦翔平/みうら・しょうへい。1988年生まれ。2007年に『ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト』でフォトジェニック賞と理想の恋人賞を受賞。2008年には『ごくせん 第3シリーズ』(日本テレビ系)に出演し、以降『花ざかりの君たちへ』(フジテレビ系)、『ダメな私に恋してください』(TBS系)、『教場』(フジテレビ系)など多数出演。

■撮影/佐藤航嗣

※女性セブン2020年7月16日号

ドラマ『M』はクセの強いキャラが多い

稀代のプロデューサーを演じる

「マサ」を見られるのはあとわずか

曲の選定にもかかわったという三浦

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