松浦勝人一覧

【松浦勝人】に関するニュースを集めたページです。

三浦翔平が見せた
三浦翔平語る『M』 ギア上げるきっかけの松浦勝人氏の言葉
「J-POP史を塗り替えた歌姫」と「彼女を見出しこの世に送り出した名プロデューサー」の物語が“新たな伝説”を生んでいる。浜崎あゆみ(41才)と音楽プロデューサー・松浦勝人氏(55才)の“事実を基にしたフィクション”を原作としたドラマ『M 愛すべき人がいて』(AbemaTV/テレビ朝日系)は、その内容とともに強烈な演出が「ハマる!」「クセになる!」と回を重ねるごとに話題に。 最終回直前、マサを演じる、三浦翔平が登場。撮影裏話から思い出のシーンまでたっぷり語ってくれた。「実際にいまも活躍されているかたを演じるのは難しいというか、どこまで実在に寄せてリアルにやればいいのか、どのくらい振り切っていいのか…監督やプロデューサーと何度も何度も話し合いました」(三浦・以下同) クールで自信家、しかし本当は情熱的で泥臭い――。平成のヒットチャートを作った男・マサを演じるのは、簡単なことではなかった。「でも、4話目の撮影現場に松浦さんが来てくださったんです。怒られるかな、と心配しましたが、“好きなようにやってください”と言ってくれて。それで本当に吹っ切れたというか、ギアを一段上げた感じですね」 これまでとはガラッと変わったキャラクターを熱演し新境地を開いたが、自身の中でもマサのような“プロデュース願望”はあるという。「役者として、もっともっと自分自身をブラッシュアップしていきたいという自己プロデュース欲はあります。そういう意味で、今回のドラマは台本からせりふ、演じ方までいろいろと意見を言わせていただきました」 例えば、劇中で挿入される浜崎の曲はシーンに合わせ三浦が選曲しているものも。また、第1話でマサからの“7回目の電話”で初めてアユと2人で会う約束をするのは、浜崎の大ヒットソング『appears』の歌詞から着想を得た三浦のアイディアだったとか。「台本通りなら2回目ですぐ会うことになってたんです。でも、それじゃ味気ないなと思って。そういう細かいところまできっちりやりたいなと思ったんですよ」 デビューを懸けた女の争いや、怨念にまみれた秘書・礼香こと田中みな実(33)の怪演、クセが強すぎるキャラクターたちに、耳に残る独特なせりふ回しなど、放送されるたびにTwitterでは『アユ』『M』などがトレンドワードにランクインした。「全員、Mの世界観にどっぷり浸かった迫真の演技。迫真過ぎて、ポーカーフェイスを保つのがかなり厳しい。礼香さんとのシーンは普通に笑っちゃってますよ(笑い)」 数ある名場面の中でも三浦がいちばん大変だったと振り返るのは「俺を信じろ!」とアユに向かって叫んだ“あのシーン”だ。「大雨の中、崖の上でのシーンはやっぱり強烈でしたね。まだ冬で寒いし、雨が強すぎて目を開けるのもツラくて(笑い)。でもそれくらい強い気持ちがあるんだということがストレートに伝わったかな」 当時の興奮を私たちに思い出させてくれたドラマも、残すところあと1話。平成の熱狂が行き着いたラストシーンを、令和の時代にしかと見つめたい。【プロフィール】三浦翔平/みうら・しょうへい。1988年生まれ。2007年に『ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト』でフォトジェニック賞と理想の恋人賞を受賞。2008年には『ごくせん 第3シリーズ』(日本テレビ系)に出演し、以降『花ざかりの君たちへ』(フジテレビ系)、『ダメな私に恋してください』(TBS系)、『教場』(フジテレビ系)など多数出演。■撮影/佐藤航嗣※女性セブン2020年7月16日号
2020.07.04 07:00
女性セブン
浜崎あゆみが沈黙を守る ドラマ『M』の話は御法度か
浜崎あゆみが沈黙を守る ドラマ『M』の話は御法度か
 新型コロナウイルスの影響はテレビ業界にも波及。撮影ができず、多くの春ドラマが放送延期に。そんな中、大きな反響を呼んでいるのが『M 愛すべき人がいて』(テレビ朝日系)だ。浜崎あゆみ(41才)の自伝的小説を実写化した、深夜枠ながら注目度ナンバーワンとも評される異色のドラマだ。「内容が原作から大きく変えられていて、キャラクターはとにかく濃く、演出はとにかく過剰。それがウケています」(ドラマウオッチャー) しかし、浜崎ファンにはドラマの内容よりも気になることがあるという。浜崎が自らのドラマについて、一切の沈黙を貫いているのだ。昨年11月、第1子を出産した浜崎は現在、育児に励む日々を送っている。「本来ならツアー中ですが、新型コロナにとても敏感になっていて、外出自粛を徹底しているそうです。ツアー再開に備えてスタッフらとミーティングするのも自宅。あゆは料理が得意だから、もっぱら食事は自炊です。たまにウーバーイーツを利用するときも、受け取りはスタッフにお願いしているようです。 自宅には、“マミー”と呼ぶ母親のほかは、信頼できるスタッフだけが出入りしていて、その中には、パパと目される“チームあゆ”の男性もいるとか。とにかくわが子を守るための母親としての意識がとても強いです」(浜崎の知人) ステイホーム中ならば、自身がモデルとなったドラマを見ていそうだが…。「実は、あゆの前で『M』を話題にするのは御法度になっています。そもそも原作からして事実を基にしたフィクション。ドラマ版はそこからさらにデフォルメされており、コメントしづらいのでしょう。育児をする中で、過去の恋愛をメディアで語ることを避けるような心境の変化が起こったのかもしれません」(芸能関係者) 浜崎役を演じる安斉かれん(20才)とは、まだ一度も顔合わせをしていないという。「エイベックス会長の松浦勝人さんが、本の出版当初はSNSであゆについて頻繁に投稿していたものの、ドラマ版の放送が近づくにつれ安斉さんに関する投稿ばかりが目立つようになった。〝ポストあゆ〟として注目される安斉さんは小柄な体形に大きな瞳とビジュアルもあゆと比べられがち。あゆは、いま何かを発言すると作品や関係者に影響が出ることがわかっているから沈黙しているのでしょう」(前出・芸能関係者) ドラマの舞台は約20年前の“ブレーク前夜”。母となったいまの浜崎は、わが子を守ることに集中しているのだろう。※女性セブン2020年6月4日号
2020.05.22 16:00
女性セブン
「M」は伝説のドラマとなるか(イラスト/ヨシムラヒロム)
『M』の魔力 僕らはなぜアユとマサから目が離せないのか
 放送のたびに各所で話題になるドラマ『M~愛すべき人がいて~』(テレビ朝日、AbemaTV)は、ヒロインのモデルである浜崎あゆみファン以外も虜にしている。眼帯をつけたライバル役の田中みな実や、ハイテンションなボイストレーナーとしてゲスト出演した水野美紀らが話題だが、やはりヒロインとその相手役の関係が気になるというのは、イラストレーターでコラムニストのヨシムラヒロム氏。大映ドラマ視聴体験を通過していない世代でもあるヨシムラ氏が、アユとマサからなぜ目が離せなくなるのか、そしてドラマ『M』が持つ魔力について考えた。 * * *“浜崎あゆみ”を見ると、中3の冬を思い出す。当時、浜崎あゆみは社会現象となっていて、女子生徒の多くが何かしらのグッズを持っていた。身に付けるだけでは満足できなかったのだろう、クラスのマドンナ的存在の金井さんの机には白い修正液で特徴的な”A”のロゴまでもがレタリングされていた。僕にとって”アユ”とは、金井さんの机に刻まれた”A”を指す。 あれから20年の月日が経ったが、まさかここにきて”浜崎あゆみ”のイメージが更新されるとは思ってもみなかった。今現在の僕にとって”アユ”とはテレビ朝日とAbemaTVが共同制作しているドラマ『M~愛すべき人がいて~』である。現在、第3話までが公開されているのだが、もう浜崎あゆみとそのプロデューサー・松浦勝人のドラマに夢中、夢中。33歳となった今、人生で最も浜崎あゆみの曲に親しんでいる。なんたって、ドラマで盛りあがる場面になると必ず浜崎あゆみのヒット曲が流れるのだ。最高の状態で曲を聴くわけだから、グッとくるに決まっている。このドラマを観るようになって、一生でいちばん、彼女の曲に耳を傾けている。 様々な角度から検証されている話題作だが、個人的に注視してしまったのがアユ(浜崎あゆみがモデル)とマサ(松浦勝人がモデル)のディープな関係性。劇中、アユとマサは”浜崎あゆみ”というスターを生むための共同作業を行う。2人は強い繋がりと理想をエネルギーに換えて、新世界を築き上げていく。 ドラマの世界観は現実ではなく、基本的な設定から創作だろう……、と疑いたくなるほどクセが強い。しかし、アユとマサのモデルである浜崎あゆみと松浦勝人が実際に周囲に及ぼした影響をかなり忠実に再現している、と聞いた。確かに松浦勝人のInstagramを見ると、マサのような熱い男である。ドラマで非現実的に感じる2人の世界がリアルだったのか、と思えてくる記述がそこかしこにある。 例えば、4月18日に投稿された写真では松浦自身と浜崎あゆみがハグをしている。下記は投稿に添えられた文章である。「いつもどんな時も何があっても どんなことがあっても 俺たちは負けなかったよな。 多分それはこれからも続くのさ。 永遠にね。 誰に邪魔されても ぜってえ負けねぇ!」「ぜってえ負けねぇ!」という根性論の匂いが強い言葉は、オシャレ空間であるインスタに似合わないはず。しかし、浜崎、松浦ペアにとってはこれこそインスタ映え! そして、2人の精神性を完璧に再現しているのがドラマ『M~愛すべき人がいて~』である。 ドラマで多く描写されているのは、今のところ2人の下積み時代である。タレントとして仕事はあるけれど自分はくすぶっていると悩むアユを、すでにスタープロデューサーだったマサが見出し、「ぜってえ負けねぇ!」2人が「今までにいないカッコいいアーティスト像」を築き上げる過程を描く。毎回、アユには理不尽にも見える試練が与えられるが、くじけそうになっても、マサから叱咤激励されて必ず乗り越える。 たとえば、あるときはアユの練習シューズに画鋲が入れられている。別のときには、デビューする歌手を選ぶためアユとそのライバルは山岳レースをさせられる。他にも嫌がらせを含めたアユを邪魔する様々な出来事が襲いかかるが、毎回、最後にアユとマサは試練をクリアし抱きしめ合う。だから各話の最後には、困難を乗り越えた安心感が漂い、勧善懲悪のヒーロードラマのようにすべてが解決したような気持ちで見終わることが出来る。『M~愛すべき人がいて~』は構図が明確で、物語の展開はとことんわかりやすくスカッとしている。そして、「浜崎あゆみはのちにスターになる」と知っている我々は、アユとマサが「ぜってえ負けねぇ!」カタチでドラマが終わることもあらかじめ分かっている。安心して観ていられるドラマでもある。 その一方で、エピソードのひとつひとつは、安心して観ていられるものばかりではない。策略によってマサとの待ち合わせ場所へ入れなかったアユが突然、庭で歌い出したり、浜辺に流木で17文字もの歌詞を書いたりする。どちらもアユの才能の素晴らしさにマサが感激するのだが、アユの突飛な行動に驚かされるのが先に立って、感激するマサに共感するのはなかなか難しい。それはきっと、アユであれば何をしてもすべてを納得させる力があった時代をそのまま描写しているためではないかと思う。 1990年代後半の浜崎あゆみは何をしても最先端でかわいく、格好いい存在だった。あれから随分と時は経ったわけで。21世紀になり20年、元号も平成から令和に変わったし、中学のマドンナだった金井さんも結婚したと聞く。彼女が浜崎あゆみの世界観にどっぷり浸かっていた20年前なら、2人が綴る『浜崎あゆみ物語』にリアリティを感じ、有無も言わさず納得させられた(かもしれない)。しかし、2020年の視聴者である僕は、金井さんと違って当時の熱狂を外側から観ていたため渦の中の勢いが思い出にすら残っていないから、アユとマサの熱さと勢いに驚かされ、振り回される。この振り回される感覚が、だんだん癖になってくるからこのドラマは侮れない。 作り手は本気でアユとマサの物語のリアルを描いているつもりなのだと思う。しかし、コチラが瞬時にそれをリアルと受け止めきれない。奇妙な非現実感を生み出すのだ。成功への渇望はかなり強く、目指すは「売れる」「スターになる」こと。2人の目標は世の中の人が注目する輝く存在となることなのに、劇中向き合う困難は、まるで梶原一騎原作のスポ根マンガのように具体的なハードルだ。そのスクワット1000回のような障害を乗り越えることは、果たして2人が目指すゴールへと繋がっているのか?と思わなくはないが、そんな疑問をじっくり考える暇を与えぬ過剰なリアクションでアユとマサは困難をクリアし続ける。 一話を見終わって少し経つと「過剰すぎやしないか……」と思わせるドラマである。「今やっている苦労はどこで報われるのだろう……」と首をかしげたくなるような努力を続けるバディを、自分は応援すべきなのか迷う。画面に現れるアユとマサ以外の人物が持つ情報量が多いことも相まって、視聴者は2人を冷笑する敵役たちのほうへ目を向けてしまう。そして、我ながら意地悪いなあと思うが、目標に向かって熱く燃えあがるアユとマサを嘲笑ってしまう。街中で濃厚にイチャつくバカップルをついつい観察してしまう感じに似ているのか……、内心「うわぁ~」となりながらも僕を夢中にさせる。脇役のことばかり話題にしても、結局はアユとマサが気になるのだ。だって、何があってもお互いを必要とするカップルなんて、羨ましいに決まってる。 結局、コチラはなんだかんだ言っても1990年代から現在までを駆け抜けてきたアユ(浜崎あゆみ)とマサ(松浦勝人)から目が離せてないわけで。現在は圧倒的なスターがいない時代である。だからこそ、平成という時代にカリスマと君臨していた浜崎あゆみの熱量に引きつけられる。スターのサクセスストーリーは誰しもが興味を持つもの。これだけでも十分すぎるのに、更に昭和的スポ根要素を加わる。浜崎あゆみ全盛期を知る人にとってはもうたまらないのだ。 そもそもドラマ『M~愛すべき人がいて~』は原作がノンフィクション作家による「事実を基にした」フィクション小説である。ドラマHPをみると「原作に”ドラマならでは”のオリジナル要素を加えて、壮大なスケールで描いていきます」と記載されていた。「激動の音楽業界の光と影を圧倒的なスケールで描く」とコピーが打たれているが「本当の音楽業界は違うだろ!」とツッコミを入れたくなる……が、そんなことを言うのは野暮である! 演者の熱演が光るドラマではあるが、唯一気がかりな点が第4話以降の放送が未定なことである。制作上の都合なので仕方はないが、早く続きを観たいものである。 現状、僕は『M~愛すべき人がいて~』に大きな可能性を感じている。その時代に大きなブームを起こしたドラマは、これまで数々のコメディアンによってモノマネされ、パロディになり、元のドラマを知らない人にも伝えられる存在となってきた。マサのセリフ「俺を作った虹を渡れ」が、ドラマを観なかった人にも届くパワーワードとなるのを期待したい。●ヨシムラヒロム/1986年生まれ、東京出身。武蔵野美術大学基礎デザイン学科卒業。イラストレーター、コラムニスト、中野区観光大使。五反田のコワーキングスペースpaoで月一回開かれるイベント「微学校」の校長としても活動中。著書に『美大生図鑑』(飛鳥新社)
2020.05.16 16:00
NEWSポストセブン
番組公式HPより
田中みな実の眼帯でバズる『M』 「腹筋崩壊」は褒め言葉か
 ドラマの制作者もネットでの“評判”を無視はできない時代だ。視聴率とはまた別の指標として参考にしているに違いない。ドラマウォッチを続ける作家で五感生活研究所代表の山下柚実氏が、週末のネットを騒がせているドラマについて分析した。 * * * ドラマ撮影延期のケースも続く中、深夜帯ではコメディエンヌたちがぶっ飛んだ演技を見せてくれています。羽田美智子の『隕石家族』(フジテレビ系土曜日午後11時40分)、水野美紀の『浦安鉄筋家族』(テレビ東京系金曜深夜0時12分)と、いずれも「家族」が看板のギャグドラマ。 いや、もう一つ忘れてはいけないファミリーギャグがあります。そう、「南青山のエイベックス」という「ファミリー」をドラマ化した『M 愛すべき人がいて』(テレビ朝日系土曜午後11時15分)です。 物語は……浜崎あゆみがスターダムへと駆け上っていった道のりを小説にした同名原作のドラマ化。安斉かれん(アユ役)・三浦翔平(マックス・マサ役)の二人を軸に90年代の音楽業界の光と影と愛を描く、という触れ込み。蓋を開けてみると……シリアスな業界モノというより「ギャグドラマの真骨頂」「腹筋崩壊」と注目され、ネット上での“バズり”を狙うスタンスも感じられます。これがギャグ作品だと言えるのは、できるだけ物語の筋に「感情移入できないよう」、人間関係のストーリーに「熱中しないよう」、醒めるための周到な仕掛けが複数用意されているからです。 例えば、マサ役・三浦さんの「俺の作った虹を渡れ!」に代表される大げさなセリフ。浜崎あゆみ役・安斉さんの人工的な輪郭・声色、サイボーグ感満載の実在性のなさ。レコード会社社長・大浜役の高嶋政伸さんは、目を剥くヒール役演技で既視感ありあり。あれは『黒皮の手帖』の大手予備校理事長役だったか。意図的に演技を被らせているということかもしれません。 中でも象徴的なのが、マサの秘書、礼香役の田中みな実さん。海賊風の眼帯(オレンジ色)が意味不明で、アユへの嫉妬を増幅させて「彼女しぶといですよ、ゴキブリみたいに」と周囲をそそのかしたり、陰湿ないじめぶりを展開。狙いすぎで鼻白むほど。かつての音楽業界の雰囲気を再現したり恋愛・人間関係をドラマとして高めていくことよりも、SNSの反響を当て込んだ今風「エンターテイメント」と言えるでしょう。 マサのモデルは言わずと知れたエイベックス会長・音楽プロデューサー松浦勝人氏。ご自身もSNSに参画して盛り上げ役に。ドラマに合わせて浜崎さんとのツーショットのみならず、「壁ドン」写真までアップして、笑いをとることも含めて「戯れ」ぶりを披露してくれています。 ついでに松浦氏のインスタでの発言を見ると、今回のコロナ騒動とエンタメ界の大打撃について「古いやり方に囚われ、本当の世の中の様子が見えてない業界人はもはや手遅れだ。正直早く手を引いた方がいいと言っておく」と記しています。そして今後は新しい形の触れ合い方やコミュニケーションの取り方が出てくると断言し、「現状の古い体質の芸能音楽業界から起きるとは限らない。むしろ逆だ。今までのやり方に囚われ、新型コロナ収束と共にまた昔のようにファンが戻ってくると考えているのならあなたはこの業界から手を引いた方がいい」と手厳しい見解も示されている。ちなみに、あなたって誰なのでしょう? どこかに仮想敵がいるのか。 最後は「僕も古い芸能の人間なので、できるならばそれは若い人に任せ、エンターテインメントを楽しむという本来の普通の人に戻りたい」と結んでいました。自分自身をすでに「古い」と規定しているあたりも確信犯です。『M 愛すべき人がいて』も残念ながら新型コロナウイルスの影響は免れることができず、4話以降は放送延期に。 しかし本日9日には第4話以降のみどころも初出しするという特別編「第一話リミックスバージョン」が放送されるようです。古い芸能界と世代交代。大きな時代の変遷に遭遇している実感を抱きながら斜めに見ると面白いドラマかもしれません。 ただ、田中みな実さんの眼帯程度でバズる人気を当て込むレベルだと、日本のドラマの今後に一抹の不安を感じます。この先、また想定できない危機がやってきてドラマの撮影も止まってしまうかもしれません。再放送ばかりの状況が再びやってくるかもしれない。その時に「繰り返し鑑賞するに耐える、優れた過去作品」が日本にあまりにも少なかったら? 何度も噛みしめて味わえるような、簡単には消費されないような、奥深いドラマ作品が生まれてきてくれることを切に祈りたいと思います。
2020.05.09 16:00
NEWSポストセブン
2019年5月にデートが目撃された浜崎あゆみ
浜崎あゆみ、想定外だった出産の全真相 「産みたい」一心で
《昨年末に天使を産みママになりました》。1月1日深夜に会員制ファンクラブサイトで、男児を出産していたことを報告した浜崎あゆみ(41才)。突然の告白に、世間は驚きに包まれた。「子供の父親は年下の一般男性で11月に出産したそうです。ただ、昨年の彼女はずっとツアーやコンサートをしていましたからね。ママになりましたと急に言われても、『いつ妊娠していたんだ…』と戸惑うファンが多いんです」(芸能関係者) 確かに彼女は、2018年10月から昨年2月まで全国ツアー、4月にはさいたまスーパーアリーナでデビュー21周年記念のコンサートを2日連続で行った。 さらに令和が始まった5月から8月まで再びツアーで全国を駆け巡り、12月31日にはファンが「聖地」と呼ぶ東京・代々木体育館でカウントダウンライブを開催している。「出産時期から逆算すると、4月のコンサートは妊娠3か月頃で、一般的にはつわりのピーク。8月のツアーは安定期に入っているとはいえ、ミニスカにハイヒールで歌って踊るなんて無謀すぎます。本当に妊娠していたのか…。頻繁に更新していたインスタグラムの画像を見ても、“異変”は感じられませんでした」(あゆのファン) 相手の男性のプロフィールが不明なことも、謎を深める一因になっている。あゆは2011年にオーストリア人俳優と米国で結婚証明書を取得したが、わずか1年で破局。その後はバックダンサーの「マロ」こと内山磨我(まろか)氏との交際や、10才年下の米国人大学院生との結婚、離婚で世を賑わせた。 昨年8月には、自伝的小説『M 愛すべき人がいて』(小松成美著、幻冬舎)を出版し、エイベックスの松浦勝人会長と熱烈に交際していた過去も明かされていた。「確かに恋多き女性だけど、そのほとんどを包み隠すことなく公にするのが、あゆのやり方です。だからこそ女性ファンが多いのだけど、今回の謎だらけの発表は彼女らしくありません。産後約1か月でのカウントダウンライブは体力的に無理との声も多く、ネットでは、『本当は外国で代理出産をしたのでは?』といぶかる書き込みも散見されるほどです」(前出のあゆのファン)◆関係者も気付かなかった ファンにとっては疑問符だらけの出産報告だが、あゆを知る関係者は「本当に普通の出産だったんです」と話す。「相手は“チームあゆ”の1人で同じ業界の関係者。ただ結婚を考えていたわけではなかったため、妊娠はあゆにとっては“想定外”だったようです。過酷なツアースケジュールが控えていた上に、高齢出産のリスクも理解していましたが、40才を過ぎての自然妊娠だったので、最後のチャンスだと思った。“とにかく新たな命を授かりたい、子供を産みたい”との一心で、出産することを決めたそうです」 前出の『M 愛すべき人がいて』の出版も、実は妊娠の影響があったという。「浜崎さんは出版の準備を進めていましたが、暴露本と受け止められるような内容を含むだけに、最終的なゴーサインをためらっていました。ところが思わぬ妊娠がわかって、出産の決意をするとともに“母としてこれまでの自分の歩みを明らかにしておこう”という覚悟を固めて、出版に踏み切ったんでしょう」(前出・あゆを知る関係者) 身近な人もあゆの妊娠にはまったく気づかなかったという。関係者が続ける。「確かに夏頃にかなりふくよかになり、10月末~11月頃に急にやせた印象はありましたが、今までもライブ前後で体形が変化することがあったので、本当に気づかなかった。あゆにとっての“聖地”代々木でのカウントダウンコンサートが3年ぶりということもあり、公表はそれを終えてからという本人の意向が強かったんですが、産後は断食ダイエットも取り入れながら死ぬ気でトレーニングしたようです。赤ちゃんはあゆにソックリですよ」「国勢調査」によれば、結婚せずひとりで子供を育てる「選択的シングルマザー」は、1995年の約2万4400人から2015年には約11万3500人にまで増加した。 その多くは貧困に苦しむ層であり、公的な支援が必要とされる。一方で「金銭的な余裕があるなら、結婚抜きで子供を産んで育ててみたい」と望む女性が増えていることも事実だ。「日本人女性のライフスタイルが多様化するなかで、浜崎さんはシングルマザーの道を選びました。もちろん、稼ぎがあるからできることですが、男性に頼らず、仕事と子育てを両立することを決めた彼女の生き方は、多くの女性に勇気を与えるはずです」(前出・あゆを知る関係者) 昨年5月に始まった全国ツアーには以下の意味深なキャッチコピーがつけられた。「こんな掟破りな展開を、誰が予想できただろうか――。」 今年は、2月から8月まで全国ツアーを行うあゆ。歌姫の掟破りの人生がこの先も続く。※女性セブン2020年1月16・23日号
2020.01.05 16:00
女性セブン
沢尻エリカ 巨額違約金発生でも事務所が契約解除しない理由
沢尻エリカ 巨額違約金発生でも事務所が契約解除しない理由
 大河女優として飛躍の年を迎えるはずが、大きく暗転したのが麻薬取締法違反の罪で東京地検に起訴され、12月6日に保釈された沢尻エリカ(33)だ。保釈後、所属事務所は〈本人を更生するための支援をいたします〉とコメントを発表した。「ASKAや清水アキラの三男の清水良太郎のように、薬物逮捕で即、契約解除が多いなか、これは異例の対応です」(芸能関係者) ジャーナリストの伊藤博敏氏が指摘する。「彼女が所属するエイベックスの面倒見のよさは折り紙付き。小室哲哉氏が著作権の二重譲渡を巡る詐欺容疑で逮捕された事件では、被害額の5億円と慰謝料1億円、遅延金5000万円の計6億5000万円を同グループ会長の松浦勝人氏が弁済した」 沢尻が保釈後に直行した都内の病院の個室は1泊20万円以上とされる。「億単位とみられる違約金もあるなかで彼女を守るのは、それだけの価値があると判断しているのだろう。酒井法子のように、逮捕後に海外で活躍する路線も視野に入れているのでは」(前出・芸能関係者) ただ、その酒井も逮捕時の事務所に解雇されている。支援の内容について事務所に聞いたところ、担当マネージャーはこう答えた。「沢尻は個人事務所があり、業務提携で弊社に所属している。入院費用は個人事務所が支払っています。彼女を切る(提携解除する)のは簡単ですが、違約金など含め更生に向けて真摯に責任を果たしたい」 契約を続ける以上は、事務所が負う責任も大きい。更生の道筋をつけられるのか。※週刊ポスト2020年1月3・10日号
2019.12.25 07:00
週刊ポスト
直撃に応じたKEIKO
小室哲哉と泥沼離婚調停 KEIKOに直撃「復縁なんて全っ然」
 世間を驚かせた電撃婚が2002年のこと。当時、誰が今のふたりを想像できただろうか――。稀代のカリスマ音楽プロデューサー・小室哲哉(60才)と彼を支えたシンガーの妻・KEIKO(47才)。今や直接話をすることすらない。互いに“別れ方”を巡ってドロ沼の離婚調停に突入していた。 大分県大分市から車を30分ほど走らせると、戦国時代にキリシタン大名・大友宗麟が築いた城下町である臼杵市にたどり着く。10月中旬の週末、風光明媚なこの街で、白のロングトップスにデニム、足元は真っ赤なバレエシューズ姿の女性が本誌・女性セブンにこう話した。「ジムやカラオケにはたまに行きますよ。“まだ声は出るのかしら”みたいな感じで、自分の歌を歌うこともあります」 女性は、globeのボーカル・KEIKO。現在、東京から離れ、実家の大分県で暮らしている。その彼女に夫・小室氏との復縁について尋ねると、首を横に振りながら、「もうそれは全っ然!」 と困ったような笑みを浮かべて否定した。 2011年10月にくも膜下出血で倒れたKEIKO。5時間にわたる大手術で一命は取り留めたものの、高次脳機能障害が残った。だが冒頭の様子からもわかるように、彼女の体調は順調に回復している。「本当に元気で日常生活にはまったく問題なく、歌や踊りの練習をしながら時々上京しています。今年1月には休止していたツイッターを再開し、4月にミスチルのライブを鑑賞したことをツイートしていました」(テレビ局関係者) 一方の小室氏は8月、福島県で開かれた中高生の交流会に姿を現した。「スマホアプリを使った作詞作曲についての講義を任されたようです。引退会見以来、約1年半ぶりの公の場でした。“ボランティアとして若い子にいろんな話をしたい”という思いがあった小室さんは長髪を後ろで束ね、少しふっくらした印象でした」(芸能関係者) KEIKOの知人が語る。「まだ、ふたりは婚姻関係にありますが関係は修復不可能です。KEIKOさんが昨年、“婚姻関係にあるのだから生活費を入れてほしい”と頼むと、小室さんが離婚を切り出したそうです。すでに離婚調停中で、今年に入り5回も調停が行われているそうです。 それだけでなく、別居中の生活費である『婚姻費用』についても争っています。小室さんが最初、KEIKOさんに提示したのは月額8万円だったと聞きました。あんなに収入があるのに、さすがにその額はおかしいとKEIKOさんは思っていて…」 ふたりに亀裂が入った事の発端は、昨年1月。病に倒れたKEIKOの看病に追われていたはずの小室氏が、看護師と数年来にわたって不倫関係にあると『週刊文春』に報じられたことだ。 即座に会見を開いた小室氏は、病床のKEIKOが音楽に関心を持たないことや、会話や集中力が続かず「小学4年生の漢字ドリル」をやっていることなどを赤裸々に語り、介護で心身疲れ果てたとして突然の引退を表明した。「看護師の存在を知らなかったKEIKOさんは小室さんの会見をテレビで見て、涙を流したそうです。それに、彼女の本来の姿は小室さんが話すような状態ではなかったので、公の場でウソをつかれたことにショックを受けていました。会見以降、小室さんと彼女が顔を合わせることは一度もなかったそうです」(別の芸能関係者) それからというもの、連絡を取り合う際は弁護士を通じてで、直接話すことはなくなったという。そして、離婚調停へと進展した。「その調停が難航しているんです。KEIKOさんも離婚の成立を望んでいるのですが、なかなか認められずにいる。なんでも、小室さんに対して、うやむやにしてほしくない件があるようなんです」(前出・別の芸能関係者)◆年間1億円の収入もセコすぎる対応 大きな理由は小室氏の「借金問題」にあるという。「小室さんは昔から派手な生活を送る一方で金銭トラブルが絶えなかった。過去に香港で立ち上げた音楽制作会社は70億円以上の損失を被ったとされています。 2008年には、音楽著作権の譲渡を巡る詐欺事件で、会社社長から5億円をだまし取ったとして詐欺容疑で逮捕されました。小室さんは被害者への返済などのため、懇意にしていたエイベックスの松浦勝人会長CEOやKEIKOさんの実家からも多額の借金があるとされています」(前出・芸能関係者) 引退会見で小室氏は「これからどれほど生活水準とか、そういうことが下がったりとかは、計り知れません」と語ったが、収入面はいまだ“セレブ水準”だ。「ヒットメーカーである小室さんが受け取るカラオケなどの印税を含んだ収入は年間1億円に達すると聞きます。昨年の会見後には港区にある家賃100万円超の高級マンションに引っ越して、今も住み続けています。高額収入があるのに、関係各所への返済がまだ済んでいないそうなんです」(音楽業界関係者) 離婚調停でも、そうした小室氏の金銭問題がネックになっているという。「年収1億円もあるのに婚姻費用を月額8万円と、“過小申告”している小室さんの態度に、KEIKOさん側は全く納得できていません。実家への借金について、彼女がどれだけ把握しているかはわかりませんが、いまだ返済されたとは聞いていない。 小室さんのセコすぎる対応に同じく個人的にお金を貸して返済されていない松浦会長も呆れ果て、ついには携帯電話の電話帳から“小室哲哉を削除した”と言っている人もいます。四面楚歌の小室さんですが、KEIKOさんとの離婚調停がこのまま不成立ならば、裁判という可能性も充分ありえます」(前出・音楽業界関係者) 小室氏との関係はどうなるのか。冒頭のKEIKOへの直撃シーンに戻る。――小室さんの金銭トラブルで離婚が進まないそうで?「ハハハ(苦笑)」――小室さんと直接お話しされることは?「…(無言で首を振る)」――KEIKOさんの気持ちは離婚で固まっている?「そうですねぇ…」――小室さんが抱えるKEIKOさんのご実家への借金は、億単位とも聞いていますが。「いやぁ…ハハハ(苦笑)」 返答に窮するKEIKOに代わり、横にいた彼女の姉がこう答えた。「どうなんだろう、そこはちょっとわからないですけども。そこまで(の額)はもうないのかなと思います」 KEIKOも姉も「詳しい話ができず心苦しい」や「いつかタイミングが来れば…」などと繰り返し話しており、離婚調停がうまく進んでいない現状をうかがわせた。 2002年に5億円挙式をしたふたりの関係に、いつピリオドが打たれるのだろうか。※女性セブン2019年11月7・14日号
2019.10.23 16:00
女性セブン
『M』ドラマ、あゆ役に安斉かれん、松浦氏役は岩田剛典との情報
『M』ドラマ、あゆ役に安斉かれん、松浦氏役は岩田剛典との情報
 歌手、浜崎あゆみ(40才)が、音楽プロデューサーでエイベックスの松浦勝人会長(54才)との交際を初告白した小説『M 愛すべき人がいて』(幻冬舎刊)が、爆発的な売れ行きを見せている。2度目の増刷で累計13万部を突破。来春には、テレビ朝日系で連続ドラマ化されることが、一部で報じられた。原作はノンフィクション作家の小松成美氏が執筆し、登場人物が実名で登場することから、「かなり生々しいドラマになるのでは?」と期待が高まっている。 そこで気になるのが、ドラマの配役だ。ネット上では、ファンがあゆ役に沢尻エリカ(33才)や、“福岡で一番かわいい女の子”の異名を持つ今田美桜(22才)など複数の名をあげている。そんな中、最有力候補の1人として急浮上しているのが、シンガー・ソングライター、安斉かれん(20才)だ。 あまり聞きなじみのない名前だが、実は安斉、エイベックスでも「ポストあゆ」と期待される気鋭の存在だ。東京・渋谷の人気ショップで“カリスマ店員”として働きながら、多くのファッション誌などに登場。「ポスギャル(ポスト・ミレニアム・ギャル)」として話題になった。金髪のギャル風ルックスは、あゆの全盛期を思わせる。中学、高校ではサックスに明け暮れ、「音楽の世界で生きていたい」と決意したという。「エイベックスは“令和元日”の5月1日、安斉が16才のころに詞を書いた『世界の全て敵に感じて孤独さえ愛していた』でデビューさせています。そのことからも、新時代のスター候補として高い期待を寄せていることは明らかです。ドラマの主題歌も安斉が歌う可能性もあります」(音楽業界関係者) 安斉も自身の公式ツイッターで、あゆ関連のつぶやきを連日、リツイートし続けるなど、ファンたちが「既にあゆ役が決定した」「年齢的にもちょうどいい」などと期待を寄せている。 ただ、安斉は新人で演技経験も乏しい。その彼女を優しくリードする相手役も気になるところ。「松浦さん役はさまざまな名前があがっています。松浦さんの繊細でアンニュイなイメージに合い、エイベックスとも関係のある人が候補でしょう。三代目J Soul Brothersの岩田剛典さん(30才)が有力視されています」(前出・音楽業界関係者) 相手が経験豊富な岩田となれば、初演技の安斉でも不安は少なそうだが、果たして…?
2019.08.31 16:00
NEWSポストセブン
女性ソロアーティストのシングル総売上枚数1位など輝かしい記録を持つあゆ
浜崎あゆみ、松浦氏との恋を初告白 秘話綴られた本が出版
 現在、自身最長となる2年越しのライブツアー真っ只中の浜崎あゆみ(40才)。全国各地の会場を駆けまわっているさなかの8月1日、一冊の本が出版される。タイトルは『M 愛すべき人がいて』(幻冬舎)。17才だったあゆのデビュー前夜からブレークを遂げた1999年まで約4年間の軌跡が綴られている。「驚くべきは“禁断の恋”。あゆとエイベックスの代表取締役会長・CEOである松浦勝人さん(54才)との壮絶な恋模様がつぶさに描かれていて、彼女の名曲誕生の裏側も明かされています」(レコード会社関係者) かつては「女子高生のカリスマ」と呼ばれたあゆ。歌はもちろん、ファッションやメイクまで彼女の一挙手一投足が世間の関心を集め、安室奈美恵さん(41才)や宇多田ヒカル(36才)らをしのぐ人気を誇った。 あゆはまた、恋愛や結婚などプライベートでも多くの話題を呼んできた。なかでも最もよく知られているのは、TOKIOの長瀬智也(40才)との恋だろう。「2人の関係は2000年から7年間も続きました。交際宣言をし、おそろいのタトゥーを入れて公然と関係をアピール。海外旅行から帰国した時、報道陣の前を手をつないで歩いた2人の姿は今も鮮明に覚えています。日本のアーティストも堂々として“ハリウッド女優”のようになった、格好いいなと思った印象的な出来事でした」(スポーツ紙記者) しかし、この恋は終焉を迎える。その後あゆは2度の結婚と離婚を繰り返し、そのたびに「長瀬との恋が尾を引いているのではないか」などと噂されてきた。しかし、本書では松浦さんとの恋こそ彼女の人生において最大の“柱”だったことがうかがえる。 本の表紙を開くと、そこにあるのは《事実に基づくフィクションである》という一文だ。この本の著者は、ノンフィクションライターの小松成美さん。彼女は、著名人を丹念に取材するノンフィクションの名手として知られる。「小松さんがあゆを長期間にわたって取材してまとめたのがこの本で、大部分は事実だと思われます。当時を知る人の間では“あゆの暴露本”とさえ囁かれています」(前出・レコード会社関係者) 事実、本書にはこれまでごく一部の人しか知りえなかった内容が綴られている。 福岡で育ったあゆは幼い頃に父親が蒸発し、母親と祖母の3人で暮らしてきた。小学生の時にスカウトされてモデルデビューを果たした後、母や祖母とともに上京。女優として活動し、家族を支えるようになる。そんな中、東京・六本木のディスコ・ヴェルファーレのVIP席で出会ったのが、当時エイベックスの専務でカリスマプロデューサーとしてヒット曲を生み出していた松浦さんだった。 本書ではあゆのデビュー秘話についても触れられている。《専務は、三人か四人のグループにして、そのボーカルに私を、と言った。(略)私には無理。グループの中では自分を表現できない。(略)小学校の通信簿にも、六年間、協調性の欄に「努力しましょう」と書かれていた。(略)一人でいれば、人の顔色をうかがわず、自分のペースで生きることができる》  そう考えたあゆは、松浦さんに「一人で歌わせてほしい」と直談判し、ソロデビューが決まったという。  やがて松浦さんに対して恋心を募らせるようになったあゆ。彼女は楽曲のほとんどの作詞を手掛けているが、当時の詞に綴られていたのは、松浦さんへの切ない恋心だった。《頭に思い浮かぶ語彙のすべては、その人への想いの偽りのない反映だ。(略)ノートに書いた文章は、つまりラブレターだった》 1998年、ついにデビューを果たしたが、当初の評判は芳しくなかった。一方で、彼女にかける松浦さんの情熱はすさまじく「浜崎あゆみは人気が出ない」と言い放つテレビマンに殴りかかろうとしたこともあったという。  次第に思いを抑えきれなくなったあゆは、松浦さんに気持ちを伝える。そして、離婚し独身に戻っていた松浦さんは、あゆに運命的な告白をした。《私がドアを開けると、スーツを着た専務が立っていた。そして、(略)母に一礼すると、こう言った。「あゆみさんと付き合っています。真剣です」》 互いの思いを確認した2人は同棲を開始。あゆは15才年上の松浦さんのことを「マサ」と呼び、忙しい合間を縫って愛を注ぎ合った。交際に気づいたエイベックスの幹部らが猛反対したが、松浦さんは周囲を説得したという。《恋愛に勝るパワーはない。マサのそんな呟きを一、二度聞いたことがあって、私は勇気凛々だった》 ブレーク目前の歌姫とプロデューサーの禁断の恋。決して世間に知られないよう細心の注意を払い、あゆは携帯電話の電話帳に愛する彼を「M」と登録していたという。 しかし、禁断の恋はほどなくして終わりを迎える。互いに仕事に忙殺され、一緒に過ごせる時間はほとんどなく、すれ違いが生じ始めたのだ。 1999年のある夜、松浦さんが寝泊まりしているマンションを訪れたあゆの目に飛び込んできたのは、スタッフや美女たちと飲み会に興じる恋人の姿。ショックを受けたあゆは誰にも告げずに2日半にわたってホテルに身を隠した。「これは関係者しか知らない実話です。この時の思いを詞に落とし込んだのが翌年4月から3か月連続でリリースした『vogue』『Far away』『SEASONS』で、詞がかなり暗く、ファンの間では“絶望3部作”として知られています。この本により、あゆが抱えた絶望の理由が初めて明らかにされました」(レコード会社幹部) 純粋な思いを貫こうとするあゆと、プロデューサーとして“アーティスト・浜崎あゆみ”をより高みに押し上げようと奮闘する松浦さん。2人の心の間には埋めようのない大きな溝が生じ、やがて破局を迎えた。1999年の暮れのことである。「松浦さんと別れたあゆは、その後、カリスマアーティストとなり、エイベックスの全売上の4割を叩き出すほどの存在になりました。今思えば、あゆが松浦さん一人を思い続けていたら、数々の名曲は生まれなかったかもしれません。そう考えたら、別れは正しい決断だったともいえるのではないでしょうか」(前出・レコード会社幹部)  別れから、20年を迎えようとしている現在、2人はアーティストとプロデューサーとして再びタッグを組んだ。「最初、彼女は松浦さんとの恋を赤裸々にするのにかなり悩んでいた。でもすべてをさらけ出すことが“あゆ流”。それを思い出し、唯一隠してきた“禁断の恋”を語ることで、第二章のスタートラインに立つ決意を示したのだと思います。人気絶頂期にやめる歌姫が格好いいのは当然ですが、すべて赤裸々にさらけだし、泥くさくてもアーティストとして走り続けるあゆを、やっぱりすごく格好いい女だとわれわれは思います」(前出・レコード会社幹部)  あゆの名曲の歌詞を引用しながら、歌姫の知られざる情熱と孤独を綴った本書。読み終わった時、もう一度若き日の彼女の曲が聴きたくなる。※女性セブン2019年8月15日号
2019.07.31 05:00
女性セブン
トヨタ、ヤマダ電機、セガサミーなど、創業家のカネの使い道
トヨタ、ヤマダ電機、セガサミーなど、創業家のカネの使い道
 2017年度(2017年4月期~2018年3月期決算)の有価証券報告書を基に東京商工リサーチが行なった最新の集計によると、1億円以上の役員報酬を得ていたのは704人。前年度と比べ、「1億円超プレーヤー」は、98人も激増した。“超高給取り”のトップ100を表にまとめたところ、そこには、カリスマ経営者や名物社長の顔ぶれが並んだ。 堂々のトップは、ソニーの平井一夫・会長(57)。今年4月に社長を退任したことに伴う退職金が11億8000万円含まれているが、それを除いても約15億円の報酬を得ている。 平井氏に続くのは、海外から招聘された“外国人プロ経営者”たち。特にソフトバンクグループは、ロナルド・フィッシャー副会長(71)、マルセロ・クラウレ副社長(47)、ラジーブ・ミスラ副社長(69)の3人合わせて46億3100万円だった。 ちなみに、逮捕劇に揺れる日産自動車前会長のカルロス・ゴーン容疑者(64)は、8年間で計80億円もの過少記載を行なった疑いが浮上している。ただ、昨年度の有報に記載された分だけでゴーン容疑者の報酬は7億3500万円(18位)にのぼる。 日産はゴーン容疑者と、37位の西川廣人・社長(65)の2人がランクイン。同社では1億超えもこの2人のみだ。会見でゴーン容疑者の不正疑惑を詳らかにした西川社長の報酬は4億9900万円だった。 それでは、有り余る金を手に入れた人たちはどんな使い方をしているのだろう。 例えば、“叩き上げ”でトップに上りつめた平井氏の住まいは、東京タワーを間近に望む、都内でも有数の一等地に聳える42階建ての高級マンション。「スポーツカーをこよなく愛し、休日は高級車を乗り回す。車の他にもゲーム、ラジコン、天体望遠鏡、カメラ、時計と多趣味です。トレックやサーベロといった世界的メーカーの高級ロードバイクを複数持っている」(経済部記者) 一方、創業家の“高給取り”たちはどうか。3億8000万円で52位だったトヨタ自動車の豊田章男社長(62)は、「僕は『お坊ちゃん』と呼ばれますけど、違うんです。『超お坊ちゃん』なんです」と、かつて自らをこう表現したこともある。 豊田氏は社長業を離れれば、「モリゾウ」の名前でカーレーサーとしても活動している。趣味は車だけに限らず、所有する自社製の高級クルーザー『PONAM』は、約6000万円するという。「休みがほとんどないながら、“倒れるわけにいかない”と、体力増強にいろんな健康器具を買い込んでいるそう」(経済ジャーナリストの福田俊之氏) ヤマダ電機の創業者で、50位の3億9800万円を得ている山田昇・会長(75)の自宅は、群馬県前橋市内の高級住宅地にある敷地170坪、総工費は建物だけで2億円とも言われる。屋根には同社が力を入れるソーラーパネルが設置され、ひと際目を引く大邸宅だ。「篤志家でもあり、代表理事を務める財団を通じ、新しい病院の設立資金として2000万円を寄付したこともある」(前出・経済部記者) 自宅ガレージに数千万円するフェラーリが10台近く並んでいたこともあるというエイベックスの松浦勝人・会長(54)。3億7500万円で54位の松浦氏は、1000万円するリシャール・ミルの高級時計を衝動買いした経験もあるという。 セガサミーの里見治・会長(76)は、41位の4億5800万円。「サトノ」の冠名で有名な馬主だ。毎年行なわれる競走馬のセレクトセールで一番高い馬を競り落とすことで有名で、昨夏は2日間で10頭以上、計約16億円購入。今年7月にも、ディープインパクトの血統の牡馬を3億1320万円で落札した。「都内の自宅はさながら私設美術館。シャガールを始め、著名な画家の作品がズラリと飾られています。ワインセラーにも1本100万円以上の高価なワインが並んでいます」(競馬関係者) ゴーン容疑者の逮捕で、図らずもスポットライトが当たった“トップ経営者のお金の使い道”。他の1億円超プレーヤーたちの懐具合や暮らしぶりもまた、想像を遥かに超えていた。※週刊ポスト2018年12月14日号
2018.12.08 07:00
週刊ポスト
エイベックス松浦社長 スマホ時代こそ定額制音楽配信が最適
エイベックス松浦社長 スマホ時代こそ定額制音楽配信が最適
 5月27日、Android/iOS向けアプリ「AWA」がリリースされた。AWAといっても、かつて存在したアメリカのプロレス団体のことではない。エイベックス・デジタルとサイバーエージェントの共同出資による新会社・AWA(アワ)が開発したAndroid/iOS向けサブスプリクション型(定額制)音楽配信サービス(アプリ)のことだ。 開始段階では23のレーベル・プロダクションが参加して100万曲超が用意され、以後参加企業を増やして2015年末には500万曲、2016年末までに1000万曲の提供を見込む。ユーザーは最初の3ヶ月間は無料で使え、以後Lite Plan(月額360円)かPremium Plan(月額1080円)に移行しなくてはならない。 海外ではスウェーデン発の「Spotify」が高い支持を得ており、日本への進出も予想される。定額制は世界では音楽の聴き方の潮流の一つとなった。だが、多くの海外諸国とは異なり日本では、音楽の版権をレコード会社だけが所有するのでなく、プロダクションなども保有する。権利者の許可取りが非常に困難なことや、新しいことを突然開始することへの抵抗感もあり、業界一体となった活動がしにくいという事情があったのだ。とはいっても今後日本でもAWAだけでなく、LINE MUSIC、Apple Musicの登場も見込まれサブスクリプション型の競争激化も見込まれている。 AWAの配信楽曲調達手配の中心人物は、長年業界で活動してきたエイベックス・グループ・ホールディングスの松浦勝人社長*1。同氏が数年前からこのAWAの構想を実現すべく、同業者に丁寧に説明をし、今回のリリースに至った。参加予定企業はユニバーサルミュージックとワーナーミュージック・ジャパン、ソニー・ミュージックエンタテインメントや、JVCケンウッド、ビクターエンタテインメント、ポニーキャニオンなど国内外の大手も含め、23社におよぶ。*1:事業パートナーであるサイバーエージェントはアプリケーションの開発・運営およびビッグデータの活用、データ分析などの連携等を行う。◆サブスクリプションはスマホ時代にフィットした音楽視聴形態 今回のリリースにあたっては、松浦氏の音楽業界全体に対する大きな懸念があった。松浦氏は語る。「日本の音楽業界の売り上げが右肩下がりになってから10年以上になります*2。海外ではサブスクリプションのサービスはすでに始まっています。今後Spotifyを含め、海外のサービス*3が日本に入ってくるでしょうし、日本企業発のサービスも始まります。当然AppleやGoogleも参入してくるでしょうから、この分野のサービスが多数立ち上がります。 こうしたサービスの会員数のトータルが数千万単位の規模になったときに、音楽業界は右肩下がりの状況から脱せられます。利益構造も変わり、利益も出るようになります。こうしたことを私は確信していますので、海外から入ってくるサブスクリプションと、我々が展開するサービスで相乗効果を生み出し、会員数を伸ばして市場にも浸透させていきたい。具体的にどうなるかはまだわかりませんが、音楽の聴き方も変わっていくことでしょう。現在のスマホが必須になったライススタイルの中で、サブスクリプションは一番フィットする音楽関連サービスになっていくと思っています」*2:音楽ソフト+有料配信のピークは1998年の約6000億円。2014年は約3000億円。*3:iTunes Radio、Google Play、Amazon PRIME MUSIC、Rdio、Xbox Music、Playstation Music、Deezerなどがある。◆一番の特徴はあの懐かしの「ダビング」的機能 AWAの一番の特徴は「プレイリスト」だ。これは、ユーザーが作った思い入れのあるプレイリスト(複数の曲をユーザーが自由に組み合わせ、あたかもCDのプロデューサーになれるような機能)に加え、独自のリコメンド機能(「これを聴いたらどうですか? という推薦機能)により、「まだ知らぬ、でも好きな音楽」と、「好きだった音楽」との再会が実現される。 現在50歳の松浦氏も含めアラフォー~アラフィフ世代ならば分かるだろうが、かつて人々はラジカセに空のカセットテープを入れ、好きな曲がラジオから流れてきたら慌てて「REC」ボタンを押し、46分や60分が埋まるとA面・B面に何の曲が入っているかを、カセットテープに付随する紙にすべて記入していた。それが進化するとダブルカセットで「再生」(アーティストのテープを使用)と「録音」(空のテープを使用)を同時に行い、オリジナルカセットテープを作っていた。あるいは持っている複数のCDから好きな曲だけを集めて1枚のMDに入れていた。これをあたかも「自分だけのコンピレーションアルバム」のようにして友達や好きな人に貸したりしていたが、これを現代に蘇らせたようなものである。 これまでにもYouTubeでは同様の機能はあったものの、著作権者が削除要請をした場合、歯抜けのプレイリストとなり、「昨日までは聴けたのに……」といった事態もあった。AWAの場合はすでに許可を取ったものであるだけに、突然アーティストやレコード会社が脱退しない限り、こういった事態は発生しない。 多くの大手が今回参加し、今後さらに増やしていくが、いきなり23のレーベル・プロダクションが参加したが、これは容易なことだったのだろうか。「全然スムーズに立ち上がったとは思っていないですよ。日本に関してはとかく『ガラパゴス』と言われがちですが、特に音楽の分野でガラパゴスな部分が多いです。日本特有の権利関係が存在しており、サブスプリクションが欧米で流行っていながら、なかなか参入できなかったという障壁の原因にもなっていました。こうしたことを私達エイベックスは理解していたので、権利をクリアすることができたのではないかと思っています」(松浦氏) レコード会社に対してはこうしてつぶさに権利関係をクリアして協力体制を築き、AWAに理解を示してもらえたわけだが、実際に曲を作るアーティストも松浦氏の把握している範囲では賛成しているという。それは当初はCDで音楽を売っていたが、その後ダウンロードでの販売も受け入れられたのと同様のことだろう。「スマホという文化が今はあり、音楽もこの新しい文化を用いた新しい伝え方・広がり方が今回出てきました。アーティストもこの新しいスタイルの誕生によって、自分たちの音楽が今後広がっていくのかにすごく期待していると思いますよ。CDの重要性も変わりませんし、AWAができたことにより、新しい音楽のつくりかたといいますか、発表の仕方とか色々新しいものが出てくるのではないかと思います」(松浦氏)
2015.06.04 16:00
NEWSポストセブン
富裕層海外移住志向高まる 日本の所得税55%だが香港は17%
富裕層海外移住志向高まる 日本の所得税55%だが香港は17%
 今年8月、エイベックス社長の松浦勝人氏がフェイスブックに〈富裕層は日本にいなくなっても仕方ない〉と書き込み話題となった。富裕層への課税強化に反発する内容だった。元国税調査官でエヌエムシイ税理士法人税務総合戦略室の玉川育生氏はこう語る。「2015年に所得税の最高税率は50%から55%(地方税を含む)になり、相続税の最高税率も55%となります。一般的に、このような最高税率が適用されるのは会社の経営者が多いと言えます。 彼らは会社の利益の約40%を法人税として納税した上に、自らの報酬の半分以上を所得税として納付し、最終的には虎の子の財産にまで高率の相続税が課されるので、不満が高まるのは当然です。 たとえば香港の場合、所得税17%、法人税16.5%、相続税は0%ですので、富裕層の海外志向はかつてなく高まっている」 昨年、光学ガラスメーカー最大手・HOYAの鈴木洋CEOがシンガポールに移住、経営拠点も移したのはその典型だ。 税金の問題だけではない。デフレが続き、「安くてそこそこ質のいいもの」は普及したが、その分富裕層向けのサービスは未熟だ。経営コンサルタントの小林昇太郎氏(船井総合研究所)はこう言う。「富裕層向けサービスでは、オーダーメイドの考え方を徹底させること、即ち究極的な『ワン・トゥー・ワン・サービス』が必要となり、こだわりが人一倍強い富裕層に徹底的に身を捧げられるかが問われる。日本企業では、これまでの社内の評価体制などから、顧客一人ひとりに尽くすサービスができるところが少ない」※SAPIO2013年11月号
2013.10.21 07:00
SAPIO
所得増税について語った高須院長
高須院長 富裕層への所得増税に「今の税率は高くはない」
 高須クリニックの高須克弥院長が、世の中のさまざまな事象に斬り込むシリーズ企画「かっちゃんに訊け!!」。今回のテーマは、税金と富裕層。消費税、所得税、相続税など、さまざまな税金がアップされていくなか、富裕層にとって日本は住みにくい国になっているのか? 高須院長に聞いた。  * * *──来年4月に消費税率が8%に引き上げられることが正式に発表されました。高須院長としてはどう考えますか?高須:庶民にとっては厳しいよね。そもそもアベノミクスとかいっても、まだサラリーマンの給料は上がってないんだから。このままだと、給料が上がる前に、消費税が上がっちゃうよ。──庶民の負担は増えるばかり…といった感じですが、その一方で所得増税は、お金持ちに対する冷遇だという意見もあります。少し前ですが、avexの松浦勝人社長がフェイスブックで富裕層への所得税と地方税が合わせて55%になるのは高すぎると発言し話題になっていました。高須:いやあ、55%は決して高くないと思うよ。だって、ぼくが国税ともめてた20年位前のころの最高税率はたしか所得税が70%で、地方税が18%だったんだから。合わせて88%。残るのはたったの1割ちょっとだよ。それが今なら45%が残るんでしょ。いやあ、今の日本のお金持ちはむしろ優遇されてるよ。──たしかに9割を国に持っていかれていたと考えると、今の税率は良心的に思えますね。ただ、それだけではなくて、日本は相続税が高いという意見も多いです。高須:相続税がない国がたくさんあるから、それはたしかに富裕層にとっては厳しいところ。相続税の存在が海外に出て行くお金持ちの増加の大きな原因になっているのは間違いないと思う。「俺の土地は独立国だ! だから相続税なんか払わない!」なんて主張もできないしね(笑い)。──さすがにそれは絶対に無理ですね。高須:とはいっても、何度も言うけど、昔に比べりゃ今の日本はお金持ちが生きやすい世の中だよ。だって、昔は1割しか残らなかったんだよ、1割しか。今の税率なら、その4倍も5倍も残るわけでしょ。絶対に恵まれてるよ。まあ、それでも、まだ税金が高いっていうなら、予定納税をするといいと思うね。──予定納税というのは、前年の所得から算出されたその年の予定納税額の一部を前もって払っておくというものですよね。高須:そう。最終的な税金よりも多く予定納税をしていると、余計に払っていた分が還ってくるんだけど、それには利息がつくんだよ。しかも、4.3%という利率だから、銀行に預けておくよりも、よっぽどお得。特に、前の年から比べて所得が減りそうなときほど、多めに予定納税するのがいいね。差額も増えるから。──そんなテクニックもあるんですね。高須:利息目当てで「10億円くらい予定納税できないの?」って税理士に聞いたら、止められたけどね。さすがに銀行代わりに予定納税するのはダメみたい(笑い)。 * * * むしろ今の日本は富裕層が優遇されていると主張する高須院長だが、最近は寄付をすることが増え、納税額自体は以前に比べて減っているという。また、日本の税率の高さにうんざりして、海外に拠点を移す富裕層に対しては、「日本を大きくするようなつもりで、海外に出てほしい」と、あくまでも日本へ利益を還元すべきだと語っていた。【プロフィール】高須克弥(たかすかつや):1945年愛知県生まれ。医学博士。昭和大学医学部卒業、同大学院医学研究科博士課程修了。大学院在学中から海外へ(イタリアやドイツ)研修に行き、最新の美容外科技術を学ぶ。脂肪吸引手術をはじめ、世界の最新美容外科技術を日本に数多く紹介。 昭和大学医学部形成外科学客員教授。医療法人社団福祉会高須病院理事長。高須クリニック院長。人脈は芸能界、財界、政界と多岐にわたり幅広い。金色有功章、紺綬褒章を受章。著書に『バカにつける薬 ドクター高須の抱腹絶倒・健康術』(新潮OH!文庫)、『私、美人化計画』(祥伝社)、『シミ・しわ・たるみを自分で直す本』(KKベストセラーズ)、『ブスの壁』(新潮社、西原理恵子との共著)など。近著は『その健康法では「早死に」する!』(扶桑社)。
2013.10.19 07:00
NEWSポストセブン
宋文洲氏がavex松浦社長「富裕層いなくなる」発言は嘘と指摘
宋文洲氏がavex松浦社長「富裕層いなくなる」発言は嘘と指摘
 日本はお金持ちに厳しすぎる悪平等社会か、否か。富裕層に対する課税強化の動きが強まる中、エイベックス・グループ・ホールディングス社長の松浦勝人氏がフェイスブックで次のように発言(8月2日)し、波紋を広げている。<阿部(原文ママ)内閣支持率向上の狙いのためか、たいした税増収にならないにも関わらず富裕層への所得増税は決まり地方税とあわせれば55%という税金が所得にかけられる。そして、相続税も半端じゃない。うかつに死んだら家族が路頭に迷うはめにもなりかねない。(中略)所得税が20%代の国はたくさんある。相続税のない国もある。こんなことをしていたら富裕層はどんどん日本から離れていくだろう> ただし、すべての日本の富裕層が海外脱出を念頭に置いているわけではない。 年収2億円、昨年は7000万円の税金を支払ったインターネットビジネスのコンサルタント・久積篤史氏は「若手経営者たちが競って海外展開を考えるのは残念」と語った。ちなみに久積氏は六本木ヒルズに居住し、“ネオヒルズ族”とも称される若手経営者だ。「若い起業家にとって挑戦しづらい環境が間違いなく今の日本にはあります。以前と比べて海外での事業展開は簡単。どこにいてもパソコンがあればビジネスはできる。一方、ただし私自身は日本を盛り上げたいなァと。これは東日本大震災の衝撃が転機になったと思いますが、やっぱり生まれ育った日本のために役にたちたいという気持ちが強い」 富裕層といえば“拝金主義”ばかり槍玉にあがるが、『資産フライト』の著書を持つジャーナリストの山田順氏は、「これまで海外に出た日本の富裕層の方を何人か取材したが、彼らに愛国心がないと感じたことは一度もない」と語る。 日本の税制に不満を抱き海外に移住した日本の富裕層たちも郷愁にかられ、Uターンする例も多い。定年後、海外移住を考えたが結局、日本で老後を過ごすことにした元大手商社役員の話。「ちょっと病気や怪我なんかしちゃうと弱気になって里心がついちゃうんだよ。やっぱり単に税金が高い、安いだけで移住なんてできるもんじゃない。その国のことが好きで言葉だってできなきゃ」 多少税金が高いのも、“安全料”みたいに感じてしまう部分もあるんです、とこの元役員は頬を緩ませた。 さらに中国出身の経営コンサルタントの宋文洲氏は、「日本の最高税率が高いというけれど、北欧諸国の税率はもっと高い。松浦さんの結論である『富裕層が日本から出て行く』は嘘。もちろん一部の人間は海外移住をしているのは事実でしょうけど、大多数は日本に留まっている。 それは皆、日本の方が安心して暮らせるし、日本人は幼いころから海外の生活、つまり異文化、異言語の人間と暮らすことに慣れていない。皆、口で国や政府に文句をいっているだけで行動に移す気なんてありませんよ」 と“富裕層の海外移住説”を一蹴したうえで続けた。「松浦さんは不平等というけれど、日本の債務はGDPの200%あるんです。国の借金を解消しようとするときは、最も負担するのはお金持ちです。日本だけでなく世界中で、米国のリーマンショックの時もそうでした。それが社会的に公平なんです。 生存権が憲法で保障されている限り、貧乏人から取るわけにはいかない。新興国のいいところだけを引っ張ってきて比較してもアンフェアですよ」※週刊ポスト2013年9月6日号
2013.08.30 07:00
週刊ポスト
avex社長富裕層発言に経営者「同意。日本は法人税も不平等」
avex社長富裕層発言に経営者「同意。日本は法人税も不平等」
 日本はお金持ちに厳しすぎる悪平等社会か、否か。富裕層に対する課税強化の動きが強まる中、エイベックス・グループ・ホールディングス社長の松浦勝人氏がフェイスブックで<富裕層は日本にいなくなっても仕方ない>などと発言し、波紋を広げている。 ネットで大勢を占めたのは、<沢山の税金を払っているから敬えという下衆な心が見え透いている>など、批判的な論調だった。だが、所得が高くなればなるほど高い税率を課す累進課税制度に嫌気がさし、国外脱出を図る富裕層が増えているのも事実だ。 日本の外資系金融会社をリタイアし、現在は投資アドバイザーとして日本とニュージーランドを行き来するT氏(49歳)も“日本の悪平等社会”に悲観した。「稼いだ金の半分以上を所得税や住民税で巻き上げ、それだけの税金を支払ったうえで蓄財した資産を相続税で取り上げるのが日本。それって努力する人間、頑張った人間をあまりにバカにしていませんか。国境の垣根が低くなった今日、日本を脱出する私のような人間はますます多くなる」 ニュージーランドは相続税、贈与税がかからない。T氏は現在、都内に2か所と軽井沢に1か所の計3か所に不動産を所有する。が、これもじきに売却し海外の資産管理会社に移すそうだ。 エイベックスの松浦氏も<僕は自分の事はこの国に頼らずに自分でやっていこうと思う>とフェイスブックで語っていた。こうした考えに同調する日本の経営者は多い。現在は国内に基盤を持ってビジネスをする経営者も、機を見て海外に進出したい、と口々にいう。 ジュエリー業や不動産投資を営み、年収5億円を超えるという50代女性経営者のW氏はこう語った。「松浦さんの言葉って、私のような中小企業の経営者からするととても頷ける話なんですよ。所得税や相続税だけではなく法人税も同じく日本は不平等。 私の周りでは本社機能を海外に移す人が出てきています。でも実務は日本で行なう。会社を海外に移して、いったんは海外で仕事をうけて、それから日本に発注する。 日本国民として、日本に税金を納めなければならないという意識はありますが、経営者の視点からすればまずは自分の会社を守らなければなりませんから」 海外に法人を移して日本に発注するという“裏技”を駆使してまで節税に励むのも、「もとを正せば国が悪い」と息巻くのだ。※週刊ポスト2013年9月6日号
2013.08.29 07:01
週刊ポスト

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『ぴったんこ☆カンカン』スタート時の安住アナ(時事通信フォト)
泉ピン子が語る安住紳一郎アナ「とても負けず嫌い。すごい強さを秘めている」
週刊ポスト
盗難被害を告白した木下
TKO木下隆行がベトナムで270万円の盗難被害、防犯カメラにおさめられた悪質手口の一部始終
NEWSポストセブン
TBS・安住紳一郎アナウンサーの魅力の源は?(時事通信フォト)
TBS安住紳一郎アナ、恩師や先輩アナが明かす“天才的なしゃべり”“のスキル
週刊ポスト
眞子さまの箱根旅行のお姿。耳には目立つイヤリングも(2018年)
小室圭さんの妻・眞子さん 華やかだった4年前の「箱根・女子旅ファッション」
NEWSポストセブン
メディアの前に久しぶりに姿を現したブラザートム(撮影/黒石あみ)
ブラザートムが不倫騒動・事務所独立からの今を語る「娘にはよくハガキを書いてあげるんです」
NEWSポストセブン
日本は世界が憧れる国だと思っていたが……(イメージ)
在日経験のある外国人たちが「日本の没落」を口にし始めているという厳しい現実
NEWSポストセブン
小室圭さんと眞子さん
小室圭さん妻・眞子さんがNYで行きつけのスーパーから見えてきた“妻の気遣い”「日本でいえば『成城石井』」 
NEWSポストセブン
高橋真麻
高橋真麻「おでんの卵8個食べても太らない」女性が憧れる美スタイルの理由
NEWSポストセブン
SDGs(持続可能な開発目標)についてテレビが取り上げる機会が激増していた(イメージ、時事通信フォト)
テレビ局が一斉に発信していた「SDGs」、最近見かけなくなった理由
NEWSポストセブン
結婚し、日本メディアが情報をキャッチしづらいNYで、デイリーメールが追跡取材(写真/JMPA)
小室圭さん・眞子さん夫婦が「離婚で終わったとしても…」英デイリー・メールが報じた「茨の道」
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