芸能

ビートたけしが明かす番組の熱湯風呂「あれは“熱がり芸”」

新型コロナ拡大を受け地上波テレビ視聴率に異変(イメージ)

 相次ぐヤラセ告発にテレビ界が揺れているが、思えばかつてのテレビは“おおらかなヤラセ”がまかり通っていた。

 1976年にスタートした『水曜スペシャル』(1976~1986年・テレビ朝日系)の「川口浩探検隊シリーズ」。未開のジャングルに分け入っていく川口を次々と危険が襲う。洞窟では頭上から突如蛇が落ちてきて、それを避けると次はサソリ、毒蜘蛛が襲ってくる。

 大人は“暗黙の了解”で笑って受け入れ、純粋な子供は真剣に画面にかじりつく。絶妙なバランスで成り立っており、当時、川口浩探検隊を「ヤラセだ」と批判する人はいなかった。

 ビートたけしも、本誌・週刊ポスト連載「21世紀毒談」のなかで、「バラエティの歴史はヤラセの歴史だ」と繰り返し述べている。

 自身が総合司会を務めていた『スーパージョッキー』(1983~1999年・日テレ系)の名物コーナー「熱湯風呂」についても、

〈本当は熱湯じゃなかったってことはみんな知ってるだろ? 本当にグラグラのお湯なら大やけどだよ。あれは“熱がり芸”なんでさ〉

 と明かしている。そんなテレビの作り方は時代とともに変わってしまったのか……。

※週刊ポスト2020年7月31日・8月7日号

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