話題のドラマ、CM、大河などに抜擢される子も
これをキッズ・スクールでもやっているのかと思ったら、どんな子供たちがいるのか見たくなってきた。
で、資料を取り寄せて見て驚いた。「出演情報」のトップを飾るのは、現在オンエア中の『SoftBank』のCM「5Gってドラえもん?」シリーズの「タケコプター編」でジャイアンを演じる「寺澤徠稀(てらさわ・らいき)」だ。プロフィールを見ていたら、『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!! 絶対に笑ってはいけない名探偵24時!』(日本テレビ系・2015年)で「ミニ藤原」役をしたとある。「松本、浜田、アウト~」でおなじみの吉本興業(株)の代表取締役副社長、藤原寛氏の「ミニ」というワケ。適役だ。
さらに、市原隼人主演『おいしい給食』(TOKYO MX)のドラマと劇場版(映画)にも出演。同作を私はかなり熱心に見ていたのだが、そういえば、子供らしい子供たちが大勢出ている作品だった。寺沢くんの他に「りょうた」も坂上の教え子だ。
また、「石澤柊斗(いしざわ・しゅうと)」は、2021年大河ドラマ『青天を衝け』(NHK)で、渋沢喜作の幼少期を演じる。青年期をやるのは高良健吾。近年、大河ドラマに登場する子役は、漏れなく話題になるので、石澤くんの活躍を見るのが今から本当に楽しみだ。
子供らしい子供と言えば、『花王メリット』のCM「夏 帰ったら、すぐ髪も洗おう」編で、風間俊介と麻生久美子が演じるパパ、ママとリビングやバスルームにいるのは「植田龍輝(うえだ・りゅうき)」。『東京ラブストーリー』(FOD×Amazon Prime)にも出演している。
女子では『時効警察はじめました』(テレビ朝日系)で、趣里の幼少期を演じた「石川令菜(いしかわ・れな)」。ヒップホップダンスの特技を生かして『Eダンスアカデミー』(Eテレ)でEダンスキッズ・レギュラーだ。
若かりし頃の坂上が疑問に感じていたという「なぜ子供たちはみな、同じ顔をして、同じような芝居をするのか?」に自ら応えるべく、「その子らしさ」「子供らしい顔」を大切に、「しっかりした演技を身につける」。児童劇団の劣等生だったのに行く先々のオーディションに受かりまくり、多くの話題作に出演。さらには、出役のみならず作り手の目線も併せ持つ坂上忍だからこそ理想的に育っている子供たちは、今夏、其処かしこで大きな話題となっている。