芸能

坂上忍教える子役たちが活躍 大河出演やCMでジャイアン役も

ジャイアンを演じる寺澤徠稀は、坂上忍の”教え子”だ(『SoftBank』のCM「5Gってドラえもん?」シリーズ「タケコプター編」より)

 放送作家でコラムニストの山田美保子氏が独自の視点で最新芸能ニュースを深掘りする連載「芸能耳年増」。今回は、坂上忍が指導する子役たちの活躍について。

 * * *
 坂上忍が『バイキング』(フジテレビ系)のMCを月~金の帯で担当するようになって5年。後に続く『直撃LIVEグッディ!』が9月いっぱいで終了し、『バイキング』が3時間枠に拡大されるのではという報道が出てからは、坂上にまつわる様々な記事が連日ネットニュースにあがっている。

 坂上は、そうした記事を「ブレるのが嫌なので一切見ない」と言い、たとえば『バイキング』火曜レギュラーのヒロミは「お前は絶対に見ないほうがいい」と茶化す。確かに、ずいぶん間違っている記事が多いので、私も「見ないほうがいい」と思いつつ、坂上を叩く書き手は、『バイキング』で「MCを演じている坂上」しか知らないのかもしれないなと思ったりもしている。

 実は、全く異なる坂上の一面を支持しているファンは多い。『坂上どうぶつ王国』(同)のMCでもあり、プライベートでも犬や猫を積極的に保護している坂上は、千葉県内に、「ドッグラン」と言っても過言ではないほどの広い庭付き一軒家で犬猫17兄弟と暮らしている。彼らとの日常は、「坂上忍オフィシャルブログ『綺麗好きでなにが悪い!』に詳しく、Amebaブログでは「男性タレント部門」で常に1位か2位の人気を誇っている。

「その子しかできない演じ方」を探り、育てる

 では、そのブログの中で、週末、ごく稀に出てくる「キッズ・スクール」について御存知の方はどれぐらいいるだろうか。子役出身の坂上が総合プロデュースする少人数制のキッズ・アクターズスクール『アヴァンセ』である。

 同校のHPの「ごあいさつ」によれば、坂上が近所の児童劇団に入団したのは2才8か月のとき。おばあちゃん子だった彼は、おばあちゃんが亡くなったのをきっかけに、ほとんど口をきかなくなってしまったのだとか。心配した母親はまず病院へ。そこで医師から「習い事でもしたら」とアドバイスを受け、児童劇団入団と相成ったそうだ。

 劇団での坂上は劣等生だったそうだが、大半のオーディションに合格し、「天才子役」の名をほしいままにしてきた。私は、1976年、NHK『銀河テレビ小説 となりの芝生』の坂上の演技に「この子は凄い」と感じ、以来、追っかけのように作品を視聴している。現在はMCの仕事が圧倒的に多いが、幼少期の経験から、画一的な指導ではなく、無限にあるという「その子しかできない演じ方」を探り、育てていくことをスクールのモットーにしているそうだ。

 だから、レッスンは、ほぼマンツーマン。その子の性格や魅力を知るために、親御さんとも丁寧なコミュニケーションをとりながら指導していくとのことである。

関連記事

トピックス

和久井被告が法廷で“ブチギレ罵声”
【懲役15年】「ぶん殴ってでも返金させる」「そんなに刺した感触もなかった…」キャバクラ店経営女性をメッタ刺しにした和久井学被告、法廷で「後悔の念」見せず【新宿タワマン殺人・判決】
NEWSポストセブン
初の海外公務を行う予定の愛子さま(写真/共同通信社 )
愛子さま、初の海外公務で11月にラオスへ、王室文化が浸透しているヨーロッパ諸国ではなく、アジアの内陸国が選ばれた理由 雅子さまにも通じる国際貢献への思い 
女性セブン
几帳面な字で獄中での生活や宇都宮氏への感謝を綴った、りりちゃんからの手紙
《深層レポート》「私人間やめたい」頂き女子りりちゃん、獄中からの手紙 足しげく面会に通う母親が明かした現在の様子
女性セブン
“マエケン”こと前田健太投手(Instagramより)
《ママとパパはあなたを支える…》前田健太投手、別々で暮らす元女子アナ妻は夫の地元で地上120メートルの絶景バックに「ラグジュアリーな誕生日会の夜」
NEWSポストセブン
グリーンの縞柄のワンピースをお召しになった紀子さま(7月3日撮影、時事通信フォト)
《佳子さまと同じブランドでは?》紀子さま、万博で着用された“縞柄ワンピ”に専門家は「ウエストの部分が…」別物だと指摘【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
一般家庭の洗濯物を勝手に撮影しSNSにアップする事例が散見されている(画像はイメージです)
干してある下着を勝手に撮影するSNSアカウントに批判殺到…弁護士は「プライバシー権侵害となる可能性」と指摘
NEWSポストセブン
亡くなった米ポルノ女優カイリー・ペイジさん(インスタグラムより)
《米ネトフリ出演女優に薬物死報道》部屋にはフェンタニル、麻薬の器具、複数男性との行為写真…相次ぐ悲報に批判高まる〈地球上で最悪の物質〉〈毎日200人超の米国人が命を落とす〉
NEWSポストセブン
和久井学被告が抱えていた恐ろしいほどの“復讐心”
「プラトニックな関係ならいいよ」和久井被告(52)が告白したキャバクラ経営被害女性からの“返答” 月収20〜30万円、実家暮らしの被告人が「結婚を疑わなかった理由」【新宿タワマン殺人・公判】
NEWSポストセブン
山下市郎容疑者(41)はなぜ凶行に走ったのか。その背景には男の”暴力性”や”執着心”があった
「あいつは俺の推し。あんな女、ほかにはいない」山下市郎容疑者の被害者への“ガチ恋”が強烈な殺意に変わった背景〈キレ癖、暴力性、執着心〉【浜松市ガールズバー刺殺】
NEWSポストセブン
英国の大学に通う中国人の留学生が性的暴行の罪で有罪に
「意識が朦朧とした女性が『STOP(やめて)』と抵抗して…」陪審員が涙した“英国史上最悪のレイプ犯の証拠動画”の存在《中国人留学生被告に終身刑言い渡し》
NEWSポストセブン
橋本環奈と中川大志が結婚へ
《橋本環奈と中川大志が結婚へ》破局説流れるなかでのプロポーズに「涙のYES」 “3億円マンション”で育んだ居心地の良い暮らし
NEWSポストセブン
10年に及ぶ山口組分裂抗争は終結したが…(司忍組長。時事通信フォト)
【全国のヤクザが司忍組長に暑中見舞い】六代目山口組が進める「平和共存外交」の全貌 抗争終結宣言も駅には多数の警官が厳重警戒
NEWSポストセブン