合奏がズレるのもご愛敬。安穏愉快なオンライン教室
落合さんが講師を務める「音LOVEウクレレ教室」は、認知症専門医で東京慈恵会医科大学教授の繁田雅弘さん率いるSIGETAハウスプロジェクトの1つ。コロナ禍で会場に集まっての実施が難しくなり、6月からオンラインに踏み切った。
「月3回で3曲の伴奏ができるようになるための初心者向けレッスンです。初めはうまくいくのか心配でしたが、たとえば指の使い方をアップにして見ていただけて、リアルではなかなかできない“テクニカル”な指導がしっかりできたのは意外な収穫(笑い)。
どうしてもタイムラグがあるので合奏は難しかったけれど、ひとりの人に歌ってもらい、それに合わせてそれぞれが伴奏。“次に実際に会えたときに合奏しよう”と逆に盛り上がっていました」(落合さん)
8月は特別一日講座『夏の思い出』を弾く予定。一日も早いコロナ収束を祈りつつ、オンライン・ウクレレ教室は催行継続中。(1回2000円。ウクレレのレンタルは応相談)
●教えてくれた人
一般社団法人 日本音楽医療福祉協会(JAMM)理事長・落合洋司さん/音楽家。国際新堀芸術学院クラシックギター科卒。新堀ギターアカデミー代表取締役を経て、認知症の啓発活動「SHIGETAハウスプロジェクト」の音楽スペシャリストとして活動。今年6月に一般社団法人 日本音楽医療福祉協会を設立、始動。
※女性セブン2020年8月20・27日号