「ジャケットの脱ぎ着や会話のジェスチャーなど、身振り手振りの動作を小さくするよう、日頃から心がけて。身につけば、どんなときでも、少なくとも、荒っぽく乱暴な印象ではなくなります。そして、椅子に座っているときは、絶対に両ひざが開かないように、常に意識してください」
職場のデスクや化粧室、洗面台などの公共の場所を使ったら、一度振り返るのも習慣づけたい。元の状態に戻っているか確かめ、消しゴムのカスや水滴をサッときれいにするのは、数秒もかからないはずだ。ほんの少しの心配りが次に使う人への思いやりになり、自分の気持ちを切り替えることにもつながる。
「自分が疲れていたり、焦っていたりすることを自覚できるかどうかが大切です。“いま、うまくいっていないな”と認めて、引きずらず、気持ちを切り替えることができるのは、育ちのいいかたの特徴。自分の状態をよく振り返り、自分で対処できるようになさってください」
※女性セブン2020年9月3日号