芸能

女優・松本まりかが放つ妖しい魅力 女性も憧れる存在に変化

フォロワーは43万人を超える(インスタグラムの本人公式投稿より)

 最近、テレビのバラエティ番組を中心に、“あざと女”や“ぶりっ子”など、可愛らしさを過剰に表現するような女性の言動を、そうしたキャラとして楽しむ風潮が定着しつつある。ドラマオタクを自認するエッセイストの小林久乃氏は、そのトップランナーとして女優・松本まりか(35)の活躍に着目する。

 * * *
 最近、女性の言う「嫌い」の価値観が読みづらい。ほんの少し前まで『嫌いなタレントランキング』の上位に食い込んでいたタレントや女優が、一気に女性からの支持を受ける現象が続いている。この新現象を生み出した先駆者といえば、田中みな実さんが即座に思い浮かぶ。でもこの夏は、女優・松本まりかさんの名前が欠かせないのだ。

溶かされそうなあの甘い声

 現在、連ドラ2作品に出演中の松本さん。『竜の道 二つの顔の復讐者』(関西テレビ、フジテレビ系)では、富豪の令嬢・霧島まゆみ役としてヒール役に。今まで誰にも真剣に愛されることのなかった、歪んだ性格を演じている。

 もう1作品は『妖怪シェアハウス』(テレビ朝日系)。四谷怪談に登場する、お岩さん=四谷伊和役として妖怪に扮している。人間でいるときは優しいナース。でもその裏では夫の不貞行為を許すことができず、呪い殺してしまったという過去を持つ。どちらも役に対するイメージを全く裏切らず、良い感じにまりか風味が滲み出ている。

 松本さんが注目を浴びるようになったのは『ホリデイラブ』(テレビ朝日系、2018年)の井筒里奈役だ。W不倫の末に、相手の家庭を壊そうとする狂演が話題を呼んだ。夫との冷たい家庭から抜け出そうとターゲットにしたのは高森純平(塚本高史)。自分が高森姓を名乗ることを想像しながら、純平に近づいていく様子はホラー映画のようだった。

関連キーワード

関連記事

トピックス

小林ひとみ
結婚したのは“事務所の社長”…元セクシー女優・小林ひとみ(62)が直面した“2児の子育て”と“実際の収入”「背に腹は代えられない」仕事と育児を両立した“怒涛の日々” 
NEWSポストセブン
松田聖子のものまねタレント・Seiko
《ステージ4の大腸がん公表》松田聖子のものまねタレント・Seikoが語った「“余命3か月”を過ぎた現在」…「子供がいたらどんなに良かっただろう」と語る“真意”
NEWSポストセブン
今年5月に芸能界を引退した西内まりや
《西内まりやの意外な現在…》芸能界引退に姉の裁判は「関係なかったのに」と惜しむ声 全SNS削除も、年内に目撃されていた「ファッションイベントでの姿」
NEWSポストセブン
(EPA=時事)
《2025の秋篠宮家・佳子さまは“ビジュ重視”》「クッキリ服」「寝顔騒動」…SNSの中心にいつづけた1年間 紀子さまが望む「彼女らしい生き方」とは
NEWSポストセブン
イギリス出身のお騒がせ女性インフルエンサーであるボニー・ブルー(AFP=時事)
《大胆オフショルの金髪美女が小瓶に唾液をたらり…》世界的お騒がせインフルエンサー(26)が来日する可能性は? ついに編み出した“遠隔ファンサ”の手法
NEWSポストセブン
日本各地に残る性器を祀る祭りを巡っている
《セクハラや研究能力の限界を感じたことも…》“性器崇拝” の“奇祭”を60回以上巡った女性研究者が「沼」に再び引きずり込まれるまで
NEWSポストセブン
初公判は9月9日に大阪地裁で開かれた
「全裸で浴槽の中にしゃがみ…」「拒否ったら鼻の骨を折ります」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が明かした“エグい暴行”「警察が『今しかないよ』と言ってくれて…」
NEWSポストセブン
指名手配中の八田與一容疑者(提供:大分県警)
《ひき逃げ手配犯・八田與一の母を直撃》「警察にはもう話したので…」“アクセルベタ踏み”で2人死傷から3年半、“女手ひとつで一生懸命育てた実母”が記者に語ったこと
NEWSポストセブン
初公判では、証拠取調べにおいて、弁護人はその大半の証拠の取調べに対し不同意としている
《交際相手の乳首と左薬指を切断》「切っても再生するから」「生活保護受けろ」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が語った“おぞましいほどの恐怖支配”と交際の実態
NEWSポストセブン
国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白(左/時事通信フォト)
「あなたは日テレに捨てられたんだよっ!」国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白「今の状態で戻っても…」「スパッと見切りを」
NEWSポストセブン
2009年8月6日に世田谷区の自宅で亡くなった大原麗子
《私は絶対にやらない》大原麗子さんが孤独な最期を迎えたベッドルーム「女優だから信念を曲げたくない」金銭苦のなかで断り続けた“意外な仕事” 
NEWSポストセブン
ドラフト1位の大谷に次いでドラフト2位で入団した森本龍弥さん(時事通信)
「二次会には絶対来なかった」大谷翔平に次ぐドラフト2位だった森本龍弥さんが明かす野球人生と“大谷の素顔”…「グラウンドに誰もいなくなってから1人で黙々と練習」
NEWSポストセブン