ライフ

ペットロスにならない「5つの考え方」と「3つの行動」

藤原さんは8年前に松本さんがプロデュースした『わんちゃんと一緒に行くバスツアーin八ヶ岳』にシーズーのひなちゃんを連れて参加した

「ペットなしでは生きていけない!」──。常日頃からそう考えている人も多いだろう。でも、もしも愛するペットを亡くしたら、どうやって喪失感と向き合えばいいのだろうか。想像するだけでも胸が苦しくなってくる…。

 そんなペット愛好家のために、ペットの死と向き合い自分たちの気持ちを話し合う「私は一生ペットロスペットロス宣言座談会」というものがある。

 創設したのは、『ペット大集合!ポチたま』(テレビ東京系)の「ポチたまペットの旅」でラブラドール・レトリーバーの「旅犬」とともに全国を回った、タレント・ドッグトレーナーの松本秀樹さん。初代「まさお」くんは7才で悪性リンパ腫により他界し、2代目の「だいすけ」くんは6才のときに胃捻転で亡くなった。

 ペットを喪失した悲しみからは立ち直ることができなかったが、こうした喪失感を共有する場があるとよいのでは…と考え、始めたのが「私は一生ペットロスペットロス宣言座談会」だ。

心ない言葉や空気に傷ついている人は多い

 そんなペットロス座談会に参加し、「悲しみはあるけど、心が晴れた」と語るのが藤原和恵さん(55才)だ。藤原さんは昨年8月にミニチュアダックスフントの「ちゅら」ちゃん(メス)を亡くした。

「亡くなる3日前まではご飯もたくさん食べて飛び回っていたのに、急に食欲が落ちて息づかいが荒くなりました。あわてて病院に連れていくと肺炎と診断されました」(藤原さん・以下同)

 容体は2日後に悪化。藤原さんがあわてて抱き上げると、腕の中で力が抜けていったという。

「何が起きたかわかりませんでした。目は半開き、口から泡を吹いていました。鼓動を感じなかったので『ちゅらちゃん! まだ逝かないで』と言って泣きながら病院へ向かいましたが、間に合いませんでした」

 ちゅらちゃんは保護犬だったため推定13才。藤原さんとの生活は7年半だった。

「これまで、老衰で亡くなったシーズーのぺろちゃん(享年16)、がんで闘病したシーズーのひなちゃん(享年13)を看取りましたが、看病もできたし、穏やかに亡くなったので満足感がありました。でも、ちゅらは具合が悪くなってからたった2日。そんな急に旅立つなんて思いもしませんでした」

 悲しみと喪失感に襲われた藤原さんは、ただ眠っているように見える亡骸を見つめながら「なんで起きないの?」と何度も語りかけたという。

 そして、その1か月後にペットロス座談会に参加した。

「『そんなにめそめそしているとお空にいるコが悲しむわよ』と励ましてくれるかたもいますが、頭で理解しても、心がついていかないんです。だから私はいまでも、写真を見ながらビービー泣くんです。いま何してるの? ご飯食べた? 会いたいよ!って言いながら」

関連記事

トピックス

高校時代の安福久美子容疑者(右・共同通信)
《「子育ての苦労を分からせたかった」と供述》「夫婦2人でいるところを見たことがない」隣人男性が証言した安福容疑者の“孤育て”「不思議な家族だった」
活動再開を発表した小島瑠璃子(時事通信フォト)
《輝く金髪姿で再始動》こじるりが亡き夫のサウナ会社を破産処理へ…“新ビジネス”に向ける意気込み「子供の人生だけは輝かしいものになってほしい」
NEWSポストセブン
中国でも人気があるキムタク親子
《木村拓哉とKokiの中国版SNSがピタリと停止》緊迫の日中関係のなか2人が“無風”でいられる理由…背景に「2025年ならではの事情」
NEWSポストセブン
トランプ米大統領によるベネズエラ攻撃はいよいよ危険水域に突入している(時事通信フォト、中央・右はEPA=時事)
《米vs中ロで戦争前夜の危険水域…》トランプ大統領が地上攻撃に言及した「ベネズエラ戦争」が“世界の火薬庫”に 日本では報じられないヤバすぎる「カリブ海の緊迫」
週刊ポスト
ケンダルはこのまま車に乗っているようだ(ケンダル・ジェンナーのInstagramより)
《“ぴったり具合”で校則違反が決まる》オーストラリアの高校が“行き過ぎたアスレジャー”禁止で波紋「嫌なら転校すべき」「こんな服を学校に着ていくなんて」支持する声も 
NEWSポストセブン
24才のお誕生日を迎えられた愛子さま(2025年11月7日、写真/宮内庁提供)
《12月1日に24才のお誕生日》愛子さま、新たな家族「美海(みみ)」のお写真公開 今年8月に保護猫を迎えられて、これで飼い猫は「セブン」との2匹に 
女性セブン
新大関の安青錦(写真/共同通信社)
《里帰りは叶わぬまま》新大関・安青錦、母国ウクライナへの複雑な思い 3才上の兄は今なお戦禍での生活、国際電話での優勝報告に、ドイツで暮らす両親は涙 
女性セブン
東京ディズニーシーにある「ホテルミラコスタ」で刃物を持って侵入した姜春雨容疑者(34)(HP/容疑者のSNSより)
《夢の国の”刃物男”の素顔》「日本語が苦手」「寡黙で大人しい人」ホテルミラコスタで中華包丁を取り出した姜春雨容疑者の目撃証言
NEWSポストセブン
石橋貴明の近影がXに投稿されていた(写真/AFLO)
《黒髪からグレイヘアに激変》がん闘病中のほっそり石橋貴明の近影公開、後輩プロ野球選手らと食事会で「近影解禁」の背景
NEWSポストセブン
秋の園遊会で招待者と歓談される秋篠宮妃紀子さま(時事通信フォト)
《陽の光の下で輝く紀子さまの“レッドヘア”》“アラ還でもふんわりヘア”から伝わる御髪への美意識「ガーリーアイテムで親しみやすさを演出」
NEWSポストセブン
ニューヨークのイベントでパンツレスファッションで現れたリサ(時事通信フォト)
《マネはお勧めできない》“パンツレス”ファッションがSNSで物議…スタイル抜群の海外セレブらが見せるスタイルに困惑「公序良俗を考えると難しいかと」
NEWSポストセブン
中国でライブをおこなった歌手・BENI(Instagramより)
《歌手・BENI(39)の中国公演が無事に開催されたワケ》浜崎あゆみ、大槻マキ…中国側の“日本のエンタメ弾圧”相次ぐなかでなぜ「地域によって違いがある」
NEWSポストセブン