パリコレ参加経験もあるトップモデルながら、『バイキング』(フジテレビ系)、『情報ライブミヤネ屋』(日本テレビ系)、『グッとラック!』(TBS系)での鋭いコメント。『日曜はカラフル!!!』(TOKYO MX)での見事な仕切りが視聴者のみならず、“芸能部”からも「いてくれるともっとも安心する共演者」と大人気のアン ミカさんに、放送作家・山田美保子さんが迫る!
芸能界で相次ぐ不倫問題
山田:アン ミカちゃんとは、大阪の読売テレビの深夜の番宣番組での共演をきっかけに、『魔女たちの22時』(2009年~2011年・日本テレビ系)スタート時にパネラーとして急遽お呼びしてからの仲。ご登場いただき、うれしいです!
アン ミカ:私もムッチャうれしいです。『山田EYEモード』(山田美保子さんの女性セブンでの連載)いつも読んでますから。でも確かに『魔女~』はほんまに急でしたよね(笑い)。収録の5日前に電話をいただいて、初回のスタジオにはもう座っていた。それが東京に出て来るきっかけになり、スタッフさんからお誘いいただいたゴルフで夫と知り合った。世の中、ほんまにわからないものですね。
山田:わからないと言えば、今年は、受け止めにくいことが次から次へと起こります。女性としては意見を言わずにはいられない杏サン(34)や貴城けいサン(46)、そして佐々木希サン(32)がなさった、それぞれの決断について、アンちゃんは、どう思われますか?
アン ミカ:奥様がたのさまざまな愛情を感じました。杏サンは「突き放す愛」。ポジティブな離婚でしたよね。私が言うのも失礼かもしれませんけれど、お父様やお母様のことでご苦労されているので、ご自分は温かい家庭を築きたいという想いが強くあった、非常に真面目なかたやと思うんですね。
しかも、子供さんが3人いらっしゃるということで、性格的に不倫を許せないことと、それを思い出す相手がいるということで家庭に暗い影を落としてしまうと考えたときに、東出昌大サン(32)を突き放してバランスをとられたのかなと。子供さんのためにはパパがいた方がよいかもと考えられたとは思いますが、一度は許すことができたけれども懲りずに関係を続けたことなど、人って「許せる」「許せない」の境界線ってそれぞれ異なるじゃないですか。今回のそれは、杏サンはどうしても許せなかったのかもしれませんね。
貴城サンは、お子さんがいらっしゃらないということで、ご夫婦ふたりでやり直すことができたのかと。「許すのも愛」、ゼロからやり直すお話し合いをされたのかもしれませんね。実は昨年末、『日曜はカラフル!!!』のゲストに貴城サンが来てくださって、「帰省」について、トークに花が咲いたんです。
貴城サンは、お姑さんとも本当に仲がいいし、ご主人の田舎に帰省するのが本当に楽しみだっておっしゃっていた。CM中もご主人の話ばかりなさっていて、本当にラブラブなんだと思っていたら、ご主人はほかの女性に「離婚するつもり」と言っていた。宝塚のトップスターさんというお立場もあるでしょうし、本当に傷ついたでしょう。恨みつらみはいくらでも言えたと思うんです。でも許したのはスゴイ決断だと思います。
そして佐々木希サンは本当に懐が深くていらっしゃいますよね。皆さんのコメントを聞いていても、もしかすると彼は人望があまりないかただったのかと。彼女が突き放してしまったら、彼の味方は誰もいなくなってしまいかねない。それを知って、自分が表に出て、“変顔”など、お笑いにも挑戦されながら「嫁がここまでやってるので許して」と、頑張っている。本当にすごいことだと思いましたね。