小型機器を使用することで腹部エコー検査も自宅で受けられるほか、訪問診療を提供する眼科や歯科もあり、個別に相談することで必要な検査を受けられる可能性がある。
自分が健康かを調べるために病院にいくことが、逆に健康を害する結果につながりかねない時代となった。前出・室井氏は次のように指摘する。
「CTやMRIなどを除き、条件さえ整えば、多くの検査を在宅で受けられる可能性がある。外来患者が激減しているなか、今後はさらに自宅での検査が受けやすくなっていくと考えられます」
ポストコロナの人間ドックのあり方は、大きく変わろうとしている。
※週刊ポスト2020年10月2日号