福岡のRKB毎日放送からテレビ東京に入社した福田典子アナ(写真/ロケットパンチ)
東京進出の予定が地元の茨城へ
実際のところ、地方局に入社する女子アナはいつから東京進出を考えているのか。2018年に本誌でグラドルデビューした「日本一エッチな女子アナ」こと薄井しお里が明かす。
「正直なところ、入社の段階から将来的な東京進出は考えていました。入社してやりがいを感じるうちにその思いは薄れましたが、3年経った頃にまた再燃してしまい、退社しました」
しかし東京へ向かうも、現実は甘くなかったという。
「私のような地方アナが飽和していたのか、アナウンス系の事務所になかなか決まらなかったんです。結局、地元・茨城県でイベント司会などで細々とフリー活動することになりました」
転機となったのが2018年に受けたグラビアのオーディションだった。
「元々グラドルに憧れていたので、初めて水着の審査を受けた時は興奮しました。そこでいまの事務所に誘われてデビューしたんです。東京では女子アナらしい知性やトーク力は基本として、何か光るモノがないと生き残れない。川田裕美さんの変なスキップもそうですが、イジりやすさも大事です。それまで地方では真面目さを求められていたので、最初は自らの壁を壊すのが大変でした」
地方で“華”となっても東京で活躍するのは一筋縄ではいかないようだ。
取材・文■河合桃子
※週刊ポスト2020年10月2日号