芦名星さんは9月14日、亡くなった

 昨年、テレビ局全体の広告収入は前年から511億円減って1兆8612億円。それに対しインターネットの広告費は3459億円も増えて2兆1048億円に達し、ついにネットがテレビを抜いた。広告主にとっての主戦場は、もはやテレビではないのだ。俳優たちは、このしわ寄せをもろに受けている。

「来期からのドラマ制作費は“これまでの半分”という大ナタを振るう局が出てきた。フジの月9は1話当たり制作費5000万円から2500万円に減ったそうです。当然、俳優のギャラもそれに合わせて大幅に調整されることになります」(テレビ局関係者)

 かつての芸能界は、「都心に住む一部の選ばれた者だけが華やかな生活を送る」という、特別な世界だった。だが、YouTubeの登場によって状況は一変。日本中どこにいる誰しもが“スター”になるチャンスがある。時流に合わせて、どんどん旬な“有名人”が登場し、短い賞味期限が切れた有名人は次々に退場を余儀なくされる。

「以前なら、歌手は一曲大ヒットを飛ばす、俳優はドラマや映画で大ヒット作を生む。そうすれば、その後もずっと“スター”と呼ばれる存在でいられました。生活のレベルを下げたくなくて苦労した人もいましたが、それでもある程度の水準を保てた。ところがいま、ライバルは次々に出てきて、流行り廃りのサイクルが激しくなり、“芸能人”が明日は芸能界にいないかもしれないという非常に不安定な職業になってしまった」(テレビ局OB)

【相談窓口】
「日本いのちの電話」
ナビダイヤル0570-783-556(午前10時~午後10時)
フリーダイヤル0120-783-556(毎日午後4時~午後9時、毎月10日午前8時~翌日午前8時)

※女性セブン2020年10月15日号

関連記事

トピックス

真剣交際していることがわかった斉藤ちはると姫野和樹(各写真は本人のインスタグラムより)
《匂わせインスタ連続投稿》テレ朝・斎藤ちはるアナ、“姫野和樹となら世間に知られてもいい”の真剣愛「彼のレクサス運転」「お揃いヴィトンのブレスレット」
NEWSポストセブン
破局した大倉忠義と広瀬アリス
《スクープ》広瀬アリスと大倉忠義が破局!2年交際も「仕事が順調すぎて」すれ違い、アリスはすでに引っ越し
女性セブン
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
優勝11回を果たした曙太郎さん(時事通信フォト)
故・曙太郎さん 史上初の外国出身横綱が角界を去った真相 「結婚で生じた後援会との亀裂」と「“高砂”襲名案への猛反対」
週刊ポスト
伊藤沙莉は商店街でも顔を知られた人物だったという(写真/AFP=時事)
【芸歴20年で掴んだ朝ドラ主演】伊藤沙莉、不遇のバイト時代に都内商店街で見せていた“苦悩の表情”と、そこで覚えた“大人の味”
週刊ポスト
大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン
中国「抗日作品」多数出演の井上朋子さん
中国「抗日作品」多数出演の日本人女優・井上朋子さん告白 現地の芸能界は「強烈な縁故社会」女優が事務所社長に露骨な誘いも
NEWSポストセブン
大谷翔平
大谷翔平、ハワイの25億円別荘購入に心配の声多数 “お金がらみ”で繰り返される「水原容疑者の悪しき影響」
NEWSポストセブン
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
国が認めた初めての“女ヤクザ”西村まこさん
犬の糞を焼きそばパンに…悪魔の子と呼ばれた少女時代 裏社会史上初の女暴力団員が350万円で売りつけた女性の末路【ヤクザ博士インタビュー】
NEWSポストセブン
韓国2泊3日プチ整形&エステ旅をレポート
【韓国2泊3日プチ整形&エステ旅】54才主婦が体験「たるみ、しわ、ほうれい線」肌トラブルは解消されたのか
女性セブン