自伝の出版と同時に、歌手活動も再開している。J.Y.Park氏による作詞・作曲で、同氏が育てたガールズグループ「Wonder Girls」出身のソンミとのデュエット曲『When We Disco Duet with sunmi』は、8月12日の公開と同時に韓国音楽チャート1位を獲得。歌番組やバラエティー番組にも2人で一緒に出演し、20代のアイドルにも勝るダンスパフォーマンスを披露した。韓国メディアは、「さすがJ.Y.Park」、「1994年のデビューとは思えない、今も全盛期のよう」、「J.Y.Parkのダンスパフォーマンスの底力を見せてくれた」と称賛した。
自伝や新曲だけでなく、9月からは韓国のポータルサイト「NATE」のCMにも起用され、モデルとしても活躍している。NATEの新サービスキャンペーンに応募すると、SNSなどで使えるJ.Y.Park氏の「彼氏画像(ナムチンチャル)」がもらえる。今韓国では、彼女目線で撮影した写真のようなナムチンチャルが流行っており、よくアイドルがファンのためにSNSに投稿してくれるのだ。
J.Y.Park氏のナムチンチャルは、シーツの中でこちらを見つめているものや、「一口食べる?」と言いたそうな顔をしているもの、手でハートマークを作ってこちらを見ているものなど、18種類もあってかなり笑える。エンターテインメントだけでなくお笑いにも素質があるようだ。J.Y.Park氏が育てたガールズグループ「TWICE」のモモとチェヨンが、ふざけて同氏のナムチンチャルを真似た写真を撮り、それをジョンヨン(TWICE)が本人に送るという微笑ましいエピソードもある。
話題の尽きないJ.Y.Park氏。NiziUやTWICEなど、プロデューサーとしての活動だけでなく、本人の活躍にも目が離せない。
【趙章恩】
ジャーナリスト。KDDI総合研究所特別研究員。東京大学大学院学際情報学修士(社会情報学)、東京大学大学院学際情報学府博士課程単位取得退学。韓国・アジアのIT・メディア事情を日本と比較しながら分かりやすく解説している。趣味はドラマ視聴とロケ地めぐり。