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コロナ粛清人事で、ついに「阪急タイガース」計画が始動か

社長の電撃辞任はタイガース大改革の序章になるのか

 今季の優勝が絶望的となった阪神タイガースで、“球団お家芸”のストーブリーグが早くも開幕している。

 10月9日に揚塩健治・球団社長が今季限りでの辞任を発表。3月に藤浪晋太郎ら3選手、9月25日には糸原健斗ら5選手とスタッフ4人の計9人の新型コロナ陽性が判明。「チーム内に感染者が相次いだことの責任」と説明したが、発表までの経緯は奇妙だった。

「辞任発表前々日(7日)の夕刊フジ、前日(8日)には系列のサンケイスポーツに、阪急阪神HDの角和夫CEOのインタビューが載った。そこで角氏は“球団の管理責任が問われる。慎重に調査したうえでけじめをつけるべきです”と苦言を呈していた。この発言を受けたかのように、揚塩社長が辞任会見をした。規則を破って会食した福留孝介ら11人に制裁金を科したのも、角発言を踏まえての措置でしょう。

 阪急と阪神は2006年に経営統合したが(阪急が阪神を連結子会社化する形で阪急阪神HDが発足)、タイガースは阪神の子会社ということもあり、その後も球団オーナーには阪神出身者が就任し、“阪急側は口を出さない”という不文律があった。ただ、阪急が口を出さないのは“統合から10年間”という条件もあったといわれる。阪急出身(阪急電鉄の元会長)の角CEOが球団への“処分”に言及したことで、タイガース関係者は“ついにその時が来たか”と震えたはずです。

 集団感染にフロントの管理責任がゼロとはいえないが、そもそもの原因は選手らの規則破りにあり、このレベルの問題で社長が辞めるのは過剰に思える。にもかかわらず揚塩社長が早々に辞任を決断して幕引きを図ったのは、“あまり抵抗すると、今度は阪急サイドが監督人事にまで介入しかねない”という懸念があったからでは」(全国紙経済部記者)

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