ところが、システム障害でログインできない人が続出し、スタート時間が1時間半も遅れたのに、開演後、錦戸さんがそのことを詫びることなく進めたため、“生中継ではないのかも”と違和感を覚えた人がいたようで……。一部のファンからは、“告知の仕方も運営もずさん”“返金レベルでは?”などと批判する声が出ていたようです」(音楽関係者)
だが、事務所側によれば、当初から生放送ではなく収録を配信する「ディレイ放送」の予定だったという。ファンを“勘違い”させた面はあるものの、錦戸は初日の弾き語りに続き、8日にはバックバンドを引き連れてステージへ。無観客を逆手にとって会場の客席で歌ったり、ドローンを飛ばして撮影するなど、凝った演出で圧巻のパフォーマンスを披露。前日の“汚名返上”となった。
再び冒頭の夜に戻ろう。2軒目の店から出てきた錦戸は、酔って足元のおぼつかない女性の手をとりエスコートしつつ、一緒にタクシーへ。“もしかしてお持ち帰り?”と思われたが、錦戸は自宅近くで降り、ひとりで帰宅。火星がもっとも赤く輝く夜に、燃える恋心は生まれなかった。独立から丸1年。しっかりとファンの気持ちを掴み続けているようだ。
※女性セブン2020年10月29日号