芸能

伊勢谷友介 黒木瞳に送った「直筆の謝罪手紙」に込めた祈り

猛省の日々を送っている(時事通信フォト)

 大麻取締法違反の罪で逮捕された伊勢谷友介(44)は、9月30日の夜に保釈された。近年はドラマや映画に欠かせない名バイプレイヤーになっていたため、芸能界に大きな影響を与えた。

「今後に公開を控える出演映画は5本もありました。彼は全ての映画配給会社に謝罪のため直接訪問しています。作品の関係者にも頭を下げていて、直接会う人もいれば、手紙を送る場合もあるとか。あの黒木瞳さん(60才)には直筆の手紙を送ったようです」(映画関係者)

 不幸中の幸いというべきか、伊勢谷の出演作はどれもノーカットでの公開が決定。そのうち11月に公開される『十二単衣を着た悪魔』の監督が黒木である。原作は内館牧子の長編小説。現代のフリーターが突然『源氏物語』の世界へタイムスリップし、美しきヒロインと出会い、次第に変わっていく姿が描かれている。黒木は伊勢谷の逮捕を知り、顔面蒼白だったという。

「今回は監督3作品目。前2作はそれほど振るわず、黒木さんにとっては今後を占う勝負作でした。自ら映画会社に売り込んだほどの力の入れようでしたし、伊勢谷さんもそのことを知っていた。それゆえ、手紙で謝罪や映画への思いを綴ったと聞いています」(映画製作関係者)

 伊勢谷は逮捕後、ファンや関係各所に向けた直筆の謝罪文を公開していた。トメやハネがシッカリとした筆圧が強めの文字が印象的だったが、黒木には個人的に直筆の手紙を送ったという。

「伊勢谷さんは黒木さんの演出の妙に胸を打たれ、それがどう映像化されるのか楽しみだったのに、こんな形で迷惑をかけたことを悔い、侘びたようです。映画に対する熱い思いも語られていたとか。手紙の大半は謝罪でしたが、現在は罪を償うため反省の日々を送り、そして映画の成功を祈念する言葉もあったと聞いています」(伊勢谷の知人)

 伊勢谷は初犯のため執行猶予付きの判決が濃厚だとされるが、今後はどうなるのか。

「昨年、麻薬取締法違反で逮捕され、懲役1年6か月執行猶予3年の判決が出たピエール瀧さんは、約1年で俳優復帰しました。これまでの“執行猶予期間中は謹慎”という不文律は変わりつつあります。もともと社会貢献活動に積極的だった伊勢谷さんは、最低でも1年はボランティア活動に従事し、その後、復帰の道を探ることになるといわれています」(前出・映画関係者)

 黒木に“恩返し”する日はいつになるのか。

※女性セブン2020年11月5・12日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

2013年に結婚した北島康介と音楽ユニット「girl next door」の千紗
《北島康介に不倫報道》元ガルネク・千紗「アラフォーでも美ボディ」スタートさせていた“第2の人生”…最中で起きた波紋
NEWSポストセブン
音楽業界の頂点に君臨し続けるマドンナ(Instagramより)
〈やっと60代に見えたよ〉マドンナ(67)の“驚愕の激変”にファンが思わず安堵… 賛否を呼んだ“還暦越えの透け透けドレス”からの変化
NEWSポストセブン
石破茂・首相の退陣を求めているのは誰か(時事通信フォト)
自民党内で広がる“石破おろし”の陰で暗躍する旧安倍派4人衆 大臣手形をバラ撒いて多数派工作、次期政権の“入閣リスト”も流れる事態に
週刊ポスト
1999年、夏の甲子園に出場した芸人・とにかく明るい安村(公式HPより)
【私と甲子園】1999年夏出場のとにかく明るい安村 雪が降りしきる母校のグラウンドで練習に明け暮れた日々「甲子園を目指すためだけに高校に通った」 
女性セブン
クマ外傷の専門書が出版された(画像はgetty image、右は中永氏提供)
《クマは鋭い爪と強い腕力で顔をえぐる》専門家が明かすクマ被害のあまりに壮絶な医療現場「顔面中央部を上唇にかけて剥ぎ取られ、鼻がとれた状態」
NEWSポストセブン
小島瑠璃子(時事通信フォト)
《亡き夫の“遺産”と向き合う》小島瑠璃子、サウナ事業を継ぎながら歩む「女性社長」「母」としての道…芸能界復帰にも“後ろ向きではない”との証言も
NEWSポストセブン
ジャーナリストの西谷格氏が新疆ウイグル自治区の様子をレポート(本人撮影)
《新疆ウイグル自治区潜入ルポ》現地の人が徹底的に避ける「強制収容所」の話題 ある女性は「夫は5年前に『学習するところ』に連れて行かれ亡くなりました」
週刊ポスト
会見で出場辞退を発表した広陵高校・堀正和校長
《海外でも”いじめスキャンダル”と波紋》広陵高校「説明会で質問なし」に見え隠れする「進路問題」 ”監督の思し召し”が進学先まで左右する強豪校の実態「有力大学の推薦枠は完全な椅子取りゲーム」 
NEWSポストセブン
起訴に関する言及を拒否した大谷翔平(写真/アフロ)
大谷翔平、ハワイ高級リゾート開発を巡って訴えられる 通訳の次は代理人…サポートするはずの人物による“裏切りの連鎖” 
女性セブン
スキンヘッドで裸芸を得意とした井手らっきょさん
《僕、今は1人です》熊本移住7年の井手らっきょ(65)、長年連れ添った年上妻との離婚を告白「このまま何かあったら…」就寝時に不安になることも
NEWSポストセブン
暴力問題で甲子園出場を辞退した広陵高校の中井哲之監督と会見を開いた堀正和校長
《広陵高校、暴力問題で甲子園出場辞退》高校野球でのトラブル報告は「年間1000件以上」でも高野連は“あくまで受け身” 処分に消極的な体質が招いた最悪の結果 
女性セブン
広陵野球部・中井哲之監督
【広陵野球部・被害生徒の父親が告発】「その言葉に耐えられず自主退学を決めました」中井監督から投げかけられた“最もショックな言葉” 高校側は「事実であるとは把握しておりません」と回答
週刊ポスト