芸能

オファー殺到の岡田健史、「心で演じる俳優」と言われる所以

オファーが続く岡田健史

 俳優・岡田健史(21才)の名前は今、ドラマや映画のキャスティング会議で必ずといっていいほど出るという。2018年放送のドラマ『中学聖日記』(TBS系)で、ヒロインを演じる有村架純の相手役としてオーディションで抜擢され、俳優デビュー。それ以降引っ張りだこの人気で、今年は5本の映画に出演し、複数のドラマで主演も演じている。あっという間に人気俳優の仲間入りを果たした岡田。なぜ彼にオファーが殺到しているのか。

 ドラマに詳しいライターの田幸和歌子さんは「これだけブレイクするのは必然だった」と、初めてインタビューしたときのこと振り返る。

「彼の初演技の仕事が、『中学聖日記』の2番手ということで、気になって話を聞きに行きました。まだ放送前のことで、知名度もそれほどありませんでした。取材のときは拳を軽く握りしめて両ひざの上に置き、普通の高校生のようにとても緊張していました。

 ところが、カメラを向けたらパッと表情が変わったんです。まだ撮影経験が乏しいはずなのに、すごくポージングがうまい。なぜかと尋ねたら、いろんな先輩の現場を見学して学んでいると言っていた。

 彼はまじめで仕事熱心で、学ぼうという意欲が強い。その姿勢だけでも、この子は絶対伸びるし売れるだろうと感じました。なかなか出会うことがない、しかもまだ世に出ていない原石を見つけたという、すごくうれしい気持ちになりました」(田幸さん・以下同)

「思春期の中学生」として説得力あった

 田幸さんは『中学聖日記』を見て、人気俳優になるとさらに確信を深めたという。岡田はこのドラマで、女性教師と禁断の恋に落ちる10才年下の中学生役を演じた。

「彼は身長180cmあるし、長年球児だったため体ができ上がっていて、中学生に見えないという批判もありました。しかし、中学生よりももっと幼く見えるほどピュアな演技を見せてくれました。

 印象に残っているシーンは、遠くから聖(有村)を見つけて、大きい声で“先生、ぼく、先生のこと好きになっちゃいました”というセリフ。むき出しの感情と汚れていない感性が、本当に子供に見えるんですよ。好きだけど相手にイライラしちゃう感じとか、コントロールできずに気持ちを持てあまして体が動く衝動は、思春期の中学生としての説得力があった。それは彼が野球一筋で、すれずに成長してきたからこそでしょう。容姿が大人っぽいだけに純粋さが際立ちました」

関連記事

トピックス

2025年初場所
初場所の向正面に「溜席の着物美人」登場! デヴィ夫人の右上に座った本人が語る「観客に女性が増えるのは相撲人気の高さの証」
NEWSポストセブン
たびたび人気メニューを生み出す牛丼チェーン店・松屋。今回の新作は”激辛四川料理”だ(松屋公式Xより)
「辛すぎて完食できない…」「あるまじき量の唐辛子」激辛好きの記者も驚き…牛丼チェーン・松屋の新メニュー『水煮牛肉』 本社が語った“オススメの食べ方”とは
NEWSポストセブン
放送作家の山田美保子氏(左)とフリーアナウンサーの馬場典子氏が対談
激戦の女性アナ界、“新女王”田村真子アナの座を脅かすのは誰か? 岩田絵里奈アナ、原田葵アナ、鈴木奈穂子アナ…職人アナとキラキラアナの二極化時代に
週刊ポスト
ミャンマーとタイの国境沿いの様子(イメージ)
《「臓器売られる覚悟」「薬を盛られ意識が朦朧…」》タイ国境付近で“消える”日本人女性たち「森林で裸足のまま保護」
NEWSポストセブン
小室圭さん(左)と眞子さん(右)
小室眞子さんの“後見人”が明かすニューヨークでの生活と就活と挫折「小室さんは『なんでもいいから仕事を紹介してください』と言ってきた」
女性セブン
ビアンカ・センソリ(カニエのインスタグラムより)
《“ほぼ丸出し”ファッションに賛否》カニエ・ウェスト、誕生日を迎えた17歳年下妻の入浴動画を公開「彼なりの円満アピール」
NEWSポストセブン
販売されていない「謎の薬」を購入している「フェイク動画」(instagramより。画像は一部編集部にて加工しています)
「こんな薬、売ってないよ?」韓国人女性が国内薬局「謎の薬」を紹介する“フェイク広告動画”が拡散 スギ薬局は「取り扱ったことない」「厳正に対処する」と警告
NEWSポストセブン
教室内で恐ろしい事件が(左は現場となった法政大多摩キャンパス内にある建物、右は教室内の様子)
「女子学生の服が血に染まって…」「犯行直後に『こんにちは!』」法政大・韓国籍女子学生が“ハンマー暴行”で逮捕、学友が語った「戦慄の犯行現場」
NEWSポストセブン
ドジャースでは多くの選手が出産休暇を取っている(USATodaySports_ReutersAFLO)
大谷翔平、第一子誕生へ 真美子夫人の出産は米屈指のセレブ病院か ミランダ・カーやヴィクトリア・ベッカムも利用、警備員増員などで“出産費用1億円超え”も
女性セブン
中居正広の女性トラブルで浮き上がる木村拓哉との不仲
【全文公開・後編】中居正広の女性トラブル浮き上がる木村拓哉との不仲ともう一つの顔 スマスマ現場では「中居のイジメに苛立った木村がボイコット」騒ぎも
女性セブン
たぬかな氏から見た弱者男性とは
「弱者男性はブス女性よりも生きにくい」元プロゲーマーたぬかな氏が断言した「弱男」の厳しい現実とヒエラルキー
NEWSポストセブン
第49回報知映画賞授賞式で主演女優賞を受賞した石原さとみ
石原さとみの夫が経済紙に顔出しで登場 勤務先では幹部職に大出世、複数社で取締役を務め年収は億超えか 超スーパー夫婦の‘秘策”は瞑想
女性セブン