予想外のアクシデントもまた箱根名物だ。「歴代大会で印象に残るランナー」について『週刊ポスト』読者からとったアンケート順位をみると、上位には1991年の2区でまさかの大ブレーキとなった櫛部静二(8位、元早稲田大、1991~1994年)や1996年に優勝候補のエースながら涙の途中棄権に追い込まれた中村祐二(16位、元山学大、1994~1997年)の名前もある。
全ランナーが力を出し尽くす勝負を願いたいが、何が起きるかわからないのが箱根路だ。1月3日の大手町ではどんな結末が待ち受けるのだろうか。
※週刊ポスト2021年1月1・8日号