芸能

中村芝翫不倫騒動 所属事務所が妻・三田寛子の謝罪会見に待った

ふたりの距離は縮まるか(中央は三男の中村歌之助。2020年7月撮影)

ふたりの距離は縮まるか(中央は三男の中村歌之助。2020年7月撮影)

 1月7日、東京・国立劇場の初春歌舞伎公演『四天王御江戸鏑』では、こんな一幕があった。美しい女郎・花咲(尾上菊之助・43才)と夫婦の盃を交わした綱五郎(尾上菊五郎・78才)が、弁の内侍(尾上右近・28才)からも「ずっと慕っておりました」と言い寄られ、「どっちを選ぶの?」となってうろたえる。

 そこで菊五郎が咄嗟に放ったのが、「中村芝翫じゃあるめえし」──このアドリブに観客からは、どっと笑いとやんやの拍手喝采が巻き起こった。

 実はこの日は、中村芝翫(55才)の不倫疑惑を報じた『週刊文春』の発売日。記事によれば、お相手はアンジェリーナ・ジョリー似の23才年下女性で、芝翫は昨年11月下旬、京都ロケにかこつけて、高級ホテルでこの女性と3連泊。しかも240万円もする鏡台をプレゼントしてもらったこともある「貢がれ不倫」だったという。

 冒頭の日の夜、笑いものになった夫の汚名返上のため、ある女性が陰で活発な動きを見せていた。1991年の結婚以来、30年間にわたって芝翫に連れ添ってきた、妻の三田寛子(54才)だ。

「三田さんが歌舞伎座で謝罪会見をしようと画策していたようです。なにしろ三田さんには過去の“成功体験”がありますからね」(梨園関係者)

 芝翫の不倫はこれが初めてではない。三代目中村橋之助を名乗っていた2016年9月、京都の元芸妓との不貞行為が発覚。このとき、夫の窮地を救ったのが、三田の会見だった。雨が降るなか、三田は「深く夫婦で反省しております」と謝罪し、報道陣に気遣いながらどんな質問にも丁寧に答え、離婚については「ないで~す!」と明るく否定した。

 この会見を坂上忍(53才)は『バイキング』(フジテレビ系)で「名会見だ」と絶賛。安藤優子(62才)も『直撃LIVE グッディ!』(フジテレビ系)で「本当に説得力ある話だった」と褒めたたえた。三田の“神対応”で、不倫問題は一件落着。橋之助は1か月後に迫っていた芝翫襲名を無事に乗り切ることができたのだ。

「前回の不倫で“勝ち組”になったのは、実は妻の三田さんでした。世の女性たちを味方につけただけでなく、歌舞伎関係者も三田さんに頭が上がらなくなった。あれを機に三田さんは名実共に梨園の“ゴッドマザー”になったんです。今回も“私が真っ先に出ればなんとかなる”と考えたのではないでしょうか」(前出・梨園関係者)

関連記事

トピックス

降谷健志の不倫離婚から1年半
《降谷健志の不倫離婚から1年半の現在》MEGUMIが「古谷姓」を名乗り続ける理由、「役者の仕事が無く悩んでいた時期に…」グラドルからブルーリボン女優への転身
NEWSポストセブン
警視庁がオンラインカジノ店から押収したパソコンなど(時事通信フォト)
《従業員や客ら12人現行犯逮捕》摘発された店舗型オンカジ かつての利用者が語った「店舗型であれば”安心”だと思った」理由とは?
NEWSポストセブン
橋本環奈と中川大志が結婚へ
《橋本環奈と中川大志が結婚へ》破局説流れるなかでのプロポーズに「涙のYES」 “3億円マンション”で育んだ居心地の良い暮らし
NEWSポストセブン
10年に及ぶ山口組分裂抗争は終結したが…(司忍組長。時事通信フォト)
【全国のヤクザが司忍組長に暑中見舞い】六代目山口組が進める「平和共存外交」の全貌 抗争終結宣言も駅には多数の警官が厳重警戒
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《前所属事務所代表も困惑》遠野なぎこの安否がわからない…「親族にも電話が繋がらない」「警察から連絡はない」遺体が発見された部屋は「近いうちに特殊清掃が入る予定」
NEWSポストセブン
放送作家でコラムニストの山田美保子さんが、さまざまな障壁を乗り越えてきた女性たちについて綴る
《佐々木希が渡部建の騒動への思いをストレートに吐露》安達祐実、梅宮アンナ、加藤綾菜…いろいろあっても流されず、自分で選択してきた女性たちの強さ
女性セブン
看護師不足が叫ばれている(イメージ)
深刻化する“若手医師の外科離れ”で加速する「医療崩壊」の現実 「がん手術が半年待ち」「今までは助かっていた命も助からなくなる」
NEWSポストセブン
(イメージ、GFdays/イメージマート)
《「歌舞伎町弁護士」が見た恐怖事例》「1億5000万円を食い物に」地主の息子がガールズバーで盛られた「睡眠薬入りカクテル」
NEWSポストセブン
キール・スターマー首相に声を荒げたイーロン・マスク氏(時事通信フォト)
《英国で社会問題化》疑似恋愛で身体を支配、推定70人以上の男が虐待…少女への組織的性犯罪“グルーミング・ギャング”が野放しにされてきたワケ「人種間の緊張を避けたいと捜査に及び腰に」
NEWSポストセブン
和久井学被告が抱えていた恐ろしいほどの“復讐心”
【新宿タワマン殺人】和久井被告(52)「バイアグラと催涙スプレーを用意していた…」キャバクラ店経営の被害女性をメッタ刺しにした“悪質な復讐心”【求刑懲役17年】
NEWSポストセブン
女優・遠野なぎこの自宅マンションから身元不明の遺体が見つかってから1週間が経った(右・ブログより)
《上の部屋からロープが垂れ下がり…》遠野なぎこ、マンション住民が証言「近日中に特殊清掃が入る」遺体発見現場のポストは“パンパン”のまま 1週間経つも身元が発表されない理由
NEWSポストセブン
幼少の頃から、愛子さまにとって「世界平和」は身近で壮大な願い(2025年6月、沖縄県・那覇市。撮影/JMPA)
《愛子さまが11月にご訪問》ラオスでの日本人男性による児童買春について現地日本大使館が厳しく警告「日本警察は積極的な事件化に努めている」 
女性セブン