「俺の場合は(不正流用やジャッジの不正といった批判を)認めて会長を辞任したわけやない。何十年も前の“やんちゃ”を持ち出してきたマスコミがあった。ただ、それは何十年も前の話であっても事実やったから、自分で腹を切った。
国会質疑でも森さんを辞めさせろという声があったが、外から辞めさせるのは簡単な話。だけどもうすぐ五輪なんやからね。辞めろというばかりで後継者もおらんというのでは話にならん。それなら最初から森さんにしたらアカン。失言をしたのは森さんなんで、人様からどうこう言われるのではなく、自分で腹を切るなり、最後まで貫くなりすればいい」
「それが男や」──山根氏はそう締めくくった。