「近くの席でパチンコすることが何度かあって、あるときに『私さ、この前別の店で30万円勝ったんだ』と話しかけてきたんですよ。そこから時々、お互いの愚痴を聞き合うような関係になりました」
別の住民も、赤堀容疑者が夫婦でパチンコに興じる姿を何度も見ている。
「あそこは夫婦でパチンコ好きなんだけど、子供の世話があるから“昼夜二交代制”でね。昼は奥さんが、夜は旦那さんが来て打っていたよ。旦那さんは体格が立派で年がら年中、それこそ暑い日も長袖を着ていて肌を見せない。でも、気のいい人ではあるよ」
ちなみに、この夫は赤堀容疑者にとっては2人目の夫にあたる。夫婦の間には、碇容疑者と同じように3人の子供がいて、夫と子供はいまも町内に暮らしている。夫は妻の所業を知っていたのだろうか。直撃すると、一言。
「何も、何も私もわからないんで!」
すべてを知っていて隠しているのか。もしかしたら、彼もまた赤堀容疑者の毒牙にかかった1人なのかもしれない。
“ボス”の話に戻ろう。その後、偶然にも2人の子供は同じ小学校に入学する。
「入学してすぐの授業参観で、赤堀と碇が一緒にいたときにすれ違ったのが、碇と会った最初かな。でも影が薄かったから、報道されるまで顔も忘れていたくらいだからね。顔を合わせたと記憶しているのも、そのときくらい。赤堀があえて、近付けなかったのかもしれないね。私は周りと年も離れていたから、『ママ友づきあいはしない』と公言していたんで。赤堀はそこに付け込んで“ボス”に仕立て上げたのかな」
※女性セブン2021年3月25日号