国内

福岡5才児餓死で逮捕されたママ友 借金を繰り返し夜逃げの過去

元夫・Aさんとの結婚式は2001年に行われた

赤堀容疑者は2001年に式を挙げている

 福岡県で発生した5才男児の餓死事件は、背後で母親を“洗脳”していた知人女性の存在が大きな関心を集めている。母親の碇利恵容疑者(39才)と知人の赤堀恵美子容疑者(48才)が、保護責任者遺棄致死の疑いで逮捕されたのは3月2日のこと。近所の住民が「仲が良かった」と語る家族をメチャクチャにした赤堀容疑者とは、どんな人物なのか。

 赤堀容疑者が生まれた福岡県大川市は、その名の通り、九州最大の河川、筑後川の河口に位置している。上流付近が木材の一大産地にあたるため、古くから大川市は木材の集積地、さらには木工技術を生かした家具の生産地として知られてきた。赤堀容疑者の家も、両親ともに家具メーカーに長いあいだ勤めていたという。近隣住民が語る。

「あそこは熱心に宗教活動をしながら、いまは潰れちまった家具の会社で働いていたんだよ。親父さんの方は、その宗教の機関紙の配達員までボランティアでやっていたからよく覚えている」

 そんな両親の間に赤堀容疑者が生まれたのは、1973年のこと。兄と姉がいる3人きょうだいの末娘として生まれた。

「あの子はなぁ、口は悪いしよく肥えとる子やったけど、心根は優しい子なんよ」

 赤堀容疑者の実父が語る。

「恵美子はな、生まれてすぐ黄疸がひどくてね。産婦人科医もお手上げ。それで総合病院の院長に診てもらったら、『はやく名前をつけて呼んであげた方がいい』って。病気になったけん、『美しく、周りの人に恵まれますように』と、恵美子という名前をつけたと」

 地場産業に勤しみ、信仰心に厚く、娘思いの父親。田舎育ちの朴訥とした家族の風景のように思えるが、赤堀容疑者の実家と関係の深い女性が、一笑に付す。

「貧乏だったら、つましく生きるのが普通だけど、あの一家は人に寄生するのを得意としているところがあったわけよ。恵美子はさ、いわば“一家のサラブレッド”。血統書付きの詐欺師だよ」

 どういうことか。

「祖父母から、両親、そして恵美子ら3人きょうだい、みんな借金ばっかり作ってた。恵美子の母親なんて、“わしが信じてる宗教知っとるじゃろ。信者は嘘はつかんから貸してもらえんやろか”って。いつもそれで借りたまま。同じ宗教の信者に対しても20万円借りたまま返さないで裁判沙汰になったこともあったんだよ」

 この女性も両親の代から、赤堀容疑者の実家からの無心にあっていた。

「あそこの家は、わざわざ高齢の祖父母を連れてきて、その口から言わすことがあったんよ。そういうときは世代の近い私の父に向かって、“こまかときから知っとうやけん(小さい頃から知っている仲だから)”って何度も言ってくる。小さな町だし、情にほだされた父が、数万円を何度も貸してあげていました」

関連記事

トピックス

宮家は5つになる(左から彬子さま、信子さま=時事通信フォト)
三笠宮家「彬子さまが当主」で発生する巨額税金問題 「皇族費が3050万円に増額」「住居費に13億円計上」…“独立しなければ発生しなかった費用”をどう考えるか
週刊ポスト
畠山愛理と鈴木誠也(本人のinstagram/時事通信)
《愛妻・畠山愛理がピッタリと隣に》鈴木誠也がファミリーで訪れた“シカゴの牛角” 居合わせた客が驚いた「庶民派ディナー」の様子
NEWSポストセブン
米倉涼子(時事通信フォト)
「何か大変なことが起きているのでは…」米倉涼子、違約金の可能性を承知で自らアンバサダー就任のキャンセルを申し出か…関係者に広がる不安がる声
NEWSポストセブン
ドイツのニュルンベルクで開催されたナチ党大会でのヒトラー。1939年9月1日、ナチ・ドイツがポーランドに侵攻し、第二次世界大戦が勃発した(C)NHK
NHK『映像の世紀』が解き明かした第二次世界大戦の真実 高精細カラー化されたプロパガンダ映像に映る国民の本音、老いて弱りゆく独裁者の姿
週刊ポスト
大阪・関西万博を視察された天皇皇后両陛下(2025年10月6日、撮影/JMPA)
《2回目の万博で魅せた》皇后雅子さまの気品を感じさせるロイヤルブルーコーデ ホワイトと組み合わせて重厚感を軽減
群馬県前橋市の小川晶市長(共同通信社)
「ドデカいタケノコを満面の笑顔で抱えて」「両手に立派な赤ダイコン」前橋・小川晶市長の農産物への“並々ならぬ愛”《父親が農民運動のリーダー》
NEWSポストセブン
萩生田光一元政調会長が幹事長代行へ起用(時事通信フォト)
《SNSで非難轟々》“裏金議員”萩生田光一氏が党執行部入りの背景 永田町関係者が明かす“総裁選での暗闘”と「香水がとてもいい香り」の珍評価
NEWSポストセブン
個別指導塾「スクールIE」の元教室長・石田親一容疑者(共同通信)
《やる気スイッチ講師がわいせつ再逮捕》元同僚が証言、石田親一容疑者が10年前から見せていた“事件の兆候”「お気に入りの女子生徒と連絡先を交換」「担当は女子ばかり」
NEWSポストセブン
滋賀県を訪問された秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年10月7日、撮影/JMPA)
《再販後完売》佳子さま、ブラジルで着用された5万9400円ワンピをお召しに エレガントな絵柄に優しいカラーで”交流”にぴったりな一着
NEWSポストセブン
真美子さんと大谷が“即帰宅”した理由とは
《ベイビーを連れて観戦》「同僚も驚く即帰宅」真美子さんが奥様会の“お祝い写真”に映らなかった理由…大谷翔平が見計らう“愛娘お披露目のタイミング”
NEWSポストセブン
子宮体がんだったことを明かしたタレントの山瀬まみ
《山瀬まみが7ヶ月間のリハビリ生活》休養前に目撃した“スタッフに荷物を手伝われるホッソリ姿”…がん手術後に脳梗塞発症でICUに
NEWSポストセブン
京都を訪問された天皇皇后両陛下(2025年10月4日、撮影/JMPA)
《一枚で雰囲気がガラリ》「目を奪われる」皇后雅子さまの花柄スカーフが話題に 植物園にぴったりの装い
NEWSポストセブン