国内

予測的中の「MEGA地震予測」 GW中に要警戒の全国5エリア

「MEGA地震予測」を主宰する村井俊治・東大名誉教授

「MEGA地震予測」を主宰する村井俊治・東大名誉教授

 福島、宮城、和歌山、広島……今年に入ってから全国各地で大きな揺れが相次いでいる。その危険をピンポイントで予測し、警鐘を鳴らしていたのが「MEGA地震予測」を主宰する村井俊治・東大名誉教授だ。

 3月は、15日に最大震度5弱の和歌山県北部地震、20日に宮城県沖地震(同5強)が起きるなど、大きな地震が頻発したが、村井氏は本誌・週刊ポスト(3月8日発売号)で「3月20日頃まで」と具体的な時期を明示した上で、〈宮城県と福島県の境目で高低差が広がっており、歪みが大きくなっている〉と指摘。また、近畿を初めて警戒ゾーンに加え、〈和歌山県北部で震度1以上の地震が30回近く起きている〉と警告していた。

 村井氏がいう。

「それ以降も全国で地表の上下動を表わす『異常変動』が確認されています。今後、より大きな地震が起きる可能性がある」(以下、「」内は村井氏)

 MEGA地震予測は、国土地理院が全国約1300か所に設置した電子基準点のGPSデータを使って分析しているほか、昨年からAI(人工知能)による判定を導入。それが予測の精度向上に繋がっているという。

 地震への不安が増すなか、間近に迫ったGWに警戒すべき地域はどこか。

長野北部で「群発地震」

 今回、村井氏が「最警戒ゾーン」として挙げたのが別掲のMAPで示した5つのエリアだ。

 危険度上位3つのゾーンでは3月下旬、一斉に異常変動が観測された。複数の地域で同時期に集中して異常変動が見られることは珍しいという。

■北海道・青森県 太平洋岸警戒ゾーン

 現在、全国で最も地震発生リスクが高いと指南された地域だ。

「根室から釧路にかけて長期的な沈降が見られます。経験則では、これは大地震の直前に確認されることが多い兆候です。4月14日には最大震度3の青森県東方沖地震が起きており、5月上旬までに震度5クラスの地震が起きる可能性があると考えています」

■北信越警戒ゾーン

 4月13日以降、長野県北部で群発地震が起きている。

「3月15日の和歌山県北部地震同様、小地震の頻発後に大地震が起きるというケースは少なくない。新潟県北部では水平方向に大きな動きが見られ、周辺との境目に歪みが溜まっていると考えられます」

関連記事

トピックス

交際が報じられた赤西仁と広瀬アリス
《赤西仁と広瀬アリスの海外デートを目撃》黒木メイサと5年間暮らした「ハワイ」で過ごす2人の“本気度”
NEWSポストセブン
世界選手権東京大会を観戦される佳子さまと悠仁さま(2025年9月16日、写真/時事通信フォト)
《世界陸上観戦でもご着用》佳子さま、お気に入りの水玉ワンピースの着回し術 青ジャケットとの合わせも定番
NEWSポストセブン
秋場所
「こんなことは初めてです…」秋場所の西花道に「溜席の着物美人」が登場! 薄手の着物になった理由は厳しい暑さと本人が明かす「汗が止まりませんでした」
NEWSポストセブン
身長145cmと小柄ながら圧倒的な存在感を放つ岸みゆ
【身長145cmのグラビアスター】#ババババンビ・岸みゆ「白黒プレゼントページでデビュー」から「ファースト写真集重版」までの成功物語
NEWSポストセブン
『徹子の部屋』に月そ出演した藤井風(右・Xより)
《急接近》黒柳徹子が歌手・藤井風を招待した“行きつけ高級イタリアン”「40年交際したフランス人ピアニストとの共通点」
NEWSポストセブン
和紙で作られたイヤリングをお召しに(2025年9月14日、撮影/JMPA)
《スカートは9万9000円》佳子さま、セットアップをバラした見事な“着回しコーデ” 2日連続で2000円台の地元産イヤリングもお召しに 
NEWSポストセブン
高校時代の青木被告(集合写真)
《長野立てこもり4人殺害事件初公判》「部屋に盗聴器が仕掛けられ、いつでも悪口が聞こえてくる……」被告が語っていた事件前の“妄想”と父親の“悔恨”
NEWSポストセブン
世界的アスリートを狙った強盗事件が相次いでいる(時事通信フォト)
《イチロー氏も自宅侵入被害、弓子夫人が危機一髪》妻の真美子さんを強盗から守りたい…「自宅で撮った写真」に見える大谷翔平の“徹底的な”SNS危機管理と自宅警備体制
NEWSポストセブン
鳥取県を訪問された佳子さま(2025年9月13日、撮影/JMPA)
佳子さま、鳥取県ご訪問でピンクコーデをご披露 2000円の「七宝焼イヤリング」からうかがえる“お気持ち”
NEWSポストセブン
長崎県へ訪問された天皇ご一家(2025年9月12日、撮影/JMPA)
《長崎ご訪問》雅子さまと愛子さまの“母娘リンクコーデ” パイピングジャケットやペールブルーのセットアップに共通点もおふたりが見せた着こなしの“違い”
NEWSポストセブン
ウクライナ出身の女性イリーナ・ザルツカさん(23)がナイフで切りつけられて亡くなった(Instagramより)
《監視カメラが捉えた残忍な犯行》「刺された後、手で顔を覆い倒れた」戦火から逃れたウクライナ女性(23)米・無差別刺殺事件、トランプ大統領は「死刑以外の選択肢はない」
NEWSポストセブン
国民に笑いを届け続けた稀代のコント師・志村けんさん(共同通信)
《恋人との密会や空き巣被害も》「売物件」となった志村けんさんの3億円豪邸…高級時計や指輪、トロフィーは無造作に置かれていたのに「金庫にあった大切なモノ」
NEWSポストセブン