芸能

“ゴリエ”復活が話題の芸人ゴリ 沖縄描く映画で監督としても高評価

10数年ぶりにCMにも登場した(2003年撮影。時事通信フォト)

10数年ぶりにCMにも登場したゴリエ(2003年撮影。時事通信フォト)

 久々に“ゴリエ”として地上波に登場したお笑い芸人・ゴリ(48)が話題を呼んでいる。一世を風靡した人気バラエティ番組『ワンナイR&R』(フジテレビ系)の終了から15年、彼はどのような活動を行なってきたのだろうか。その軌跡を追った。

 もともと役者を志し、日本大学芸術学部映画学科へと進学していたゴリ。だがお笑いの世界へと進むために中退すると、故郷・沖縄の中学時代に同級生だった川田広樹を相方に迎え、1995年にお笑いコンビ・ガレッジセールを結成した。

 2000年代に入ると、レギュラー出演していた人気バラエティ番組『笑っていいとも!』(フジテレビ系)や『ワンナイR&R』での活躍をきっかけにブレイク。とりわけ後者の番組内で演じたキャラクター“ゴリエ”は大きな反響を呼び、CDのリリースや雑誌でのモデル活動、さらにNHK紅白歌合戦への出場も果たすこととなった。

 だが次第に『ワンナイR&R』の視聴率は低迷し、2006年に番組が終了。『笑っていいとも!』のレギュラー出演も2009年で終えると、お茶の間で目にする機会は減少するようになっていった。

 一方、ゴリは当初志望していた役者としての活躍が増え、テレビドラマや映画で活躍するようになっていく。加えて、2009年には自身が監督を務めた初の長編映画『南の島のフリムン』が公開。興行的には振るわなかったものの、一部の映画人からは高く評価されていた。

 その後、2016年に製作した短編映画『born、bone、墓音。』で複数の映画賞を獲得すると、2019年には同作品を原案とした長編第2作『洗骨』を本名・照屋年之名義で発表。沖縄の離島に伝わる死にまつわる風習をテーマにした内容で、見事に日本映画監督協会の新人賞を受賞。名実ともに映画監督として認められる存在となった。

 そんな中、今年2月に“ゴリエ”としてYouTubeに登場したゴリ。『ワンナイR&R』時代に共演していたお笑いコンビ・雨上がり決死隊の宮迫博之とコラボレーションを果たし、それぞれのYouTubeチャンネルで動画が公開されると大反響を巻き起こした。どちらもすでに200万回以上の再生回数を記録している。

関連キーワード

関連記事

トピックス

不倫が報じられた錦織圭、妻の観月あこ(Instagramより)
《錦織圭・モデル女性と不倫疑惑報道》反対を押し切って結婚した妻・観月あことの“最近の関係” 錦織は「産んでくれたお母さんに優しく接することを心がけましょう」発言も
NEWSポストセブン
殺人容疑にかけられている齋藤純容疑者。新たにわかった”猟奇的”犯行動機とは──(写真右:時事通信フォト)
〈何となくみんなに会うのが嫌だった〉頭蓋骨殺人・齋藤純容疑者の知られざる素顔と“おじいちゃんっ子だった”容疑者の祖父へ直撃取材「ああ、そのことですか……」
NEWSポストセブン
不倫が報じられた錦織圭(AFP時事)
《美女モデルと不倫》妻・観月あこに「ブラックカード」を渡していた錦織圭が見せた“倹約不倫デート”「3000円のユニクロスウェットを着て駅前チェーン喫茶店で逢瀬」
NEWSポストセブン
お疲れのご様子の雅子さま(2025年、沖縄県那覇市。撮影/JMPA) 
雅子さまにささやかれる体調不安、沖縄訪問時にもお疲れの様子 愛子さまが“異変”を察知し、とっさに助け舟を出される場面も
女性セブン
新キャストとして登場して存在感を放つ妻夫木聡(時事通信フォト)
『あんぱん』で朝ドラ初出演・妻夫木聡は今田美桜の“兄貴分” 宝くじCMから始まった絆、プライベートで食事も
週刊ポスト
不倫が報じられた錦織圭、妻の元モデル・観月あこ(時事通信フォト/Instagramより)
《結婚写真を残しながら》錦織圭の不倫報道、猛反対された元モデル妻「観月あこ」との“苦難の6年交際”
NEWSポストセブン
永野芽郁のマネージャーが電撃退社していた
《永野芽郁に新展開》二人三脚の“イケメンマネージャー”が不倫疑惑騒動のなかで退所していた…ショックの永野は「海外でリフレッシュ」も“犯人探し”に着手
NEWSポストセブン
“親友”との断絶が報じられた浅田真央(2019年)
《村上佳菜子と“断絶”報道》「親友といえど“損切り”した」と関係者…浅田真央がアイスショー『BEYOND』にかけた“熱い思い”と“過酷な舞台裏”
NEWSポストセブン
「松井監督」が意外なほど早く実現する可能性が浮上
【長嶋茂雄さんとの約束が果たされる日】「巨人・松井秀喜監督」早期実現の可能性 渡邉恒雄氏逝去、背番号55が空席…整いつつある状況
週刊ポスト
2人の間にはあるトラブルが起きていた
《浅田真央と村上佳菜子が断絶状態か》「ここまで色んな事があった」「人の悪口なんて絶対言わない」恒例の“誕生日ツーショット”が消えた日…インスタに残された意味深投稿
NEWSポストセブン
ブラジルへの公式訪問を終えた佳子さま(時事通信フォト)
《ブラジルでは“暗黙の了解”が通じず…》佳子さまの“ブルーの個性派バッグ3690レアル”をご使用、現地ブランドがSNSで嬉々として連続発信
NEWSポストセブン
告発文に掲載されていたBさんの写真。はだけた胸元には社員証がはっきりと写っていた
「深夜に観光名所で露出…」地方メディアを揺るがす「幹部のわいせつ告発文」騒動、当事者はすでに退職 直撃に明かした“事情”
NEWSポストセブン