金曜ナイトドラマ『あのときキスしておけば』より(C)テレビ朝日

金曜ナイトドラマ『あのときキスしておけば』より(C)テレビ朝日

山田:なるほど。それから、大石さんにお目にかかったら絶対にうかがおうと思っていたのが、これまで視聴者がイケメンだと気づかなかった役者さんをイケメンにしちゃうワザ!

大石:確かに私は、『大恋愛~僕を忘れる君と』(2018年・TBS系)でムロツヨシさんを、『知らなくていいコト』(2020年・日本テレビ系)で柄本佑サン(34)を二枚目にしましたけど(笑い)。いま思えばなかなかの賭けでしたね。『大恋愛』のときはムロさんのスケジュールが空いているとプロデューサーから聞いたとき、「イケる!」って思ったんです。ご本人も相当不安だったようですけれど。蓋を開けてみたら本当に魅力的で、大成功でした。

山田:本当に。そして柄本佑サンは「こんなにイケメンだったっけ?」とネットが騒然としました。『天国と地獄~サイコな2人~』(TBS系 )でも、やっぱりステキで……。あと大石さんは、『コントレール』で「ネプチューン」の原田泰造サン(51)も二枚目になさいましたよね。私はバラエティー専門放送作家ゆえ、芸人さんがドラマで活躍してくれるのはうれしくって。カンニング竹山サン(50)のお芝居なども大好きなんです。

大石:芸人さんは、役者さんのように長い連続ドラマで役を構築していくのではなく、漫才でもコントでも短い時間で勝負をかけるので集中力が凄まじいんですね。だから、お芝居をやっていただくと、すごくいいんだけど、スケジュールがないのですよ、お笑い系のかたは。私、「ハライチ」の澤部佑サン(35)や、「ロバート」の秋山竜次サン(42)に、私のドラマに出ていただきたくて何度かオファーもしてるんですが、忙しくてつかまらないんです。

30年前も、25才で結婚することを目標にしていた女性は少なかった

山田:さすが、お目が高いです! 最後に、『ヴァンサンカン・結婚』(1991年・フジテレビ系。安田成美演じる25才のOLが、プロポーズを受けた青年医師(石黒賢)と、元恋人だった18才年上の上司(小林稔侍)との間で揺れ動くラブストーリー)から30年が経ち、女性が主役の恋愛ドラマは、どのような変化を遂げてきたでしょうか。

大石:社会風俗は変わってきたけれど、人を恋する気持ちは基本、変わってないんじゃないですかね。だって30年前も、25才で結婚することを目標にしてた女性なんか少なかったと思いますよ。あのタイトルは、当時、私よりずっと年上の男性プロデューサーが考えたものです(笑い)。風俗は変わっていきますが、ドラマはその風俗を追いかけていくのではなく、普遍的な人の心を描くのが使命だと思ってやっています。

関連記事

トピックス

水卜麻美アナ
日テレ・水卜麻美アナ、ごぼう抜きの超スピード出世でも防げないフリー転身 年収2億円超えは確実、俳優夫とのすれ違いを回避できるメリットも
NEWSポストセブン
かつて問題になったジュキヤのYouTube(同氏チャンネルより。現在は削除)
《チャンネル全削除》登録者250万人のYouTuber・ジュキヤ、女児へのわいせつ表現など「性暴力をコンテンツ化」にGoogle日本法人が行なっていた「事前警告」
NEWSポストセブン
撮影現場で木村拓哉が声を上げた
木村拓哉、ドラマ撮影現場での緊迫事態 行ったり来たりしてスマホで撮影する若者集団に「どうかやめてほしい」と厳しく注意
女性セブン
5月13日、公職選挙法違反の疑いで家宅捜索を受けた黒川邦彦代表(45)と根本良輔幹事長(29)
《つばさの党にガサ入れ》「捕まらないでしょ」黒川敦彦代表らが CIA音頭に続き5股不倫ヤジ…活動家の「逮捕への覚悟」
NEWSポストセブン
5月場所
波乱の5月場所初日、向正面に「溜席の着物美人」の姿が! 本人が語った溜席の観戦マナー「正座で背筋を伸ばして見てもらいたい」
NEWSポストセブン
氷川きよしの白系私服姿
【全文公開】氷川きよし、“独立金3億円”の再出発「60才になってズンドコは歌いたくない」事務所と考え方にズレ 直撃には「話さないように言われてるの」
女性セブン
田中みな実、寝る前のスマホ断ちで「顔のエラの張り出しがなくなった」 睡眠の質が高まり歯ぎしりが軽減された可能性
田中みな実、寝る前のスマホ断ちで「顔のエラの張り出しがなくなった」 睡眠の質が高まり歯ぎしりが軽減された可能性
女性セブン
AKB48の元メンバー・篠田麻里子(ドラマ公式Xより)
【完全復帰へ一直線】不倫妻役の体当たり演技で話題の篠田麻里子 ベージュニットで登場した渋谷の夜
NEWSポストセブン
”うめつば”の愛称で親しまれた梅田直樹さん(41)と益若つばささん(38)
《益若つばさの元夫・梅田直樹の今》恋人とは「お別れしました」本人が語った新生活と「元妻との関係」
NEWSポストセブン
被害者の平澤俊乃さん、和久井学容疑者
《新宿タワマン刺殺》「シャンパン連発」上野のキャバクラで働いた被害女性、殺害の1か月前にSNSで意味深発言「今まで男もお金も私を幸せにしなかった」
NEWSポストセブン
広末涼子と鳥羽シェフ
【幸せオーラ満開の姿】広末涼子、交際は順調 鳥羽周作シェフの誕生日に子供たちと庶民派中華でパーティー
女性セブン
NHK次期エースの林田アナ。離婚していたことがわかった
《NHK林田アナの離婚真相》「1泊2980円のネカフェに寝泊まり」元旦那のあだ名は「社長」理想とはかけ離れた夫婦生活「同僚の言葉に涙」
NEWSポストセブン