芸能

初弟子を取った月亭方正 「師匠にいただいた命を受け継ぎたい」

落語家となり14年が経った(提供写真)

落語家となり13年が経った(提供写真)

 落語家の月亭方正がついに弟子を取った──そんなニュースが世間を驚かせてから約1か月。彼はなぜ弟子入りを許したのか。また今後の目標とは何か。本人に話を聞いた。

 もともと“お笑い芸人・山崎邦正”として芸能界で活躍していたものの、2008年より落語家・月亭八方に弟子入りして「月亭方正」の高座名を取得。2013年からは芸名も高座名に改めて落語活動に力を入れてきた月亭方正。2018年には吉本興業が運営する劇場・なんばグランド花月で落語活動10周年記念の独演会を開催し、著書『落語は素晴らしい』を刊行したことも話題を呼んだ。

 そんな月亭方正が5月16日、バラエティ番組『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系)に出演した際に、初の弟子を取ったことを告白。弟子の高座名は本名から一文字取った「柳」と方正の「正」の字を組み合わせ、「月亭柳正(つきてい・りゅうせい)」と命名された。

 これまでも入門を志願した人物が2人いたというものの、弟子入りには至らなかった。そうした中、なぜ柳正は弟子入りが許されたのだろうか。方正はこう語る。

「これは主観でしかないんですけど、僕と合わへんかったら無理なんです。今までいろんな人を見てきて、僕なりの物差しやプロファイリングがあるんですよ。それに照らし合わせて『嫌だ』と思ってしまったら、弟子に取ることはできません。会って話をしたりする中で、そうした人間性を見定めていきます。

 柳正の前に来た2人は、面談をした時に『どうも違うな』と思ってしまった。理不尽かもわからへんけど、これは本当に仕方がないです。けれどもそれは『自分よりも他にもっと相性が良い師匠がいるだろうな』ということでもあるんです。

 柳正は今年の2月半ばに僕のところに来ました。最初に『僕と合わなかったら断るかもしれん』ということはハッキリと言いました。『僕が嫌だと思うことをしたら破門にする』と。それでもいいと彼が言ったので、まずは見習いということで僕のところに来てもらうことになりました」

関連記事

トピックス

大谷翔平の投手復帰が待ち望まれている状況だが…
大谷翔平「二刀流復活でもドジャースV逸」の悲劇を防ぐカギは“7月末トレード” 最悪のシナリオは「中途半端な形で二刀流本格復活」
週刊ポスト
フランスが誇る国民的俳優だったジェラール・ドパルデュー被告(EPA=時事)
「おい、俺の大きな日傘に触ってみろ」仏・国民的俳優ジェラール・ドパルデュー被告の“卑猥な言葉、痴漢、強姦…”を女性20人以上が告発《裁判で禁錮1年6か月の判決》
NEWSポストセブン
ホームランを放った後に、“デコルテポーズ”をキメる大谷(写真/AFLO)
《ベンチでおもむろにパシャパシャ》大谷翔平が試合中に使う美容液は1本1万7000円 パフォーマンス向上のために始めた肌ケア…今ではきめ細かい美肌が代名詞に
女性セブン
ブラジルへの公式訪問を終えた佳子さま(時事通信フォト)
《ブラジルでは“暗黙の了解”が通じず…》佳子さまの“ブルーの個性派バッグ3690レアル”をご使用、現地ブランドがSNSで嬉々として連続発信
NEWSポストセブン
告発文に掲載されていたBさんの写真。はだけた胸元には社員証がはっきりと写っていた
「深夜に観光名所で露出…」地方メディアを揺るがす「幹部のわいせつ告発文」騒動、当事者はすでに退職 直撃に明かした“事情”
NEWSポストセブン
“進次郎劇場”で自民党への逆風は止まったか
《進次郎劇場で支持率反転》自民党内に高まる「衆参ダブル選挙をやれば勝てる」の声 自民党の参院選情勢調査では与党で61議席、過半数を12議席上回る予測
週刊ポスト
異物混入が発覚した来来亭(HP/Xより)
「生肉からの混入はあり得ないとの回答を得た」“ウジ虫混入ラーメン”騒動、来来亭が調査結果を公表…虫の特定には至らず
NEWSポストセブン
左:激太り後の水原被告、右:2月6日、懲役刑を言い渡された時の水原被告(左:AFLO、右:時事通信)
《3度目の正直「ついに収監」》水原一平被告と最愛の妻はすでに別居状態か〈私の夢は彼と小さな結婚式を挙げること〉 ペットとの面会に米連邦刑務局は「ノー!ノー!ノー!」
NEWSポストセブン
“超ミニ丈”のテニスウェア姿を披露した園田選手(本人インスタグラムより)
《けしからん恵体で注目》プロテニス選手・園田彩乃「ほしい物リスト」に並ぶ生々しい高単価商品の数々…初のファンミ価格は強気のお値段
NEWSポストセブン
浅草・浅草寺で撮影された台湾人観光客の写真が物議を醸している(Xより)
「私に群がる日本のファンたち…」浅草・台湾人観光客の“#羞恥任務”が物議、ITジャーナリスト解説「炎上も計算の内かもしれません」
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(時事通信フォト)
《スヤスヤ寝顔動画で話題の佳子さま》「メイクは引き算くらいがちょうどよいのでは…」ブラジル訪問の“まるでファッションショー”な日替わり衣装、専門家がワンポイントアドバイス【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
ヨグマタ相川圭子 ヒマラヤ大聖者の人生相談
ヨグマタ相川圭子 ヒマラヤ大聖者の人生相談【第24回】現在70歳。自分は、人に何かを与えられる存在だったのか…これから私にできることはありますか?
週刊ポスト