「過度な禁則は破綻するんだな」
路上喫煙や路上飲酒で通行人らに迷惑をかける行為は到底許されるものではない。個人の権利云々よりも公共の福祉が優先されるのは当然である。他人の迷惑を顧みない身勝手な行為は批判されても仕方がない。しかし、そういった行動を取っている人々を非難するだけでは、問題の根本解決にならないのも事実である。
問題は喫煙所の閉鎖や、酒類提供制限といった対策が、本当に人々から強い支持を得ているのかどうか、実効性があるのかどうかである。SNS上にはさまざまな意見があふれている。
〈コロナ禍で喫煙所も閉鎖して路上喫煙増えた気もする。状況的な問題ではあるけど過度の禁則は破綻するなんだなって改めて思う〉
〈駅前の喫煙所閉鎖されてたのに開放されたせいでめちゃくちゃ密になってて怖い〉
〈どんどん減っているもんね。コロナのせいでショッピングモール内の喫煙所閉鎖されたし……〉
非喫煙者の声もある。
〈路上喫煙、歩きタバコ増えた気がする。コロナで喫煙所が閉鎖されたりしたから? 迷惑だわ〉
二輪ライダーはこう書き込んでいた。
〈禁煙エリアは拡大するのに喫煙所はどんどん閉鎖され、バイクの駐禁は容赦なく取り締まられるのにバイク駐車場はほとんどなく……〉
酒類提供制限や立ち飲みへの書き込みも多い。
〈梅田は路上飲酒天国です。若い子が2、3人ぶっ倒れていました。20時閉店やから!ってガバガバ飲んだのか。久しぶりに飲んで弱くなっていたのか。ちょっと賑やかになってましたが、潰れてる店も多くて切ない〉
〈20時にライブハウス出たら店全部閉まってるもんな~ そりゃ路上飲酒もするわ〉
〈夜渋谷はどんな感じか通ってみたらカオスだった。これは凄いな〉