50歳以上の視聴率は『サンジャポ』が圧倒だが
「3月には日本テレビ『メレンゲの気持ち』、フジテレビ『とくダネ!』、TBS『噂の!東京マガジン』(BS-TBSに移行)と20~30年続いた長寿番組が終わった。46年続いているテレビ朝日『アタック25』も、9月限りでの終了が発表されました。いずれも、『コア視聴率』の低さが1つの原因だと囁かれています」
松本は6月14日の『ワイドナショー』で、「皆さんが面白いと思ったのに、世帯視聴率が低かったからといって全然悲観しなくてもいいんです。大抵その場合、コア視聴率取ってますから!」と語っていた。
「本人は言わないでしょうけど、同時間帯の『サンジャポ』に対する思いもあるかもしれません。50歳以上の視聴率だと『サンジャポ』が倍以上の差をつけて圧倒しているのですが、49歳以下になると『ワイドナショー』が勝っています。松本さんには、その自負もあったのでは」
編成面を見ると、『サンジャポ』は50歳以上に強い『サンデーモーニング』の流れを引き継いでいる。一方、『ワイドナショー』はC層(4歳~12歳)に強いアニメ『デジモンアドベンチャー』『ワンピース』の後に放送されている影響もあるだろう。
「『サンジャポ』がコメンテーターにYouTuberやTikToker、みちょぱや藤田ニコルというティーン層に人気の高いモデル出身タレントを毎週のように出演させていますよね。これは若年層の数字を狙いに行っているからです。その効果あってか、ティーン層(13歳~19歳)やM1(男性20歳~34歳)、F1(女性20歳~34歳)の視聴率が『ワイドナショー』に肉薄し、層によっては少しだけ上回ったこともありました。ただ、基本的には負けています」
松本の「コア視聴率取ってますから!」発言は、49歳以下の視聴率で『ワイドナショー』が『サンジャポ』を上回っていることへの自信の表れなのかもしれない。