苦労人とか、脇道を歩いてきたとかいわれるキスマイだけに、結果を出さなければ次はない……ということを全員がよ~くわかっているのです。今回は書ききれませんが、そうした評判はドラマの現場でもよく聞かれるようになってきました。
『ザ少年倶楽部プレミアム』(NHK BSプレミアム)での実績が、『NHK紅白歌合戦』初出場へとつながったことは、制作統括の加藤英明チーフプロデューサーの囲み取材で確認しています。
そして『~プレミアム』のフリップショーで、メンバー全員がボケ回答をするので、注意の意味の笛を吹きまくるのは、ますだおかだの岡田圭右サン(52才)。でも、パッケージとしての完成度の高さは、バラエティー専門放送作家の私でさえ、毎回、惚れ惚れさせられる出来です。
事務所の先輩のみならず、芸人さんから育ててもらった苦労人のKis–My–Ft2。長きにわたり、「ワタシごのみ」である理由がよ~くわかりました。
改めまして、デビュー10周年、おめでとうございます。
構成/山田美保子
『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)などを手がける放送作家。コメンテーターとして『ドデスカ!』(メ~テレ)、『アップ!』(同)、『バイキングMORE』(フジテレビ系)、『サンデージャポン』(TBS系)に出演中。CM各賞の審査員も務める。
※女性セブン2021年9月23日号