綾瀬の母が、詐欺まがいの投資話と1億近い資金をつぎ込んだ騒動を語った

7月下旬、綾瀬(右)は拳を上下させ、鬼の形相でA氏の息子の税理士(左)に訴えかけていた

身分は明かさないのが「セレブ会」のルール

 綾瀬の父は農家の出身で、母はいまも農作業に精を出す。両親は東京でひとり頑張る綾瀬を思いやり、旬の野菜や果物を娘のもとによく送っていた。父の死後、地元で穏やかに暮らす母のもとに舞い込んだのが、ある投資話だった。綾瀬家の知人が打ち明ける。

「はるかちゃん(実際は綾瀬の本名)のお母さんは事務所の代表を務めていますが、会社の経営に詳しいわけではありません。だからお金に関する相談は、綾瀬家が代々お世話になっている地元の税理士さん(以下、A氏)にお願いしていました。そのA氏がお母さんに『この低金利時代に、現金を銀行に置いておくのはもったいない。運用してみたらどうですか』とすすめたそうです。

 お母さんはお金を増やす気はなかったけど、信頼している先生がそう言うならと、今年の頭くらいにはるかちゃんと設立した個人事務所のお金を、1億円近く投資したのです。芸能界は不安定なので、娘の将来のために何かしてあげたいという気持ちもあったと聞きます」

 A氏の言う通り、銀行に預けるより運用した方がいいという意見はある。問題なのは、彼がすすめた“投資商品”だ。その中身はこうだ。実際に運用するのは、B氏を中心とする30代の3人組の投資グループ。B氏は自身の経歴と運用の仕方を、周囲にこう話している。

 福岡県出身で、将来の夢は映画を撮ることと、サッカークラブを買収すること。一度は就職したが、夢を諦めきれずに、資金作りにつなげるべくスイスの大学院に留学した。そこで投資サークルをつくり、金融大手の現幹部と知り合いになる。その縁からファンドの銘柄の動向を一般の人より早く知ることができ、投資に有利な情報を得られる──。

 昨年の4月頃からこの投資話が出回り、配当は月利2~4%。現在メガバンクの定期預金の金利が年0.002%なのを考えれば、いかに高金利かがわかる。A氏のような仲介者が複数人おり、投資する際は、B氏の個人口座に入金する。投資額は数百万円の人もいれば、億単位の人もいる。金利はなぜか人によってバラバラだという。

「はるかちゃんのお母さんは月3%の利回りがつく契約だったそうです。このご時世にそんな高金利は眉唾ですが、お母さんはA氏にすすめられるまま契約を結びました」(前出・綾瀬家の知人)

 契約後の母を待っていたのは、きらびやかな世界だった。出資者は毎月1回、広島市内の高級ホテルのレストランに集って、豪華な食事に舌鼓を打った。

「この会は『セレブ会』と呼ばれ、ドレスアップした出資者がレストランのテーブルを囲み、主催者が運用状況を説明する会です。参加者は自分の身分を明かさず、連れてきていいのは配偶者と一親等だけというルールがあります。参加者同士は連絡先を交換してはいけないような雰囲気もありました。多くは、高齢者でした」(セレブ会の参加者)

関連記事

トピックス

水原一平氏はカモにされていたとも(写真/共同通信社)
《胴元にとってカモだった水原一平氏》違法賭博問題、大谷翔平への懸念は「偽証」の罪に問われるケース“最高で5年の連邦刑務所行き”
女性セブン
解散を発表した尼神インター(時事通信フォト)
《尼神インター解散の背景》「時間の問題だった」20キロ減ダイエットで“美容”に心酔の誠子、お笑いに熱心な渚との“埋まらなかった溝”
NEWSポストセブン
富田靖子
富田靖子、ダンサー夫との離婚を発表 3年も隠していた背景にあったのは「母親役のイメージ」影響への不安か
女性セブン
尊富士
新入幕優勝・尊富士の伊勢ヶ濱部屋に元横綱・白鵬が転籍 照ノ富士との因縁ほか複雑すぎる人間関係トラブルの懸念
週刊ポスト
大ヒットしたスラムダンク劇場版。10-FEET(左からKOUICHI、TAKUMA、NAOKI)の「第ゼロ感」も知らない人はいないほど大ヒット
《緊迫の紅白歌合戦》スラダン主題歌『10-FEET』の「中指を立てるパフォーマンス」にNHKが“絶対にするなよ”と念押しの理由
NEWSポストセブン
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
女性セブン
水原一平氏と大谷翔平(時事通信フォト)
「学歴詐称」疑惑、「怪しげな副業」情報も浮上…違法賭博の水原一平氏“ウソと流浪の経歴” 現在は「妻と一緒に姿を消した」
女性セブン
『志村けんのだいじょうぶだぁ』に出演していた松本典子(左・オフィシャルHPより)、志村けん(右・時事通信フォト)
《松本典子が芸能界復帰》志村けんさんへの感謝と後悔を語る “変顔コント”でファン離れも「あのとき断っていたらアイドルも続いていなかった」
NEWSポストセブン
水原氏の騒動発覚直前のタイミングの大谷と結婚相手・真美子さんの姿をキャッチ
【発覚直前の姿】結婚相手・真美子さんは大谷翔平のもとに駆け寄って…水原一平氏解雇騒動前、大谷夫妻の神対応
NEWSポストセブン
大谷翔平に責任論も噴出(写真/USA TODAY Sports/Aflo)
《会見後も止まらぬ米国内の“大谷責任論”》開幕当日に“急襲”したFBIの狙い、次々と記録を塗り替えるアジア人へのやっかみも
女性セブン
創作キャラのアユミを演じたのは、吉柳咲良(右。画像は公式インスタグラムより)
『ブギウギ』最後まで考察合戦 キーマンの“アユミ”のモデルは「美空ひばり」か「江利チエミ」か、複数の人物像がミックスされた理由
女性セブン
違法賭博に関与したと報じられた水原一平氏
《大谷翔平が声明》水原一平氏「ギリギリの生活」で模索していた“ドッグフードビジネス” 現在は紹介文を変更
NEWSポストセブン