芸能

俳優・湯本健一「推しが目の前で生きている2.5次元って夢みたいな世界」

(撮影/田中智久)

2.5次元俳優として注目を浴びる湯本健一

 人気アニメやマンガ、ゲームなどの2次元作品を3次元の俳優が演じる舞台「2.5次元」。舞台『おおきく振りかぶって』、ミュージカル「忍たま乱太郎」などで活躍する俳優の湯本健一に、2.5次元の魅力を聞いた。

 * * *
 当初は、将来の夢は声優でした。高校卒業後、養成所に通って声優事務所で演技を学ぶうちに、舞台に興味を持ったんです。2.5次元って、本来はアニメやゲームの中にしかいない、絶対に会えないはずの「推し」が目の前で生きている、夢みたいな世界。自分の好きなアニメが2.5次元になると、とてもワクワクします。

 先日は舞台「デュラララ!!」で、猪野広樹さんが演じる折原臨也が本当にキャラクターそのもので、とても感動しました。

 2019年から出演しているミュージカル「忍たま乱太郎」は、10年以上続いている人気シリーズ。そうそうたる先輩たちから立花仙蔵という役を受け継ぐのは、すごいプレッシャーです。アクションや立ち回りは臆さずできるので、いまは歌を強化中。

 でも、俳優に必要なのは技術だけじゃない。初めて出演した作品で、終演後、うっかり土足のまま舞台に上がってしまったことがあります。共演者の原嶋元久さんがぼくを呼び出して、誰にも見られないように「舞台を掃除してくれるスタッフのかたに申し訳ないだろう」と叱ってくれたんです。「こんなふうにストイックで、気遣いのできる俳優になりたい」と強く思いました。

【プロフィール】
湯本健一/1993年9月29日茨城生まれ。身長175cm。舞台『おおきく振りかぶって』シリーズ水谷文貴役(2018年)、ミュージカル「忍たま乱太郎」第10弾、第11弾立花仙蔵役(2019〜2021年)、舞台『バトリズムステージVOID』ソウジ役(2020年)など。子供の頃からアニメや漫画が大好き。柔道の有段者で、アクションシーンでも活躍。

『ミュージカル「忍たま乱太郎」 第12弾 まさかの共闘!? 大作戦!!』 立花仙蔵役●2021年10月9〜24日/東京・東京ドームシティ シアターGロッソ、2021年10月29〜31日/大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール 舞台「刀剣乱舞」綺伝 いくさ世の徒花  原マルチノ役●2022年出演決定

撮影/田中智久

※女性セブン2021年9月30日・10月7日号

関連記事

トピックス

ビエンチャン中高一貫校を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月19日、撮影/横田紋子)
《生徒たちと笑顔で交流》愛子さま、エレガントなセパレート風のワンピでラオスの学校を訪問 レース生地と爽やかなライトブルーで親しみやすい印象に
NEWSポストセブン
鳥取の美少女として注目され、高校時代にグラビアデビューを果たした白濱美兎
【名づけ親は地元新聞社】「全鳥取県民の妹」と呼ばれるグラドル白濱美兎 あふれ出る地元愛と東京で気づいた「県民性の違い」
NEWSポストセブン
“マエケン”こと前田健太投手(Instagramより)
“関東球団は諦めた”去就が注目される前田健太投手が“心変わり”か…元女子アナ妻との「家族愛」と「活躍の機会」の狭間で
NEWSポストセブン
ラオスを公式訪問されている天皇皇后両陛下の長女・愛子さまラオス訪問(2025年11月18日、撮影/横田紋子)
《何もかもが美しく素晴らしい》愛子さま、ラオスでの晩餐会で魅せた着物姿に上がる絶賛の声 「菊」「橘」など縁起の良い柄で示された“親善”のお気持ち
NEWSポストセブン
『ルポ失踪 逃げた人間はどのような人生を送っているのか?』(星海社新書)を9月に上梓したルポライターの松本祐貴氏
『ルポ失踪』著者が明かす「失踪」に魅力を感じた理由 取材を通じて「人生をやり直そうとするエネルギーのすごさに驚かされた」と語る 辛い時は「逃げることも選択肢」と説く
NEWSポストセブン
大谷翔平(時事通信フォト)
オフ突入の大谷翔平、怒涛の分刻みCM撮影ラッシュ 持ち時間は1社4時間から2時間に短縮でもスポンサーを感激させる強いこだわり 年末年始は“極秘帰国計画”か 
女性セブン
10月に公然わいせつ罪で逮捕された草間リチャード敬太被告
《グループ脱退を発表》「Aぇ! group」草間リチャード敬太、逮捕直前に見せていた「マスク姿での奇行」 公然わいせつで略式起訴【マスク姿で周囲を徘徊】
NEWSポストセブン
11月16日にチャリティーイベントを開催した前田健太投手(Instagramより)
《巨人の魅力はなんですか?》争奪戦の前田健太にファンが直球質問、ザワつくイベント会場で明かしていた本音「給料面とか、食堂の食べ物がいいとか…」
NEWSポストセブン
65歳ストーカー女性からの被害状況を明かした中村敬斗(時事通信フォト)
《恐怖の粘着メッセージ》中村敬斗選手(25)へのつきまといで65歳の女が逮捕 容疑者がインスタ投稿していた「愛の言葉」 SNS時代の深刻なストーカー被害
NEWSポストセブン
俳優の水上恒司が年上女性と真剣交際していることがわかった
「はい!お付き合いしています」水上恒司(26)が“秒速回答、背景にあった恋愛哲学「ごまかすのは相手に失礼」
NEWSポストセブン
三田寛子と能條愛未は同じアイドル出身(右は時事通信)
《梨園に誕生する元アイドルの嫁姑》三田寛子と能條愛未の関係はうまくいくか? 乃木坂46時代の経験も強み、義母に素直に甘えられるかがカギに
NEWSポストセブン
大谷翔平選手、妻・真美子さんの“デコピンコーデ”が話題に(Xより)
《大谷選手の隣で“控えめ”スマイル》真美子さん、MVP受賞の場で披露の“デコピン色ワンピ”は入手困難品…ブランドが回答「ブティックにも一般のお客様から問い合わせを頂いています」
NEWSポストセブン