今度はきちんと制度設計できるか
国民のもっとも身近な施策とはいえ、大きく賛否が分かれるGo Toトラベルだからこそ、「直接的な恩恵を被った人々」「間接的に恩恵がある人々」「基本的には恩恵のない人々」について客観的なデータを元にして分析・数字化し、施策側が広く知らしめることが重要だろう。
完全な相互理解には及ばなくても、賛否それぞれの立場において納得性を高める施策にしなければ前回の二の舞になる。
キャンペーンを打つときは一気にアクセルを踏むことは大切だ。しかし、安心してアクセルを踏むにはしっかりとした設計のエンジン、時にスムーズに加速を促すミッション、そして効きの良いブレーキも重要だ。その役目を誰が担うのか、今度はしっかりとした制度設計を期待したい。