眞子さんに限ったことではないけれど、私たちはメディアに出ている人たちをあまりにも簡単に傷つけている。セリブリティは鋼のメンタルだと何の根拠もなく思い過ぎている。何かちょっとでも揚げ足を取れることがあれば、まるで自分の鬱憤を晴らすように揚げ足を取り続ける。他人の幸せが欠けたからといって、自分が幸せになるわけでもないのに。
◆甘糟りり子(あまかす・りりこ)
1964年、神奈川県横浜市出身。作家。ファッションやグルメ、車等に精通し、都会の輝きや女性の生き方を描く小説やエッセイが好評。著書に『エストロゲン』(小学館)、『鎌倉だから、おいしい。』(集英社)など。最新刊『バブル、盆に返らず』(光文社)では、バブルに沸いた当時の空気感を自身の体験を元に豊富なエピソードとともに綴っている。
どこかすっきりとした表情の小室圭さん(写真/JMPA)
「結婚は生きていくために必要な選択」と述べた眞子さん(撮影/JMPA)
見つめ合い、意を決したかのように席に着いた(撮影/JMPA)
2人で歩みをそろえて会見場に姿を見せた(写真/JMPA)



