芸能

推定資産15億円の役所広司 都内豪邸の「隣の土地」を購入検討の狙い

(時事通信フォト)

(時事通信フォト)

 押しも押されもせぬ日本を代表する俳優の役所広司(65才)。すべてを手に入れたように見える一方で、趣味が高じた自宅の“拡大計画”は止まらない。だが、65才の役所にとっては後々、憂いを残すかもしれない。

「じいさんのロードムービーがやりたいです。もう、いいじいさんになってきたので(笑い)」

 11月21日、『TAMA映画賞』の授賞式で、最優秀男優賞に輝いた役所は今後の目標をそう明かした。20才のときに観劇した劇団俳優座の舞台『どん底』に衝撃を受け、演技の道を志してからすでに45年──日本トップレベルの名優は、プライベートに目を向けると“じいさん”と自虐するには早すぎるほど野望は尽きないようだ。

「都会のオアシス」として親しまれている、緑豊かな都内の閑静な住宅街。四季折々の自然を楽しめる散歩コースのところどころにヨーロッパ風のカフェや雑貨店が充実し、小学校から大学まで教育施設が並ぶ。その一角、ゆるやかな坂道を上ったところにある、白い壁で覆われた3階建ての豪邸が役所の自宅だ。

「純和風の造りで、まるで高級料亭と間違えそうになるほどの風情あるたたずまいです。立派な日本庭園は、役所さんのこだわりがつまっているといいます」(芸能関係者)

 近隣住民が話をつなぐ。

「いまから20年ほど前に、役所さんが引っ越してきました。その時点で築50年は過ぎていた邸宅があったんですが、役所さんがいたく気に入って、購入を決めたと聞いています。とはいえかなりガタがきていたみたいで、早々にいろいろと工事をしていましたね。引っ越し翌年には、隣地を買って増築。いまから5年ほど前にも、大きく増改築していました」

 そうして“自分の城”を作り上げた役所だが、最近になってこんな話が持ち上がっているという。

「実は、近々新たにお隣の土地が空く予定があるそうで、その土地を購入するか悩んでいるそうなんです。自宅の増改築は役所さんの趣味のようなものですが、それを継ぐ人にとっては相続という厄介事になりかねません。役所さんもさまざまなことを考えていると思います」(前出・芸能関係者)

「役所勤め」だったから“役所”広司

 長崎県出身の役所は、高校卒業後に東京への憧れを胸に上京。公務員試験を受け千代田区役所に就職したが、遅刻を繰り返すような不良職員だった。そんなとき、知り合いからチケットを譲ってもらった『どん底』の舞台を見て俳優を志し、仲代達矢(88才)が主宰する演技塾「無名塾」の門を叩いた。「役所」という芸名は、役所勤めをしていたからという理由で仲代がつけたものだ。

関連キーワード

関連記事

トピックス

「高市答弁」に関する大新聞の報じ方に疑問の声が噴出(時事通信フォト)
《消された「認定なら武力行使も」の文字》朝日新聞が高市首相答弁報道を“しれっと修正”疑惑 日中問題の火種になっても訂正記事を出さない姿勢に疑問噴出
週刊ポスト
ラオスへの公式訪問を終えた愛子さま(2025年11月、ラオス。撮影/横田紋子)
《愛子さまがラオスを訪問》熱心なご準備の成果が発揮された、国家主席への“とっさの回答” 自然体で飾らぬ姿は現地の人々の感動を呼んだ 
女性セブン
地元コーヒーイベントで伊東市前市長・田久保真紀氏は何をしていたのか(時事通信フォト)
《シークレットゲストとして登場》伊東市前市長・田久保真紀氏、市長選出馬表明直後に地元コーヒーイベントで「田久保まきオリジナルブレンド」を“手売り”の思惑
週刊ポスト
26日午後、香港の高層集合住宅で火災が発生した(時事通信フォト)
《日本のタワマンは大丈夫か?》香港・高層マンション大規模火災で80人超が死亡、住民からあがっていた「タバコの不始末」懸念する声【日本での発生リスクを専門家が解説】
NEWSポストセブン
夜の街にも”台湾有事発言”の煽りが...?(時事通信フォト)
《“訪日控え”で夜の街も大ピンチ?》上野の高級チャイナパブに波及する高市発言の影響「ボトルは『山崎』、20万〜30万円の会計はざら」「お金持ち中国人は余裕があって安心」
NEWSポストセブン
大谷と真美子さんを支える「絶対的味方」の存在とは
《ドッグフードビジネスを展開していた》大谷翔平のファミリー財団に“協力するはずだった人物”…真美子さんとも仲良く観戦の過去、現在は“動向がわからない”
NEWSポストセブン
東京デフリンピックの水泳競技を観戦された天皇皇后両陛下と長女・愛子さま(2025年11月25日、撮影/JMPA)
《手話で応援も》天皇ご一家の観戦コーデ 雅子さまはワインレッド、愛子さまはペールピンク 定番カラーでも統一感がある理由
NEWSポストセブン
山上徹也被告(共同通信社)
「金の無心をする時にのみ連絡」「断ると腕にしがみついて…」山上徹也被告の妹が証言した“母へのリアルな感情”と“家庭への絶望”【安倍元首相銃撃事件・公判】
NEWSポストセブン
被害者の女性と”関係のもつれ”があったのか...
《赤坂ライブハウス殺人未遂》「長男としてのプレッシャーもあったのかも」陸上自衛官・大津陽一郎容疑者の “恵まれた生育環境”、不倫が信じられない「家族仲のよさ」
NEWSポストセブン
11月24日0時半ごろ、東京都足立区梅島の国道でひき逃げ事故が発生した(読者提供)
《足立暴走男の母親が涙の謝罪》「医師から運転を止められていた」母が語った“事件の背景\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\"とは
NEWSポストセブン
大谷翔平が次のWBC出場へ 真美子さんの帰国は実現するのか(左・時事通信フォト)
《大谷翔平選手交えたLINEグループでやりとりも》真美子さん、産後対面できていないラガーマン兄は九州に…日本帰国のタイミングは
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 習近平をつけ上がらせた「12人の媚中政治家」ほか
「週刊ポスト」本日発売! 習近平をつけ上がらせた「12人の媚中政治家」ほか
NEWSポストセブン