芸能

「ホラー過ぎる」と話題の桜井ユキ 一味違う、緩急自在な“怪演”

桜井ユキ

クセのある演技で視聴者をざわつかせる桜井ユキ(公式HPより)

 視聴者の予想を裏切るスリリングな展開で、回を重ねるごとに盛り上がりが増しているドラマ『真犯人フラグ』(日本テレビ系)。主演の西島秀俊(50才)を筆頭に、豪華俳優陣が勢揃いしているが、その中でも注目を集めているのが桜井ユキ(34才)の怪演だ。SNSなどの口コミには、「ホラー過ぎる」「不気味さが増していく」といった言葉が並び、多くの視聴者をザワつかせているようだ。桜井の怪演について、映画や演劇に詳しいライターの折田侑駿さんが解説する。

 * * *
 本作は、プロデューサー・秋元康(63才)をはじめとする、2019年に話題になったドラマ『あなたの番です』(日本テレビ系)の制作陣が再集結したミステリー作品。ドラマ『シェフは名探偵』(テレビ東京系)や朝ドラ『おかえりモネ』(NHK)、映画『ドライブ・マイ・カー』と話題作への出演が続く西島を主演に迎え、愛する家族との平穏な日々を取り戻すため、奮闘する姿を描いている。

 あらすじはこうだ。運送会社・亀田運輸のカスタマーサービス部に勤務する相良凌介(西島秀俊)。妻と娘と息子の4人で平穏な日々を過ごしていた彼は、建築中のマイホームの完成を心待ちにしながら、明るい将来を夢見ていた。ところがある日、凌介の家族が失踪。警察の本格的な捜査が始まるが、SNSやYouTube上では「夫こそが犯人なのでは?」という憶測が広まり、凌介は窮地に陥ることに。周囲の人々の力を借りて、家族を取り戻すため奔走する。

 主演の西島を中心として、豪華なキャスト陣が勢揃いした本作。凌介の妻役には宮沢りえ(48才)、娘役に原菜乃華(18才)、息子役に『晴天を衝け』(NHK)でも注目集めた小林優仁(10才)が配され、凌介の協力者となる存在には芳根京子(24才)、佐野勇斗(23才)のほか、友人役に田中哲司(55才)と迫田孝也(44才)が扮している。そのほか、事件を追う刑事役を渋川清彦(47才)が、凌介を窮地に追い込む悪質YouTuberを柄本時生(32才)が演じ、若手からベテランまで、第一線の俳優たちが集結しているのだ。この面々の中で最も話題を集めているのが、何かと凌介を気にかける存在を演じた桜井ユキである。

関連キーワード

関連記事

トピックス

若手俳優として活躍していた清水尋也(時事通信フォト)
「もしあのまま制作していたら…」俳優・清水尋也が出演していた「Honda高級車CM」が逮捕前にお蔵入り…企業が明かした“制作中止の理由”《大麻所持で執行猶予付き有罪判決》
NEWSポストセブン
「正しい保守のあり方」「政権の右傾化への憂慮」などについて語った前外相。岩屋毅氏
「高市首相は中国の誤解を解くために説明すべき」「右傾化すれば政権を問わずアラートを出す」前外相・岩屋毅氏がピシャリ《“存立危機事態”発言を中学生記者が直撃》
NEWSポストセブン
3児の母となった加藤あい(43)
3児の母となった加藤あいが語る「母親として強くなってきた」 楽観的に子育てを楽しむ姿勢と「好奇心を大切にしてほしい」の思い
NEWSポストセブン
「戦後80年 戦争と子どもたち」を鑑賞された秋篠宮ご夫妻と佳子さま、悠仁さま(2025年12月26日、時事通信フォト)
《天皇ご一家との違いも》秋篠宮ご一家のモノトーンコーデ ストライプ柄ネクタイ&シルバー系アクセ、佳子さまは黒バッグで引き締め
NEWSポストセブン
過去にも”ストーカー殺人未遂”で逮捕されていた谷本将志容疑者(35)。判決文にはその衝撃の犯行内容が記されていた(共同通信)
神戸ストーカー刺殺“金髪メッシュ男” 谷本将志被告が起訴、「娘がいない日常に慣れることはありません」被害者の両親が明かした“癒えぬ悲しみ”
NEWSポストセブン
ハリウッド進出を果たした水野美紀(時事通信フォト)
《バッキバキに仕上がった肉体》女優・水野美紀(51)が血生臭く殴り合う「母親ファイター」熱演し悲願のハリウッドデビュー、娘を同伴し現場で見せた“母の顔” 
NEWSポストセブン
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
《六代目山口組の抗争相手が沈黙を破る》神戸山口組、絆會、池田組が2026年も「強硬姿勢」 警察も警戒再強化へ
NEWSポストセブン
木瀬親方
木瀬親方が弟子の暴力問題の「2階級降格」で理事選への出馬が絶望的に 出羽海一門は候補者調整遅れていたが、元大関・栃東の玉ノ井親方が理事の有力候補に
NEWSポストセブン
和歌山県警(左、時事通信)幹部がソープランド「エンペラー」(右)を無料タカりか
《和歌山県警元幹部がソープ無料タカり》「身長155、バスト85以下の細身さんは余ってませんか?」摘発ちらつかせ執拗にLINE…摘発された経営者が怒りの告発「『いつでもあげられるからね』と脅された」
NEWSポストセブン
結婚を発表した趣里と母親の伊藤蘭
《趣里と三山凌輝の子供にも言及》「アカチャンホンポに行きました…」伊藤蘭がディナーショーで明かした母娘の現在「私たち夫婦もよりしっかり」
NEWSポストセブン
高石あかりを撮り下ろし&インタビュー
『ばけばけ』ヒロイン・高石あかり・撮り下ろし&インタビュー 「2人がどう結ばれ、『うらめしい。けど、すばらしい日々』を歩いていくのか。最後まで見守っていただけたら嬉しいです!」
週刊ポスト
2021年に裁判資料として公開されたアンドルー王子、ヴァージニア・ジュフリー氏の写真(時事通信フォト)
《恐怖のマッサージルームと隠しカメラ》10代少女らが性的虐待にあった“悪魔の館”、寝室の天井に設置されていた小さなカメラ【エプスタイン事件】
NEWSポストセブン