国際情報

中国で流行語トップ10発表 多くが入試戦争や競争社会批判の言葉

流行語トップ10は中国の文学雑誌「咬文嚼字」編集部が発表

流行語トップ10は中国の文学雑誌「咬文嚼字」編集部が発表

 中国では12月、毎年恒例の「今年(2021年)の流行語トップ10」が発表されたが、このなかで、10の流行語のうち4つが中国の入試地獄に代表される競争社会や中国共産党による強権的な統治を批判する言葉だった。習近平国家主席は今年が「百年間なかった大変動」だとしながらも、中国共産党政権が奮闘して、中国共産党創設100周年を乗り切り、豊かな社会を建設したと自画自賛しており、それらの言葉が流行語の上位を占めたものの、それ以外では、実質的に習氏の言葉を否定する内容の流行語が並んでいる。

 流行語トップ10は中国の文学雑誌「咬文嚼字」編集部が発表しているものだが、「咬文嚼字」とは中国の成語で「文章の文字面にばかりこだわり、文章を読むときに字句ばかり詮索し,その真の意味を理解しない」という意味だ。

 今年の流行語の1位は「百年未有之大変局(百年間なかった大変動)」、2位は「小康(ややゆとりのある生活)」、3位は「赶考(力試し)」といずれも習近平氏が重要演説のなか使った言葉で、あくまでも一党独裁体制の国らしい特徴が出ているといえよう。

 これ以外では、8位に「鶏娃(親が子供に詰め込み教育すること)」、9位に「■平(■は身偏に尚。寝そべり現象)」が入っており、いずれも激しい入試戦争や競争社会を批判する言葉となっている。

 4位になった習氏の演説に使われた「双減(ダブル負担軽減)」の二つとは「義務教育段階にある学生の宿題」と「学習塾での受験勉強」を軽減させること意味し、厳しい受験戦争を批判する言葉となっている。

関連キーワード

関連記事

トピックス

全米野球記者協会ニューヨーク支部主催のアワードディナーに出席した大谷翔平と、妻・真美子さん(左/時事通信フォト、右/提供:soya0801_mlb)
《真美子さんが座る椅子の背もたれに腕を回し…》大谷翔平が信頼して妻を託す“日系通訳”の素性 “VIPルーム観戦にも同席”“距離が近い”
NEWSポストセブン
司法省がアンドリュー元王子の写真を公開した(写真/Getty Images)
《白シャツ女性に覆いかぶさるように…》エプスタイン・ファイルで新公開されたアンドリュー元王子とみられる人物の“近すぎる距離感の写真” 女性の体を触るカットも
NEWSポストセブン
(時事通信フォト)
【2・8総選挙「大阪1〜10区」の最新情勢】維新離党の前職が出た2区、維新前職vs自民元職vs野党候補の5区で「公明党票」はどう動くか
NEWSポストセブン
なぜ実の姉を自宅で監禁できたのか──
《“お前の足を切って渡すから足を出せ”50代姉を監禁・暴行》「インターホンを押しても出ない」「高級外車が2台」市川陽崇・奈美容疑者夫妻 “恐怖の二世帯住宅”への近隣証言
NEWSポストセブン
東京拘置所(時事通信フォト)
〈今年も一年、生きのびることができました〉前橋スナック銃乱射・小日向将人死刑囚が見せていた最後の姿「顔が腫れぼったく、精神も肉体もボロボロ」《死刑確定後16年で獄中死》
NEWSポストセブン
間違いだらけの議事録は「AIのせい」(写真提供/イメージマート)
《何でもAIに頼る人たち》会社員女性が告白「ケンカの後、彼から送られてきた”彼女の方が悪い”とAIが回答したスクショ」ほどなく破局
NEWSポストセブン
国際ジャーナリスト・落合信彦氏
国際ジャーナリスト・落合信彦氏が予見していた「アメリカが世界の警察官をやめる」「プーチン大統領暴走」の時代 世界の“悪夢”をここまで見通していた
NEWSポストセブン
高市早苗首相(時事通信フォト、2025年10月15日)
《頬がこけているようにも見える》高市早苗首相、働きぶりに心配の声「“休むのは甘え”のような感覚が拭えないのでは」【「働いて働いて」のルーツは元警察官の母親】 
NEWSポストセブン
ジェンダーレスモデルの井手上漠(23)
井手上漠(23)が港区・六本木のラウンジ店に出勤して「役作り」の現在…事務所が明かしたプロ意識と切り開く新境地
NEWSポストセブン
元日に結婚を発表した女優の長澤まさみ(時事通信フォト)
長澤まさみ「カナダ同伴」を決断させた「大親友女優」の存在…『SHOGUN』監督夫との新婚生活は“最高の環境”
NEWSポストセブン
国際ジャーナリスト・落合信彦氏
【訃報】国際ジャーナリスト・落合信彦氏が死去、84歳 独自の視点で国際政治・諜報の世界を活写 
NEWSポストセブン
薬物で急死した中国人インフルエンサー紅紅(左)と交際相手の林子晨容疑者(右)(インスタグラムより)
「口に靴下を詰め、カーテンで手を縛り付けて…」「意識不明の姿をハイ状態で撮影」中国人美女インフルエンサー(26)が薬物で急死、交際相手の男の“謎めいた行動”
NEWSポストセブン