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危ない!「天皇皇后両陛下の車列にタクシーが」ハプニング一部始終

鉄道路線の成り立ちや歴史には、日本の皇室が大きくかかわっている(宮内庁提供)(写真/JMPA)

まさかのハプニング発生(写真/JMPA)

 皇室行事が並ぶ年末年始は、皇族方のお出ましの様子がメディアで報じられる機会も増える。2021年12月23日、上皇陛下が米寿を迎えられた。同日、天皇皇后両陛下は祝賀のため仙洞仮御所に足を運ばれたが、その直前、大きなハプニングが起きていた。

「長年両陛下のお出ましを見てきましたが、こんなことははじめてでびっくりしました。両陛下が乗られている車をはじめ、白バイや警備の車を含めた車列が完全に停止したんです」

 そう興奮気味に話すのはベテランの皇室ファンだ。

 2020年は、コロナ禍の影響で上皇陛下のお誕生日の祝賀行事は見送られたが、2021年は規模を縮小して実施された。水色のドレスと帽子をお召しの雅子さまは、白い手袋をはめた左手を頬の高さまで上げられ、沿道に集まった人に向け、車内から笑顔でお手ふりされていた。

 通常、両陛下がお出かけになる際には、車列は先導の白バイ、前衛の警備車両、両陛下が乗られている車、側近を乗せた車、後衛の警備車両などで編成される。長さはゆうに数十メートルに及ぶ。

 警備上の観点から、両陛下を乗せた車は途中で停車することはない。警察官が信号を操作し、両陛下が通過される際には必ず“青信号”になる。また、付近で規制が行われるため、車列通過時に一般車両が近づくことはない。

 その日も、車列は万が一に備えて歩道との距離を取るため、センターラインをまたぎながらゆっくりと荘厳に進んでいた。ところが―─。

「あと少しで仙洞仮御所の正門というところで、車列が停まりました。なにか起きたのかと驚いていると、反対方向から1台のタクシーが走ってきたんです」(前出・皇室ファン)

 沿道の警備にあたっていた警察官は、交通規制の際に使う赤い誘導棒を振りながらホイッスルを激しく吹きならす。車列の白バイは両陛下を乗せた車をガードするように左右にぴたりと張り付いた。

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