芸能

朝ドラ主演の深津絵里 49才でも18才役がハマるのはなぜか

深津絵里との共演は?(時事通信フォト)

ヒロイン・るい役が絶賛されている深津絵里(時事通信フォト)

 臨床心理士・経営心理コンサルタントの岡村美奈さんが、気になったニュースや著名人をピックアップ。心理士の視点から、今起きている出来事の背景や人々の心理状態を分析する。今回は、朝ドラ『カムカムエヴリバディ』(NHK)でヒロインを務める深津絵里について。

 * * *
 NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』でヒロイン“るい”を演じている深津絵里さんが話題になっている。彼女が登場した第39回の視聴率は、番組最高の17.9%を記録したというから、それだけ深津さんに対する人々の関心が高かったということだろう。

 それでなくても今回の朝ドラは、戦前から現代まで、ラジオ英語講座とともに歩んだ3世代を3人のヒロインが紡ぐ100年の物語という、朝ドラ史上初の試みとして注目が集まった。母親の安子を上白石萌音さんが、安子の娘・るいを深津さんが、そしてるいの娘・ひなたを川栄李奈さんが演じるのだ。

 個人的には、1997年に放送されたドラマ『踊る大捜査線』(フジテレビ系)で深津さんが演じた、湾岸署刑事・恩田すみれ役の真っ直ぐで柔らかさと硬さ、弱さと強さを持ち合わせた演技が大好きだ。その他にも、映画『悪人』や『ステキナ金縛り』、『岸辺の旅』などでその役に応じて多彩な表情を見せてきた印象がある。最近はPascoの食パン「超熟」のCMでその顔を見るぐらいで、連続ドラマの出演は13年ぶりになるという。

 久方ぶりのドラマ出演が朝ドラのヒロイン。それもるいは1944年生まれで登場時の年齢は18才という設定だ。それに対し深津さんの実年齢は49才。歳を聞いて、「彼女ももうそんな年齢になっていたのか」と驚いた。実年齢を知らなければ、まだ30代だと思っていただろう。13年という年月が彼女の年齢を止めていた気すらする。

 女優は実年齢より若く見える人が多い。見た目が若いということは「主観年齢」も若いのだと思う。主観年齢とは、自分に対して感じる心理的な年齢のイメージのこと。深津さんもきっとこれに当てはまるのではないだろうか。

関連キーワード

関連記事

トピックス

高校時代の安福久美子容疑者(右・共同通信)
《「子育ての苦労を分からせたかった」と供述》「夫婦2人でいるところを見たことがない」隣人男性が証言した安福容疑者の“孤育て”「不思議な家族だった」
活動再開を発表した小島瑠璃子(時事通信フォト)
《輝く金髪姿で再始動》こじるりが亡き夫のサウナ会社を破産処理へ…“新ビジネス”に向ける意気込み「子供の人生だけは輝かしいものになってほしい」
NEWSポストセブン
中国でも人気があるキムタク親子
《木村拓哉とKokiの中国版SNSがピタリと停止》緊迫の日中関係のなか2人が“無風”でいられる理由…背景に「2025年ならではの事情」
NEWSポストセブン
トランプ米大統領によるベネズエラ攻撃はいよいよ危険水域に突入している(時事通信フォト、中央・右はEPA=時事)
《米vs中ロで戦争前夜の危険水域…》トランプ大統領が地上攻撃に言及した「ベネズエラ戦争」が“世界の火薬庫”に 日本では報じられないヤバすぎる「カリブ海の緊迫」
週刊ポスト
ケンダルはこのまま車に乗っているようだ(ケンダル・ジェンナーのInstagramより)
《“ぴったり具合”で校則違反が決まる》オーストラリアの高校が“行き過ぎたアスレジャー”禁止で波紋「嫌なら転校すべき」「こんな服を学校に着ていくなんて」支持する声も 
NEWSポストセブン
24才のお誕生日を迎えられた愛子さま(2025年11月7日、写真/宮内庁提供)
《12月1日に24才のお誕生日》愛子さま、新たな家族「美海(みみ)」のお写真公開 今年8月に保護猫を迎えられて、これで飼い猫は「セブン」との2匹に 
女性セブン
新大関の安青錦(写真/共同通信社)
《里帰りは叶わぬまま》新大関・安青錦、母国ウクライナへの複雑な思い 3才上の兄は今なお戦禍での生活、国際電話での優勝報告に、ドイツで暮らす両親は涙 
女性セブン
東京ディズニーシーにある「ホテルミラコスタ」で刃物を持って侵入した姜春雨容疑者(34)(HP/容疑者のSNSより)
《夢の国の”刃物男”の素顔》「日本語が苦手」「寡黙で大人しい人」ホテルミラコスタで中華包丁を取り出した姜春雨容疑者の目撃証言
NEWSポストセブン
石橋貴明の近影がXに投稿されていた(写真/AFLO)
《黒髪からグレイヘアに激変》がん闘病中のほっそり石橋貴明の近影公開、後輩プロ野球選手らと食事会で「近影解禁」の背景
NEWSポストセブン
秋の園遊会で招待者と歓談される秋篠宮妃紀子さま(時事通信フォト)
《陽の光の下で輝く紀子さまの“レッドヘア”》“アラ還でもふんわりヘア”から伝わる御髪への美意識「ガーリーアイテムで親しみやすさを演出」
NEWSポストセブン
ニューヨークのイベントでパンツレスファッションで現れたリサ(時事通信フォト)
《マネはお勧めできない》“パンツレス”ファッションがSNSで物議…スタイル抜群の海外セレブらが見せるスタイルに困惑「公序良俗を考えると難しいかと」
NEWSポストセブン
中国でライブをおこなった歌手・BENI(Instagramより)
《歌手・BENI(39)の中国公演が無事に開催されたワケ》浜崎あゆみ、大槻マキ…中国側の“日本のエンタメ弾圧”相次ぐなかでなぜ「地域によって違いがある」
NEWSポストセブン